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浄化槽から白い泡は危険ではない ~今日の課題~

★今日の課題★
浄化槽からあふれ出る白い泡の正体を確認し、泡を止める




白い泡が無尽蔵に

 2021年8月のある日、浄化槽から白い泡がどんどんと湧き出てきました。

 浄化槽の蓋はロックされているので外れませんでしたが、隙間からブクブクと出てきます。

 原因を追究するため、蓋を開けてチェックしました。




中は泡が充満

 蓋を開けてみると中は、泡でした。

 わかったのは、ボコボコという音がする事と、泡があることでした。

 既に水と接触していて妙な化学反応は起きていないので、水をかけて泡を取り除いてみました。

 水を掛けていると、徐々に泡が消えて中の様子がわかりました。




排水をブクブク

 子供が遊ぶシャボン玉。
 シャボン液が入った容器の中で、ストローを吹いたら泡がブクブクと出てくるというのは想像して頂けますでしょうか。

 まさに、その現象を浄化槽内で実践していました。


 浄化槽にはブロアーポンプという、空気を送り出す装置が付いています。

 このブロアーポンプの仕事は、バクテリアを増やすことです。嫌気性菌は別として、多くの菌が空気との接触が増える事で増殖能が高まります。

 以前、研究所に居た時に大腸菌を育てていましたが、シェイキングバス(振盪槽)という試験管を揺らす装置に大腸菌入りの試験管を並べ、大腸菌が好む37℃に設定して一晩放置という事をしていました。
 試験管は何度も揺さぶられ、新鮮な空気が大腸菌に触れる事で15分に1回の分裂、30分で2回、1時間で4回と倍々に増えていき何兆個もの大腸菌になっていました。

 浄化槽内では、生活排水や排泄物をバクテリアの力で分解し、それを排水路へと流しています。

 下の画像がブロアーポンプです。




泡が作られる原因

 今回の泡が大量に作られてしまった原因は、浄化槽に流入した生活排水に含まれる洗剤の絶対量です。

 最近の洗濯機は洗剤を自動投入するので入れ過ぎは防がれていますが、今回は入れ過ぎが一因にあるようです。
 ここには洗濯機が2台あり、1台は新しいパナソニックのドラム型洗濯機、洗剤は自動投入型です。
 もう1台は古い2槽式の洗濯機で『洗剤をたくさん入れるとキレイになる』というイメージでたくさん入れていたようです。

 洗濯機を2台使って色々としたわりに、トイレや風呂はあまり使われなかったので浄化槽内で洗剤が希釈されることなく、たまってしまった結果として泡がブクブクと出てしまいました。




泡が多いとバクテリアが死ぬ

 ブロアーポンプはバクテリアに空気を送るための装置ですが、泡がたくさんあると新鮮な空気との遮蔽壁が作られてしまうため浄化槽内は酸素が少ない状態になります。

 酸素が少なければバクテリアが増えないだけでなく、この泡などを分解しようと闘うバクテリアたちが徐々に数を減らし、最後にはゼロになってしまいます。

 バクテリアは1つあれば分裂して2つに増えますが、ゼロからは1つも生まれません。




バクテリアが居なくなった浄化槽

 バクテリアが居なくなった浄化槽はどうなるかというと、臭くなります。

 様々な汚い物が集まる浄化槽内で、それが処理されずに貯まるので臭いは相当にキツイです。

 加えて、汚泥が溜まる危険性もあります。ドブの底のように、空気が行き届かずヘドロが溜まり、悪臭の悪循環がエスカレートします。

 洗剤なども分解されないので、汚い泡がブクブクと出て来る可能性もあります。

 昔の工業汚染のような状態が、自宅の浄化槽にだけ起こる事になります。




まずは泡の除去

 最初に無泡視野を確保するために、ブロアーポンプを停止します。コンセントを抜けば停止します。

 ブクブクと泡を増やす原因を排除したところで、浄化槽の蓋を開けて水をかけます。
 白い泡であれば、水をかけるだけで消泡していきます。今回は5分程で泡は消滅しました。


 バクテリア保護のため、今回は消泡剤を投入しました。

 見た目も触感も石鹸のような物です。商品名は『アワコロン』です。これを、浄化槽内の水が溜まっている場所に投入します。落下防止の安全柵が設けられているので、アワコロンを割って投入しました。

 最後に大量の水を流して洗剤を希釈します。

 今回はホースで30分程の水まきをしつつ、お風呂から100Lくらいの水を流しました。

 洗剤の濃度低下と、消泡剤の二重の対策で白い泡は消え去りました。

アワコロンはシリコン系消泡剤です。固形なので長期間留置され、効果の持続が期待できます。作業は投入時の1回だけです。



放水用ホースDIY

 浄化槽に大量に水を入れるために、ホースが必要でした。

 最寄りの水栓はホースが使えるようにはなっていたのですが、使いづらい状態でした。水漏れの心配もあり、交換しました。

 蛇口の1つを外し、そこにホース用アタッチメントを取り付けるだけです。

 たったこれだけの作業ですが、水漏れの心配はほぼ無し、ホースの脱着も片手ででき、こんな少額で改善されるならもっと早くからやっておくべきだったなと思いました。

 今回はホースも新調しました。20m巻の軽い商品を選びました。巻くときの軽さが良いです。

よくある水道の蛇口部分に取り付けて使う、ホース用の口金です。
タカギのホースリールです。とにかく軽さが気にっています。20mなら、巻くときの力はさほど要りません。30mは重いです。20mが良いと思います。



バクテリアが死滅したときは

 ゼロになったバクテリアは、放置しておくとゼロのままですので追加する必要があります。

 汚物を分解させるバクテリアとしては、観賞魚用の物がホームセンターなどで簡単に手に入ります。

 下図のMAX 35 BIOは我が家でも長年使い続けてきたバクテリアです。
 凍結乾燥された菌類が瓶に詰められており、小さなスパチュラ1杯だけで60cmの水槽を1週間維持していました。
 至適な酸素と適温が与えられれば勝手に増えてくれます。水槽で言えば濾過機が水槽内に空気を送る装置でもあるので、この中にバクテリアを入れて増やしていました。

観賞魚用に売られているバクテリア。淡水用は浄化槽内でも使えると思います。

 浄化槽用には、専用品が売られています。
 観賞魚用の弱点は、絶対量です。60cmの水槽と浄化槽では容量が違いすぎますので、浄化槽で使える程にバクテリアが増えるまでに時間がかかりすぎます。

 専用品を使う事で、短期間でバクテリアを生着させる事ができます。

 追加投入の場合、トイレから流すだけでも浄化槽に留置できますので、便利です。

四国化成さんの浄化槽バクテリアです。取扱いが簡単なのでプロで無くてもバクテリアを植え付けることができます。



 今回の白い泡の正体は洗濯用洗剤でしたが、原因が違えば対処法も変わる場合があります。

 茶色くて臭い泡が出てきたときは洗剤では無いと思いますので消泡剤は効果を発揮しないと思いますが、バクテリア不足の可能性があるので、バクテリアの投与は有効かもしれません。

 まずは洗剤の使用量に注意するのと、風呂やトイレの使用頻度が減ってしまう旅行中や入院中などは前後で注意するよう心がける事が必要だなと思いました。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

