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庭⇒駐車場DIY(第20日)駐車場区画線 ~今日の課題~

★今日の課題★
D.I.Y.で庭を削って駐車場にする
第20日:駐車場区画線




駐車ます

 駐車場の1区画あたりの寸法は法的な定めは無いようです。

 いわゆる車庫証明(自動車保管場所証明申請書)の申請をする際にも、対象となる自動車の寸法と、駐車位置の概要を記載しますが、何メートル以上でないと認めないとは書かれていません。

 国土交通省の指針によれば、『駐車ますの大きさは、設計対象車両に応じて、表-2.4.1に示す値以上とすることを原則とする』と書かれています。

設計対象車両長さ幅員
軽自動車3.6m2.0m
小型乗用車5.0m2.3m
普通乗用車6.0m2.5m
小型貨物車7.7m3.0m
大型貨物車およびバス13.0m3.3m
表-2.4.1 駐車ますの大きさ

[Link] 国土交通省: 駐車場設計・施工指針について, 平成6年9月28日建設省道企第63号


 上記は都市計画上の駐車スペースで、1台単体で考えている場合には適したサイズのようです。

 ただし、月極駐車場や商業施設等の駐車場では、何台も横並びになるので、隣接スペースで共用できる部分があるため、必ずしも指針どおりに作られている訳ではなさそうです。

 どことは言えませんが、ショッピングモール等で実測したところ、だいたい2.4mくらいでした。狭いところでは2.3mという所もありました。それでも普段、買物に行けば駐車していますし、特にトラブルも無かったと思います。

 奥行きは、コインパーキングや月極駐車場ですと4.8m~5mのところがほとんどでした。
 商業施設ではショッピングカートを押して人が通る事を想定しているのか、車輪止めの後方にゆとりがある傾向がみられますが、そのスペースに車は入れないので、区画線だけで見れば月極駐車場と同様に5mほどでした。




補助線から引く

 駐車場内に区画線を引くにあたり、まずは補助線を引きました。

 テント用ロープという物をアマゾンで調達して、それを補助線としました。径が4~5mm程のナイロン製のロープです。

 まずは駐車場入り口近くの壁から5mの位置にペグを1本、奥側でも同じく5mの位置にペグを打ち込みました。
 この2つのペグにテント用ロープを掛けて、ピンと張る様にして補助線を引きました。

 これを奥行5mの駐車場の補助線とします。
 この線は残しておくようにはしますが、いずれ消えても良いものとして扱います。

 駐車スペースの両サイドの線は区画線として使いますが、その線の先端がこの補助線の位置になるようにする事で、いずれの駐車スペースでも区画線の先端が揃います。

パラコード/テントロープ
パラシュートコードという特殊用途のロープです。耐荷重性が高い事で知られています。ハサミが無いと切れないので、駐車場で車に踏まれても簡単にはほつれないようです。




区画線を敷設

 テント用ロープ(パラロープ)を碁盤の目状に敷設したあとで、トラロープで区画線を明示していきました。

 補助線が交差する位置で、念のためレーザー距離計で再測定しながらペグを打ち込み、トラロープを敷設しています。

 この区画線の敷設は、ユーザーに直接影響するので、気を遣う作業なのですが、今回は補助線を引いてからの作業でしたのでスムースに事が運びました。

 次回以降も必ず補助線を引いてから、区画線を張ると思います。

細い橙色の補助線と、太い黒/黄色の区画線



ひとまず終了!

 この区画線の敷設により、当初予定していた作業は終了しました。

 まだまだ雨の多い季節なので、新たに駐車が始まる位置では砂利の補充などが必要だと思いますが、とりあえず形としてはスタートできました。

Before
After



振り返り

 この計画が動き出した2021年4月頃は、このような計画でした。


 だいたい、この計画どおりに進んだと思います。

 途中、大きな石が出て来て移動に困ったり、数トン分の土の行き場に困ったりしましたが、何とか片付きました。

 特に、残土処分については、ジモティで『欲しい!』と言って頂ける方が多く居りましたので、皆様のお陰で短期間で搬出することができました。


 以前、駐車場の区画線を引いたりした際には、巻き尺を使って地道に測定しましたが、今回はレーザー墨出し器とレーザー距離計を導入したので、非常に作業が捗り、なおかつ精度が高まりました。

VOICE レーザー墨出し器 5ライングリーンレーザー Model-G5
5ライングリーンレーザー出力が可能で、4方向大矩ライン照射します。アプリからの遠隔操作ができ一人での作業を補助してくれます。精度は悪くないと思います。レーザーの強さ(線の太さ)を調整できる点は良いと思います。バッテリが2個附属され、充電しながらACアダプタで動作させ続ける事もできますので電源に関する不満はないです。専用ケースもあり、良いと思います。私は三脚と受光器も一緒に買いました。屋外作業では必須だと思います。


 庭として残る部分と、駐車場に変わる部分の境界は、ブロックを積んで対処しました。

 プロ仕様ではなく、DIYだから許されるような、緩い工法ではありますが、見た目にはそれっぽく映っています。

 土砂崩れを起こすほどの高い山でも無いですし、かりに土が崩れても人が怪我をするような量ではないと思いますので、この程度で落ち着いてくれればなと思っています。
 これ以上の盛り土が必要になれば、プロに委託します。


 生垣の撤去とフェンス敷設は外構業者さんに依頼しましたが、こちらはキレイに仕上がり、近所の方からも好評をいただきました。

 なんとなく『うっそう』としていた部分が、スッキリとしたので、近づきやすくなったようです。


 以前は庭だった場所が、今日以降は駐車場として本格的に運用されていきます。

 車1台半くらいのスペースが、3台の駐車場に変わるので、増設できる分、あとは利用者様を探したいと思います。




 だいたいをDIYで、手作業で庭を駐車場に変えて行く作業を記録して参りました。だいぶ時間がかかってしまいましたが、たぶん数十万円分の工事をDIYに置換できたのではないかと思います。

 便利になったと自己満足するのではなく、駐車場として借り手を探し、対価を払うだけの価値を感じてもらえれば、本当に実のある仕事になると思います。

 DIY、過程も大事ですが、やはり結果が大事だと思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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