解決
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酸素濃縮器日本語化 ~今日の課題~

★今日の課題★
酸素濃縮器を購入したが、取扱説明書も本体表示も、本体からの音声メッセージもすべて中国語のため、正しい取扱いができないので日本語化に挑戦。




中国の方々のための酸素濃縮器を購入

 新型コロナウイルス感染症への自助として、酸素濃縮器を探したところ、ウチの予算で買える装置があったので調達しました。

 その装置は海外輸出用で開発された感じではなく、おそらく中国の国内流通を考えていたのだと思いますので、表示などはすべて中国語です。

 しかしながら、日本でもアメリカでも販売されているので、日本人の私もありがたく使わさせて頂きたいと思います。




徹底的に中国語

 機器をだいたいの感覚で使ってみようと思っても、字も読めないし音声メッセージもわからない、という状態です。

 下の動画で操作時の音声メッセージがわかります。


 取扱説明書も中国語だらけです。感じだから読めるかというと、そう簡単でも無いです。




酸素濃縮器は『制氧机』

 取扱説明書の表紙を見てわかった事は『使用说明书』が取扱説明書であろうという事ぐらいです。

 雰囲気で言うとタイトルの『小型制氧机』は小型酸素濃縮器と書いてあるだろうと思いますが、たぶんというレベルでした。

 製品名が『SANTAFELL』で『舒坦福』と付記されているので『サンタフェル』とか読むのかなと思うと『シュタンフゥ』『スタンフォ』という発音になるようです。




取扱説明書全ページ日本語化

 COVID-19を罹患してしまった場合、軽症でも酸素飽和度は下がるので、少しでも健全で居るためには酸素を多く取り込みたいと思います。

 そんなしんどいときに中国語辞書を片手に操作とはいかないと思うので、思い切って全ページを日本語化してみました。




表紙

 表紙は、表紙らしい事が書いてありました。

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序文

 表紙裏の序文のところも、いかにも取扱説明書という感じの文章が並んでいます。

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第1章 安全

 第一章は安全に関する事項です。

 輸送や保管に関する温度、湿度、気圧などが記載されています。

 有毒物質の情報も掲載されています。




製品の特徴

 製品の特徴は、どのような人に使う製品であるのか、どのような原理や機能なのかを説明しています。

 技術仕様として細かいデータも掲載されています。

 ここに電圧220V、50Hz、消費電力120Wという記載がありましたので、昇圧機が必要だなとわかりました。

 また、最短動作時間が30分であることがしっかりと書かれています。


 動作原理については、吸着筒のような物が2本あって、AとBを切り替えながら片方ずつ仕事をしているというものです。




製品構造

 製品構造というタイトルは適していないかもしれません。外観しか説明がありません。

(画像クリックで高精細拡大画像表示)

 ここの部分の翻訳はかなり重要でした。

 下図の通り、日本語にすると操作方法がだいたいわかります。マイナスイオンは出るのかどうかわかりませんが、勝手についていました。




使用方法

 準備と操作方法が掲載されていました。

 加湿カップの触り方は中国語でも何となくわかりましが、細かい事は何か注意が要るのかどうか、翻訳してわかりました。

 加湿カップは水を入れなくても良い事がわかりました。
 もちろん、水を入れなければ加湿はされませんが、カビが生えて肺炎になるよりマシかなと思いました。




メンテナンス(清掃)

 普段の清掃、特別な清掃について記載があります。

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トラブルシューティング

 役に立ちそうな、そうでも無さそうな内容です。

 他にどのようなトラブルが発生するのかわかりません。

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サービスへの取組/注意事項

 ここでは保証期間が1年であること、コンプレッサーだけは2年保証することなどが書いてあります。

 下の方のロゴはリサイクルしますという内容です。

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記号解説/梱包リスト

 記号の解説はさほど目新しい感じではありません。

 付属品のリストがようやく理解できました。

 鼻カニュレなどはランダムでのオマケのようです。

 フィルタースポンジ/フェルトは予備が同封されていました。このリストを見て『これがフィルタースポンジかぁ』と理解したところです。

(画像クリックで高精細拡大画像表示)



保証書

 ここは保証書なので和訳してもあまり意味がありませんでした。

 同社の保証規定に基づき、保証する物は保証するし、しない物はしないという普通の内容です。

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裏表紙

 裏表紙には企業名や連絡先などが掲載されていました。

 メールアドレスはありません。

 国際電話で連絡するしか無さそうです。

(画像クリックで高精細拡大画像表示)



日本語化を終えて

 日本語化してみて、とりあえず訳した本人は装置への理解が深まりました。

 自身が感染したとき、この装置を自身で操作するのかわかりませんが、たぶん隔離された部屋で操作してそうです。

 常識を疑うような内容は載っていませんし、特別に注意するのは30分以上は動かすくらいで、あとは多少の操作ミスも致命的では無さそうです。




 今回は、中国語ばかりの酸素濃縮器を日本人でも使えるようにと和訳にチャレンジしました。

 何とか、できました。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

解決

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酸素濃縮器(自助@自宅療養) ~今日の課題~

★今日の課題★
医療崩壊が現実になったとき、自宅療養を強いられる患者が増えると思いますが、医療サービスが受けられない中で生き延びるための手段が必要だと思い、酸素濃縮器の調達を検討しました。




酸素濃縮器とは?

 大気(空気)は窒素が約8割、酸素が約2割です。

 ここから窒素を減らすと酸素の割合が増えます。

 酸素濃縮器とは、大気から窒素を取り除いて酸素の濃度を高くしたガスを製造する装置です。

 100%の純酸素を製造する装置ではありません。
 窒素を全部除去するのは大変ですし、窒素以外の微量ガスもありますので、100%の酸素はつくりません。

 100%酸素が必要な場合は、ガス屋さんから酸素ボンベを調達します。




酸素濃縮器のメリット

 酸素濃度100%が作れないのに酸素濃縮器が使われるのはなぜでしょうか。

 最大のメリットは原材料がタダであり、無尽蔵である事だと考えられます。

 空気と電源さえあれば、どこでも濃度の高い酸素を供給できます。

 維持費がかからないことも重要ですが、酸素ボンベ交換の手間が省けることや、災害等で酸素ボンベの供給が危うくなっても自前で酸素が調達できる利点があります。

 小型家電製品のような物なので、比較的色々な場所へ持ち込めるのも利点の1つになります。




酸素療法

 酸素療法とは、身体が求める酸素量が十分に供給されない状態の人が受ける治療法です。

 肺がダメージを受けている状態だと、いつもどおり呼吸をしても血液に酸素を送り込みづらくなってしまい、結果として身体は苦しさを感じます。

 空気を吸っているときの酸素濃度は20.9%、肺の機能が半減したとき、酸素濃度を倍にすれば理論上は正常を保てます。

 酸素マスクを鼻と口に当て、しっかりと呼吸をして弱った呼吸機能の中でも身体に必要な酸素を自発呼吸でまかないます。

 高濃度の酸素を吸っても追い付かないような肺炎になると、人工呼吸器を使います。




酸素欠乏

 病気で無くても酸素が欠乏して危険な状態になる事があります。

 周囲の酸素濃度が低い場合には呼吸が苦しくなりますので、飛行機の座席には酸素マスクが用意されています。

航空機の客席にも酸素マスクが搭載されている

 工事現場で酸欠が起こる事もしばしばあります。
 消防設備のCO2誤発射による事故はたびたび発生しており、CO2を充満させて酸素濃度を下げて消火する仕組みですので、そこに人が居れば窒息してしまいます。

 地下の共同溝などで作業する人も酸欠の危険が伴うため、地上からダクトを通じて新鮮な空気を送り込んでいますが、万一装置が停止した場合には危険です。

[Link] 労働者健康安全機構(JOHAS): 酸素欠乏症とその対策




在宅酸素療法

 病院で酸素療法が必要な場合は、医療用の酸素供給環境が整備されているので純酸素を使って治療しますが、在宅の場合は酸素濃縮器が使われる場合が多くあります。

 薬機法では酸素濃縮器の目的や効果を『周囲の空気から窒素又は酸素を分離することにより、酸素分圧の高い空気を作り出し、患者に供給すること。』となっています。

 すなわち、治療目的に酸素を濃縮する装置は、医療機器であるという事になります。

 医療機器なので薬事申請が必要ですし、その申請により認証されていない機器を医療用の酸素濃縮器として販売する訳にはいきません。

[Link] PMDA: 能動型機器接続用酸素濃縮器

[Link] PMDA: 能動型機器接続用酸素濃縮器 認証基準




市販の酸素濃縮器

 医療機器を製造するには医療機器製造業の登録、販売元になるには医療機器製造販売業の許可、そして販売するには医療機器販売業許可が必要になります。

 医療機器は国民を危険にさらさないように規制の中で取引されますので、一般に手に入る酸素濃縮器は医療機器では無いと考えて良いと思います。

 ネット通販で見ると酸素カプセルなど業務用の物は数十万円で取引されています。
 業務用ではない機種を探すと楽天市場Yahoo!ショッピングに多数出品があります。




比較検討

 検索をしてみて、気になる機種がいくつかあったのでピックアップします。

 医療機器とほぼ同じというshenpixは値段は高いですが、ネット通販の機種の中では確実性の高い、失敗しない機種だと思います。もし、いま自分が患者で、酸素ボンベも酸素濃縮器も保健所から支給できないと言われたら、これを買いたいと思います。

 その半値くらい、10万円チョットの機種もあります。これも悪く無さそうです。ただし、10万円で失敗したらどうしようかなと思うと、20万円を出しても良いかなぁと悩みます。

 しかし、今回は自助目的で使わないかもしれないので、3万円台あたりが妥当なのかなと思いました。


shenpix『高濃度酸素サーバー』

 医療機器に匹敵するレベルの酸素濃縮器なのではないかと思います。
 このメーカーでは医療機器としての酸素濃縮器を扱っており、その医療機器から少し機能を削って提供されているようです。
 医療機器の認証基準にも示されているJIS規格を取得されているので、この装置が市販品の中で一番良いと思います。

 流量1L/minならば95.5%まで濃度を上げられるとしています。5L/minで87%が本当ならば、相当に良い機種だと思います。

 非医療機器が19万円、最上位機種が26万円くらいです。
 難点は、納期です。人気過ぎて、手に入りづらいです。
 広告で『脳、活性化できます。』と謳ってしまっているので医療機器の広告規制に引っ掛かってしまわないか心配しています。


M1O2-Hybrid(エムワンオーツーハイブリッド)

 こちらは10万円超の家庭用酸素濃縮器です。
 酸素流量2L/minなら90%まで酸素濃度が上げられるとしています。6L/minで45%なので、ある程度の息苦しさには対応できるかもしれません。

 位置づけとしては『酸素バー』のように癒しを求めて酸素を欲する人向けの装置です。
 5千円オフクーポンとかが出ていますが、品物が入荷待ちなのでいつ手に入るかはわかりません。

 最上位機種は最大流量13L/minです。この機種は流量1Lであれば酸素濃度93%まで上げられます。


現実路線の3万円台

 下の4つの画像はどれも同じ機種だと思いますが、販売店が違います。値段はだいたい同じ、どこかが下げれば全体が下がるという感じの価格競争品です。

 公称値が正確であれば93%の酸素を1L/minで製造することができます。50%で4L、30%で7Lを毎分製造するとの事です。




酸素ボンベではダメですか?

 酸素濃縮器を買わずに、酸素ボンベを自宅療養の2週間分備蓄してはどうなのか、という考えもあります。

 まず、医療用酸素ですが容易に入手できません。

 中身は酸素ですので、おそらく溶接などで使われる工業用酸素でも『生きるか死ぬか』という状況であれば使っても良いのではないかと思います。

 物流が確保できている状態で、医療用として使う場合には医療用酸素ボンベに充填された、薬機法上の製造業者が充填した酸素でなければなりません。

 もし備蓄するとなると、どれだけ必要でしょうか。
 1500L充填できるガスボンベがありますが、1分に2L流せば750分、12.5時間で無くなります。14日間・336時間となると27本です。
 1分に2Lは相当に微量な酸素という感じですので、症状が少しでも悪化すれば倍量となるので50本以上の備蓄が必要です。

[Link] 厚生労働省: 平成23年東北地方太平洋沖地震における工業用ガスボンベを医療用ガスボンベとして使用することについて(医療機関及び製造販売業者等への周知依頼), 平成23年3月14日




自助のための酸素濃縮器

 今回の想定は医療崩壊が起こって無症状と軽症は有無を言わさず自宅療養から始まり、調整が付けば宿泊療養もできるという想定です。
 既に中等症や重症で病床は満床状態で、自宅に居て症状が悪化しはじめても入院はおろか、診察すら受けられないという最悪な状況を想定しています。

 こうなるとセルフメディケーション、自分でどうにかしないと生き延びられないという状況です。

 肺炎治療にはお薬が必要なのでそこは医科の介入を待ちますが、とりあえずそれまでに死んでしまわないように酸素を吸ってマラソン中のような呼吸状態から脱したいと考えています。

 そうなるとやはり酸素ボンベより酸素濃縮器が良さそうです。

 予算も限られているので、3万円台の酸素濃縮器を買って、デルタ型への感染に備えることにしました。




中国製の3.5万円くらいの品

 中国のネット通販『京東』(JD.COM)で調べると、日本のネット検索でもヒットしていた商品が出てきました。

 600~800元なので、1元17円で計算すると1万円~1.5万円が現地の相場のようです。
 このまま輸入できれば、日本で買う価格の3分の1ですが、取引方法がわからないので日本のネット通販で買う事にします。


 予算を決めると商品はだいたい絞られてしまったので、あとはショップの良し悪しで選びました。

 レビューを見ると小原商事というショップが良さそうでしたのでそちらで買いました。今回は変圧器とCO2モニター付きを選びました。

 そして、お荷物が届きました。注文してから8日目です。私としては不満はない日数です。
 配達時に不在にしていたので不在票が入っていました。玄関に宅配ボックスがあるのですが、入れてもらえず残念でしたが、早く再配達してくれました。


 開封してみると、中身はこんな感じです。
 本体は誰が見てもわかりますが、あとのアクセサリが重要な物とオマケ的な物が混在しています。


 背面を見るとこのようになっています。

 電源コネクタ部ですが、何か色々な線が使えてしまいそうで怖いです。
 定格は200Vとの事ですが、本体に表示はありません。100Vを差し込んでも壊れはしないと思いますので、たぶん安全だと思います。

 今回は変圧器付きを頼んだので、200Vに変圧(昇圧)して使います。


 基本的には中国人のために中国メーカーが作ったという物を輸入している様子なので、何もかも中国人用です。日本語も英語も出てきません。

 最初の起動から中国語です。


 中国語ばかりですが、雰囲気で使えました。

 流量は1L/min~7L/minまで調整ができます。

 タイマーは30分~4時間まで30分刻みで設定できます。

 マイナスイオン機能が搭載されています。

 操作時のメッセージ音を消す機能があります。




治療に使えるのか?

 これは治療用ではないので、治療には使ってはいけません。
 というのが法律上の建前です。

 今回は医療機器としての酸素濃縮器や酸素ボンベが提供されずに息苦しい時間を過ごす事になったときの、生きるための緊急回避的な考え方で酸素濃縮器を見てみます。

 まず、一般的な事として臨床で用いられる鼻カニュラやマスクによる酸素療法の吸入酸素濃度の目安を見てみます。
 下表は臨床ですので、酸素流量は100%酸素の流量を指します。酸素濃縮器ではありません。

酸素流量鼻カニュラ簡易
酸素マスク
リザーバ付
酸素マスク
[L/min][%][%][%]
124
228
332
436
54040~45
64445~5060
750~5570
855~6080
990
1090~

鼻カニュラ




本機の理論値

 健康な状態であれば1分に10回くらいの呼吸、6秒で1呼吸(サイクル)となります。
 吸気は1秒程で350~500mLくらいを吸いますので、仮に500mL(0.5L)だとすると0.5L/秒、30L/minの速度です。

 この装置は2L/minの設定時に70%の酸素を供給すると言っていますので、理論値で言うと30L/minの内の2L/minが70%、残る28L/minが20.9%の酸素濃度となります。
2L×0.7+28L×0.209=1.4+5.852=7.252L/min
 30L中の7.252Lなので24.17%の酸素濃度を吸っている事になります。

 では6L/minで35%の設定に切り替えるとどうなるのか、計算すると
6L×0.35+24L×0.209=2.1+5.016=7.116L/min
 30L中なので23.72%の酸素を吸っている事になります。

 酸素加の効率で言うと2L/minの設定の方が良い事になります。

 そして、その理論値24.17%とは、臨床使用される鼻カニュラによる酸素療法の『1L/min』と同等になります。
 酸素濃縮器の設定上は2L/minですが、それは工業製品側の数値であって、患者側の数値は1L/minです。

 ただし、注意すべきは製造される酸素が定常流ではない点です。間欠的にプシューっと出てきますので、吸気のタイミングでガスが出ていなければ空気を吸っているのと同じです。

 そこで、リザーバーバッグに酸素濃縮器から吐出されるガスを溜めれば良いかなと思って、試してみました。


 バッグにガスを溜める事はできます。

 2Lのバッグを一杯にしておけば、1回の吸気量0.5L分はまかなえます。

 問題は6秒後に来る次の吸気までに0.5Lを溜められるかです。

 もし、溜められない場合でも、リザーバーバッグに貯めた酸素だけで呼吸するのではなく、部屋の空気も一緒に吸い込めば1回の吸気0.5Lすべてを酸素濃縮器がまかなう必要はなくなります。




ネーザルカニューラ

 とりあえず今回は鼻カニュラの1L/min程度、リザーバーを上手く使えれば2L/minも期待できるかもしれないという程度で考えておくことにします。

 肺が炎症を起こせば酸欠状態になりますが、それが致死的な呼吸苦にならない事を願い、入院先が見つかるまでの数時間は誰かが生き延びられると期待しています。




2台持ちを検討中

 酸素濃縮器1台の能力を追求しても限界があります。

 医療用のハイパワーな物を入手したくても予約待ちで納品がいつになるかわかりません。

 そこで、酸素濃縮器を2台持つ事で、姑息的ですが呼吸を助ける仕事はできるのではないかと考えています。




 今回は、医療崩壊が起こった中での呼吸困難を回避するため、酸素濃縮器を検討し、結局は調達しました。

 以前、カセットガスボンベ式の小型発電機を調達して『いつ使うのか?』と思っていましたが、10年も経たずに役に立ちました。52時間の停電中もエアコンや冷蔵庫が使えて助かりました。

 今回は生命に関わる事ですので、しっかり使えるように、家族のだれもが使えるようにマイマニュアルも整備したいと思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

解決
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羽毛布団をリファで手洗い ~今日の課題~

★今日の課題★
今夏の熱波での感想を期待して、羽毛布団を洗おうと決意しました。ファインバブルシャワー『リファ』(Rifa)を使って汚れを落とせるのかも含めて、チャレンジしました。




リファとはファインバブルシャワーヘッド

 ファインバブルと聞いてピンと来ない人も居るかと思いますが、テレビCMで『ミラブル』や『リファ』などの商品名で出ている技術です。

 小さな気泡を含んだ水で汚れが落ちやすくなるというようなものです。

 シャワーヘッドが有名なのでお風呂で使うイメージですが、シンクに取り付けるタイプもあるので食器洗いなどにも有用です。




羽毛布団の洗濯

 宅配サービスで洗ってくれる業者がたくさんあります。

 今回、お願いしようか迷いましたが、まずは家で洗ってみて、あまりに大変だったら業者委託しようと思いました。

 業者委託のトップシーズンは3~4月頃でしょうか。温かさを感じると手放すと思いますので、その頃は業者さんも忙しいのではないかと思います。10月を過ぎると羽毛布団の季節が近づくので、その頃も少し忙しそうです。
 もし、真夏が暇になる時期ならば、その頃に出した方が丁寧に洗ってくれるかもしれませんが、たぶん機械を使うので差は少ないと思います。


カジタク(イオングループ)

 イオングループの家事の宅配サービス『カジタク』で羽毛布団を依頼すると2点で12,980円という事なので、1枚あたり6,490円です。

 専用の装置を使い、プロ仕上げをしてくれるので、数年に1回の洗濯だと思えば割安かなと思います。


布団専門の宅配クリーニング

 数がまとまるならこちらの布団クリーニングはだいぶ安いです。10枚なら34,000円なので1枚あたり3,400円です。

 1枚でも7,300円なのでまぁまぁな安さだと思います。


ヤマトヤクリーニング

 ウェブの見出しには業界トップクラスの実績があると書かれており、全国対応してくれるので良さそうです。

 最後は『自然乾燥』というのがユニークです。効率的に乾燥機を使うのではなく、田舎で自然乾燥というサービスは珍しいです。

 布団が3~6枚入る『大バッグ』が16,610円なので、6枚入れば2,768円、3枚しか入らなければ5,536円です。羽毛布団だとたぶん3枚、それでも5千円台なので安いです。


リネット

 ネット検索すると広告が出てくるので気になったので調べてみました。3枚で14,080円、1枚4,693円なので安いと思います。

 洗濯作業しているときの参考画像は若めのお兄さんが出てきます。先述のヤマトヤさんはオジサンという感じでしたが、職人という雰囲気がありました。どちらが良いかは、仕上がりを見てみないとわかりません。




家で洗って良いのか?

 そもそも家で洗って良いのかわからず調べてみました。

 アクロンやソフランでお馴染みの『ライオン』(LION)が運営するサイト『Lidea』(リディア)で羽毛布団の洗濯方法が紹介されていたので参考にしました。

 最初にチェックするのは選択表示です。『洗濯おけ』『手洗い』の記号が付いていれば洗濯できます。

 洗濯機を使う場合は、洗濯機の説明書を読む必要があります。我が家の洗濯機は三ツ折にして入れば、洗濯できるという事がわかりました。

 脱水後、速やかに物干しにかけて乾かすようにします。風通しの良い陰干しという事なので、冬場では乾かなそうです。

Lidea
西川ストア

[Link] Lidea: 羽毛布団は自宅の洗濯機で洗える!失敗しない洗い方・干し方をレクチャー

[Link] 西川ストア: 羽毛布団は家庭で洗える!?上手な洗い方と干し方




洗濯機に入らない

 洗濯機に入れば洗濯機を使えたのですが、我が家のドラム式洗濯機には入りませんでした。

 これまでタオルケットや毛布などは洗った事があったのですが、経験的に言うとシングルサイズ、薄めの羽毛布団なら入ったと思います。ダブルは10kg超の洗濯機が必要そうです。

 洗濯機が使えないので、手洗いしか選択肢がありません。




浴槽で踏み洗い

 洗濯機が大丈夫なら、浴槽で踏み洗いしても大丈夫だろうと素人考えで洗ってみました。

 せっかく風呂で洗うので、備え付けの『リファ』を使いました。

 浴槽にリファのシャワーヘッドを入れ、お湯を出すと浴槽の水位が上がる以上に、布団が膨らんできました。

 布団の中の空気が膨張したようですが、表面が濡れていて空気が逃げられず、パンパンに膨らみました。
 リファを使っているので微小気泡、ファインバブルが中に入っていく作用でこうなったのかもしれません。湯温は35℃くらい、気温も35℃くらいなので、温度差はあまりない環境でした。

 ある程度まで湯が貯まったところで、この空気の袋を踏み潰すようにしながら、1室ずつ丁寧に踏み洗いしました。

 1回目は湯だけ、2回目から 浴槽には『おうちクリーニング』(今回はエマール)で使われるような液体洗剤を入れて使いました。
 ある程度まで洗ったら、湯を抜き、布団を踏んで脱水しました。かなり茶色い湯が流れていくのが見えます。

 3回目でも茶色っぽい湯が排水されるのが見えました。

 5回目にはほとんど汚れが見えなくなったので、このあとですすぎをしました。
 洗剤を使うのが5回、すすぎが3回、合計8回です。35℃を超える真夏に、35℃くらいの湯を使って作業したので、汗だくです。




脱水は重要

 洗濯機を使えば機械的に脱水してくれるので、かなり良い感じになると思います。

 足踏みの場合、足で絞った水が布団に再吸収されてしまうので完全な脱水は難しいです。

 ここでしっかり脱水しないと、ベランダまで運ぶのも大変ですし、そのあとの乾燥にも時間がかかります。




陰干しできる場所がなく天日干し

 洗濯のプロからすると、表面が焼けたりするので日陰で干して欲しいと言うでしょう。

 しかしながら、我が家には陰干しできる広いスペースがなく、布団の重さに耐えられる場所がベランダの手すりしか無かったので天日干しとなりました。

 百葉箱の中で気温35℃を超える2021年8月上旬、日なたでは45℃以上でした。
 にも関わらず、乾くまでに3日もかかってしまいました。

 原因は羽毛の偏りです。
 30cm角くらいに細かく分けられた布団ですが、その中の羽毛が塊になってしまいます。外からは中々ほぐせません。
 濡れた羽毛は物理的に下に集まります。何度も布団の向きは替えてみましたが、この塊がほぐれ始めたのは2日目でした。

 3日目はほぼほぐれて、布団が軽くなる速度も劇的に早くなりました。




劣化は見られない

 羽毛が全くダメになったらどうしようかと思っていましたが、そんなことは無かったです。

 洗濯の過程で羽毛が飛び出てくることもなく、乾燥が終わればかなりのふかふか感です。

 臭いはまったくありません。

 布団カバーも洗濯したのですが、布団があまりにキレイになったので、カバーは買い替えてしまいました。ネットで2千円もせず買えるので、たまにしか洗わない布団に合わせて、買い替えても良いかなと思いました。




次回も真夏に手洗い

 布団クリーニングに出せば5~6千円でキレイになるので、もう少し身体が衰えたら業者委託しようと思います。

 身体が動くうちは、真夏に手洗いをしたいと思います。

 これは、毎年の恒例行事にして良いなと思いました。




枕もリファで

 今回、布団のあとに枕も洗いました。

 体積あたりで言うと、布団は汚れが分散しますが枕は集中するので、小さくてもそれなりに汚れが出てきました。

 これは洗濯機でも洗えたのですが、リファの有効性を信じて浴槽で手洗いしました。

 枕は面積が小さいので、リファのミストも使いました。枕に近接してミストで汚れを飛ばそうと考えました。効果があったかどうかわかりませんが、やっている本人は納得です。キレイになった気にはなります。

 リファはシャワーヘッドを浴槽に沈めて湯を出すと『シルキーバス』を作れるので、枕を洗うときもシルキーバスを作りました。

 枕は陰干しできましたが、乾燥にはやはり3日くらいかかりました。




 真夏の暑さを利用して羽毛布団を手洗いしました。

 結果としては満足、良かったと思います。来年もやりますが、年齢とともに体力が落ちているので、いつかは業者委託だと思います。

 最後までお読み頂き、ありがとうございました。

解決
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防犯カメラバックアップ動画の視聴方法 ~今日の課題~

★今日の課題★
防犯カメラのバックアップ映像をパソコンで視聴する方法の確立

 防犯カメラは撮影するだけでなく録画する事に意義があります。問題が発生すれば録画された映像を見て解決策を探ります。

 録画データを見る方法は、録画機(レコーダー)にディスプレイを接続して見る方法と、スマホやパソコンからリモートで見る方法があります。

 録画データは放っておけば上書きされていきますので、事件などがあればバックアップを取る必要があります。

 このバックアップデータが、パソコンで見れないという事象に直面したので、解決策を探しました。




高画質録画

 防犯カメラの録画品質は年々向上しています。

 10年前は100万画素を超えただけでもキレイだなと思っていました。昨年(2020年)は230万画素の防犯カメラに交換して画質が上がった事を実感していましたが、今年(2021年)に入り800万画素の防犯カメラを設置してみて、その画質の高さに驚かされました。

 この800万画素の防犯カメラは知人の所に設置したのですが、設置後半年で警察が何度か映像を見に来られて、他に比較して高画質で良いとの事をおっしゃっていたそうです。




設置した防犯カメラの例

 これまでに800万画素級の防犯カメラは数十台設置しましたが、その中の一例を示します。

 この機種では同時に8chの入力に対応でき、最大8ch同時録画できます。入力があっても録画しないという設定もできます。

8chレコーダー
PoE 800万画素かめら
 PoE給電式の800万画素防犯カメラです。相当にキレイな画像が撮れており、警察からの協力要請で見せた際にも抜群の鮮明さであると言われました。カメラ4台と8chレコーダーがセットになり、更に2TBのハードディスクも搭載しています。2TBで4ch録画すると約20日分を記録できます。これまでにAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングで調達しましたがどれも初期不良などはありません。



H.265

 画像は圧縮してデータとして保存されます。

 前述の機種は圧縮規格が『H.265』です。

 従来のH.264よりも更に圧縮できるので、ハードディスクへの記録期間が延長されました。

 しかしながら、パソコン等で視聴する際にちょっと困ったことが起こりました。




H.265⇒AVI

 防犯カメラのレコーダーに内蔵されたUSBメモリへのバックアップ機能では、動画の拡張子は『.avi』の一択でした。

 このAVIファイルをパソコン(Windows10)のWindows Media Playerで再生すると、音声しか流れませんでした。

 おそらく、コーデックと呼ばれる動画の再生を補助するパッチのような物が無いのだろうと察しはつきましたが、どのコーデックが良いのかなど、よくわかりません。




やみくもに検索

 まずはネット検索。Googleで日本語検索もしましたが、Yahoo!USなども使い英語での検索もしました。中国製の装置なので中国語での検索もした方が良かったのかもしれません。

  • 防犯カメラ パソコン 視聴
  • .avi 防犯カメラ 見れない
  • H.265 .avi codec
  • windows media player codec
  • CCTV .avi codec

 色々なキーワードを入れてみましたが、見つかるのはコーデックではなく、プレイヤーでした。

 Windows Media Player以外のプレイヤーを使えば視聴可能という事ですので、1つ試してみました。




GOM Playerで再生可能

 GOM Playerは便利な動画再生ソフトウェアです。

 2010年頃に使い始めたのですが、当時、2つの動画を同時に流して作業する事があり、Windows Media Playerでは2つ同時ができなかったので、GOM Playerを併用して2つ同時に流していました。

 2014年に使用中止命令が出されたので、アンインストールしたきり7年間、使っていませんでしたが、今回のAVIファイルの再生に使えるのではないかとの情報があったので試してみました。


 画面構成は動画部分が大きく表示されますが、サイドにピックアップ記事や広告が表示されます。

 私はタバコを吸わないのですが、広告はタバコばかりでしたので、こちらの嗜好は吸い上げられていないのかもしれません。

 無料ソフトですので、多少の広告は仕方ないと思います。

GOM Playerで防犯カメラのAVI映像を再生

[Link] 日本経済新聞: 偽サイト誘導で感染 「もんじゅ」パソコン、情報流出の疑い(2014年3月1日)

[Link] 独立行政法人日本原子力研究開発機構: コンピュータウイルス感染に関する調査結果について(2014年2月28日)

[Link] 日本経済新聞: 動画再生「GOM」使ったサイバー攻撃確認 全省庁に注意喚起(2014年1月24日)




やりたいことは再生と編集

 再生だけであればGOM Playerをはじめいくつかの動画再生ソフトでできそうな情報がウェブ上にありました。

 しかしながら、私がやりたい事は再生だけではありません。
 単調な防犯カメラ映像を1時間も見ていられないので、必要な部分だけピックアップして供覧したいので編集が必要になります。

 動画編集ソフトは以下の3つを試しましたが、いずれも動画として受け入れられませんでした。辛うじて音源として取り扱われましたので、AVIファイル自体は読み込めそうです。

  • Adobe Premiere Pro
  • Black Magic Design DaVinci Resolve
  • Corel VideoStudio

 これでは動画編集ができないので、やはりコーデックが必要なのかと思い、改めて検索する事にしました。




hev1

 GOM Playerで動画再生できたので、GOM Playerの中にはコーデックがあるのではと考え、プロパティを調査しました。

 予想通りありました。

 "Format: hev1"と"Codec ID: hev1"の記載がありましたので、この『hev1』という物が何であるかわかれば動画再生できるであろうと考えました。


 この『hev1』をキーワードに検索しましたが、コーデック単体では見つかりませんでした。プレイヤーはありました。

 これ以上の時間をかけるのは無駄と考え、いずれコーデックが見つかる日まで封印することにしました。




動画変換

 ここまでの検索でも何度か拝見させて頂いた『k本的に無料ソフト』のサイトですが、私が使っている動画変換ソフトはこちらで紹介されていた物を長らく使っています。

 Media Coderというフリーソフトですが、ファイルを選択して変換を実行するだけで拡張子を変えたり、縦横比を変えたりできます。

 しかしながら、このAVIファイルはダメでした。
 エラー表示が出てしまい、動画ファイルとして認識してもらえませんでした。

[Link] k本的に無料ソフト: Media Coder




ウェブ上で変換できた

 仕組みはよくわかりませんが、『Convertio』というサイトに動画ファイルをアップロードして変換することに成功しました。

 特に会員登録などは不要で、画面の指示に従ってファイルを選択し、出力したいファイル形式を選ぶだけでした。

 今回は問題のあるAVIファイルを選び、MP4で出力してみました。問題なく変換でき、Windows Media Playerでも再生できました。

 出力はMOVファイルも選択できたので試してみたところ、こちらも問題なく再生できました。

[Link] Convertio


 ただし、1日あたりの変換数上限を超えると操作はできなくなります。

 その場合、月6ドルからの利用プランを勧められるので、必要であれば申し込みます。




結論

 汎用の動画再生ソフトで再生できない動画ファイルは、拡張子を変換することで再生できるようになります。

 防犯カメラの録画データも、変換すればパソコン等で視聴可能でした。




 今回は防犯カメラに残された動画ファイルを取出し、パソコンで視聴する際のトラブルに対応しました。

 レコーダーで視聴すればしっかり映っている事が確認でき、パソコンで再生すれば動画の長さや音は合っているのでファイルは壊れていないと考えられました。

 再生に必要なコーデックを探しましたが、見つからないのでファイルを丸ごと変換するという荒業に出ましたが、これが奏功しました。

 防犯カメラを設置していると警察からの協力要請も少なく無いので、地域の治安維持のため迅速に映像を提供できるように備えておきたいと思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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ウェブプレゼンをスマートに『Alt + TAB』 ~今日の課題~

★今日の課題★
ウェブプレゼンテーションをスマートに!

ショートカットキーを使って、よりスマートに。

 ウェブプレゼンテーションが頻繁に行われるようになって1年が過ぎ、改めてフィジカルに開催されていた頃と比較してみました。

 セミナーの場合、演者、聴講者、主催者の三者が居て成り立ちますが、開催する事が目的ではありません。
 セミナーの聴衆が満足し、次の活動に役立って社会に還元されていく必要があると思います。

 少し観点が違いますが、近江商人の『三方よし』は、売り手と買い手が満足することは当然、社会貢献できてこそ商売といえるという考えです。

[Link] 伊藤忠商事: 近江商人と三方よし

 プレゼンテーションにおいて、聴衆が満足して当然と考えれば、まずはその質を問うべきだなと思いました。
 そして、社会に役立つ内容であれば、なお良いという事も改めて考えてみました。

 いくつかの項目について指差呼称のように『○○よし!』と確認していきます。




通信回線、よし!

 外出自粛が広がり、リモート面談も増えたのですが、いまだに回線を強化できていない企業さんが散見され、『ビデオをオフにしてください』と依頼される事もあります。

 自宅では新築時に有線LANを全室配備しておいたので問題なくできていますが、オフィスにも有線LANをしっかり配備しました。
 それまではWi-Fiでも十分だと思っていましたが、一度だけ通信障害が発生し電波が切断してしまったので、すぐに有線化しました。

 更にバックアップとして、スマホによるテザリングも準備しています。

 今日の時点で、Wi-Fiも有線LANも快調です。

 ときどき、通信状態の都合で伝送が遅延する事もあるようですので、なるべくゆっくり話すようにして、相手にハッキリ聞き取れるようにすると共に、何語か抜け落ちても意味が通じるように心がけています。
 その上で、音響装置も重要だと思います。




音響機器、よし!

 マイクとスピーカーが適切でなければ会話が成り立ちません。

 以前よりオーディオテクニカのマイク付イヤホンを使っていたのですが、これが比較的良い商品だったようで、コロナ流行後に比較してみましたが買い替える必要性は無い事がわかりました。

 ただし、フィジカルな面談をしていた時を思い起こせば、イヤホンをしたまま顔を合わす事は無かったので、会議用のマイク付スピーカーを買いました。
 この商品は1台あれば1拠点に6~8人くらい居ても上手くリモート会議できましたが、周囲がうるさいと2台連結した方が良かったので、一応2台保有しています。

 これらとは別に、収録の場合はピンマイクを使っています。一方的に話すだけですのでスピーカーは使いません。

オーディオテクニカのマイク付イヤホンです。有線タイプです。同社のこのタイプの商品は毎年のように買っています。携行用、職場用、自宅用、車両用、あちこちに置いてあり、スマホで電話するときは必ず使っています。音が良いので音声はもちろんクリアですが、音楽を聴くにも良いです。ウェブ会議にもよく使っています。
AIマイクを内蔵したスピーカーです。これまで10名に満たない会議で不便を感じたことはありません。2台あれば、連結ケーブルでつないで10名以上の会議でも不便を感じず使えます。
300円くらいのマイクですが、優秀だと思います。数千円のマイクを試しましたが、じっとして喋れる人は良いですが、多少動くと音量が変わってしまうので、勝手に付いてきてくれるピンマイクは重宝しています。



カメラ、よし!

 カメラはパソコン内蔵品や古いウェブカメラだと非常にぼやけた感じに映っていました。

 『私を見て!』っていう訳ではないのですが、画像がぼやけていると安っぽく見えてしまいます。

 画面が25分割された内の1人というときは良いですが、プレゼンターとして大画面に表示される場合は、モザイクがかかったような、電波の弱いところに居るような、そんな画像は避けたいところです。

 2020年に最初に調達したのがキヤノンの一眼レフカメラ『EOS90D』です。
 Canon Webcam Utilityというソフトを導入する事で、一眼レフカメラをUSB接続のウェブカメラのように使えるという点でキヤノンを選びました。

[Link] キヤノン: ソフトウエア EOS Webcam Utility


 次にチャレンジしたのが多チャネル型キャプチャデバイスを使ったATEM Mini Pro ISOを使ったキャプチャです。

 ATEM Miniはキャプチャデバイスなので目的通りに使えるのは当然でしたが、カメラ側に難点がありました。

 カメラを置いて、電源を入れて、レンズに映ったそのままをHDMIケーブルから出力して欲しいのですが、これができるカメラが限られていました。

 その後の色々な調査で、対応している機種がたくさん見つかりましたので、私の所ではSONYのHandycamを多用しています。10年落ちの古い機種でも対応していました。


 出張先にATEM Miniを持っていくのは大変なので、小さなキャプチャデバイスを探して、1チャネルタイプを見つけました。

 安価でコンパクト、画像も音声も問題なしですが、熱くなります。発熱注意ですが、燃える程ではありません。


 この1年程で試したカメラは一眼レフカメラ、家庭用ムービーカメラ、コンパクトデジタルカメラ、USBウェブカメラ、パソコン内蔵カメラなどです。

 カメラには三脚も必要でしたし、俯瞰カメラには金物で自作した台を使いました。

 キャプチャデバイスを使う事でカメラの選択肢が広がるので、これは非常に良かったです。他チャネル型のATEM Miniを使うと画角を変えたプレゼンもできるので、自身を俯瞰して撮ったり、商品説明用の拡大画像をリアルタイムで見せたりできました。




映え、よし!

 相手からどう見えるか、見えなくて良い物が見えていないかも重要だと思いました。

 早い時期に『撮影用背景布』という物を調達しました。無地の単色の布です。

 私のデスクの後ろには事務用スチール書庫があり、最初の頃はマグネットで貼り付けたチラシなども映っていました。
 どうしても視線がそちらへ行ってしまうので、話に集中してもらうために背景布を設置しました。

 青色を多用していますが、緑色も用意しています。クロマキーを使うときは緑が良いです。いずれも2,000円でお釣りが来ました。

 明るさも非常に重要でした。

 事務所などで多いのが、天井の蛍光灯が映り込んでしまうケースや、窓の前に座って外光が背中から入ってしまい逆光になってしまうケースです。

 私は真上と正面に照明を置きました。
 ビデオライトという物も買いました。これは光が強すぎて画面が見づらいので滅多に使用していません。




パソコン、よし!

 パソコンのスペックが与える影響も少なくありませんでした。

 2017年に調達した富士通のノートパソコンはカスタマイズ品で、すべてを最高位で選択していました。それなりに高い性能だったと思いますが、グラフィックに関しては弱かったです。

 Macも保有していますが、Illustratorなどの編集ソフトを使うとダウンしてしまう現象が多発したので、これも使えないと判断し新調しました。

 2020年の調達品は『ゲーミングノート』です。
 CPUとは別にGPUを搭載しています。Gはグラフィックです。画像処理能力が高まりました。

 Wordファイルなどを操作しているときは、カーソルのある位置では文字が入力されて変化が起こりますが、画面の9割以上が静止状態、差分ゼロです。

 ウェブ会議などでは、画面中で動きがあるため、グラフィック処理が重くなります。

 更に、自らがプレゼンテーションなどを開始すると、その重さは処理能力を超えそうになるときがあります。
 これが超過に至ると、フリーズしてしまいます。画面が止まる程度で放っておけば直る場合はまだ良いですが、ウェブ会議システムとの接続が切れてしまうと、相当にやっかいです。

 ゲーミングノートの難点は電力です。
 今まで使用してきたビジネスノートと違い、3時間くらいで電池切れになりますし、ACアダプタの電流値も大きいため使えない車内コンセントがときどきあります。




スライド、よし!

 以前から『いつ16:9にしようか』とは考えていましたが、プレゼン会場のプロジェクタが16:9に対応していなければ悲劇的な事になると思って保留にしていました。

 2020年、ウェブセミナーの依頼が来てから、スライドは16:9に変更しました。視聴者のほとんどが16:9の画面、4:3では左右の余白がもったいないと思ったからです。

 16:9にして良かったと思います。視聴者からも隅々まで画面を使っていて良いとの連絡を貰いました。
 ATEM Mini Pro ISOを使っているときは、ワイプで自身の画像も出せるので、スライドの右下にはそうしたスペースを設けるようにしています。

4:3
16:9



ショートカット切替、よし!

 司会や座長から演者の紹介があり、顔を見せてご挨拶をしてからプレゼンテーションに入るというのが一般的だと思います。

 このプレゼンに入るときのまごつきがよく見られます。

 講演でも打合せでも、使う資料は予め立ち上げておくことが重要だと思います。

 パワーポイントの場合は、編集画面とプレゼン画面が異なりますので、この切り替えには時間がかかったり、場合によってはグラフィックのリソースが消費されてフリーズしそうになることもあります。

 そこで有用なのがショートカットキーです。

 まず、パワーポイントの『最初からスライドショー』は【F5】キーを押す事で代替できます。マウス操作不要です。
 編集画面で表示している途中のページからスライドショーを開始したい場合は【Shift】を押しながら【F5】を押します。

 これは『では画面を共有させて頂きます』と言って画面共有してからパワーポイントの操作をする場合には有用ですが、そもそもスライドショー画面にして待機させておけば、画面共有時に最初からスライドショーを表示することができます。

 その方法は以下の通りです。

  1. Zoomなどのウェブ会議システムを起動(任意)
  2. 講演で使うパワーポイントのファイルを開く
  3. キーボードの【F5】を押しスライドショーを開始(全画面表示になる)
  4. キーボードの【Alt】を押しながら【Tab】を押すと起動中のアプリ(ソフト)が一覧表示されるのでZoomなどこれから使う物を選ぶ。Altを押している間だけこの画面は維持され、Tabを押す毎にフォーカスが移動するので、対象のアプリのところにフォーカスが来たらキーボードを離す。
  5. Zoomなどで画面を共有する際に、スライドショーとして開いておいたパワーポイントを選択
  6. 画面共有ができた瞬間からスライドショー画面が表示される
Alt + Tab
Alt + Tabを押したときの画面。Altを押している間は維持される。

 Zoomで画面共有する方法は、Zoomの画面の下段中央にある『共有』や『画面の共有』を使う。
 前提条件として、会議のホスト(管理者)が画面共有を許可している必要があるので、共有ボタンが使えない場合は、ホストに許可を要請します。

 共有ボタンを押すと下図のようなウインドウが開きます。ここに表示されるものは、現在開いているアプリ等になりますので、共有したいファイルは予め開いておく必要があります。

 PDFなどたくさん開いていると、目的の物を上手く開けない事があります。また、メモリを使いすぎて不安定になる事もあるのでなるべくファイルは少なくしておきます。

 スライドショー状態にしてからAlt+TabでZoom会議に参加していた場合、この共有ウインドウにはスライドショー状態のパワポと、編集状態のパワポがあります。
 ここで一発でスライドショー状態のパワポを共有できれば、スマート化の成功です。


 動画を共有する場合、注意が必要でした。

 『音声を共有する』にチェックを入れずに共有してしまい、自分のパソコンでは音声が流れているが、聴衆には聞こえていないという事がありました。

 リハーサルで気づいたので本番では問題なかったのですが、このチェックマークはリハーサルの段階からOnにしておくと良いと思います。




 ウェブでの会議やプレゼンテーションの機会が増え、周囲のリテラシーが高まる中で、こちらも追い付いて行かなければならないなと思う日々です。

 2020年はハードウェアの充実を進めましたが、2021年はソフト面での改良改善を繰り返していこうと思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

解決
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生活・DIY

1坪くらいの場所にイナバ物置を建てて玄米保管庫を保管するDIY ~今日の課題~

★今日の課題★
D.I.Y.で1坪くらいの場所に市販物置(イナバ物置)を設置する




6帖用を踏襲

 前回、イナバ物置の6帖用の製品を設営したので、その方法を踏襲して設営します。




設置場所の確保

 深く考えるほど広い家では無いので、ほぼ即決でしたが、バイクを置いていたスペースを物置の設置場所としました。

 これにより、当面はバイクは野ざらし、屋根の無い場所での保管となります。

 いずれ、屋根付きのバイク置場を確保できるように、お仕事を頑張りたいと思います。

物置の設置場所(バイク駐輪場)



基礎

 物置の基礎は、コンクリートをフラットに敷いて、その上にブロックを置く方法としました。基礎・ブロック・物置はそれぞれ独立しており、ボルトなどで接続されていない状態を想定しています。

 取扱説明書を見て基礎ブロックの四つ角の位置を確認、それと同じ大きさで型枠を組みました。

 隣接する建物(住宅)とも縁が切れているようにするため、基礎などが接しないように注意しました。

型枠が組み終わった
型枠が組み終わった

 型枠の四辺の長さは木材で既定できますが、長方形なのか平行四辺形なのか見た目ではわからないので、対角線を測定し、2本の対角線が同じ長さになるように調整しました。
 三平方の定理で、ある程度の対角線の長さは分かっているので、まずはその値に近づけつつ、型枠を組んだ人による誤差を埋めていくような作業を行いました。

対角線の測定
対角線の測定

レーザー墨出し器のグリーンレーザータイプです。昼間の使用であれば赤より緑です。私が使用しているのはフルラインタイプなので縦横に同時に線(光)が出ます。用途によって使い分けられると思います。昼間の作業ではグリーンレーザーでも見づらいことがあるので専用受光機も使っています。

レーザーポインタのようなものが先端から出て、そのポインタが示す位置との距離を表示する装置です。私が使っているのは3千~4千円程度の物ですがDIYでは支障がありません。プロならばBosch(ボッシュ)の製品がお勧めです。堅牢性もあって良いと思います。



土間打ち

 バイク駐輪場であったため砂利は固められていましたが、念のためランマーを使って突き固めました。

 その上にコンクリートを敷いていきました。

 モルタルの場合はセメント1に砂3を基本、コンクリートの場合はセメント1:砂3:砂利6の比率で混和しました。
 今回の土間の容積は1.8m×1.35m×0.1m程なので約0.25立米程度の見込みでした。
 前回の6帖物置の時の残材料ではあと少し足りなかったので、バイクでセメント1袋と砂3袋を調達しに行きました。


 仕上がり高さは汚水マスの蓋の上を基準に、レーザー墨出し器を使って合わせました。
 コテを使って仕上げながら、高さを随時確認し、型枠内をコンクリートで埋めていきました。




ブロック基礎

 土間は型枠を外してみると、見た目にはキレイに仕上がった感じです。
 素人の自己満足なので、遠目から見て納得しています。

土間打ち直後
乾いて型枠を外した後

 物置が配送されて来たので『土間の上に置いてください』とお願いしたところ『ここに建てるのであれば邪魔になるので他の場所が良い』と運送屋さんに言われました。
 他に場所が無かったので、仕方なく土間の上に置いてもらいましたが、確かに邪魔でした。
 暑い中、すべての配送物を移動させることになりました。

配送直後の物置
作業のために全数移動

 荷物配送前にブロックを並べておけばよかったのですが、本当に物置が入手できるかわからなかったので配送を待ちました。
 実はこの前に、ヨド物置を注文してあったのですが、途中で納期不明となりキャンセルした経緯があり、作業を進めるには実物を見てからと思っていました。

 モノが届いたので、1か所基準となるブロックを敷設後、そこにレーザー墨出し器を置いて他のブロックを敷設しました。
 今回は範囲が狭かったこと、2回目である事などから基礎全体の高さはほぼフラットだったので、レベル調整は不要でした。

 各ブロックに防振ゴムを置いて、基礎は完了です。

基準となるブロックとの高さ調整
防振ゴムの敷設



物置を建てる

 用意されたブロックの上に根太を敷き、その上に床材を敷いて土台となる部分は完成です。

 真夏なので、鉄板はかなり熱くなっています。


 柱を立て、角の壁を取り付けるとある程度は安定してきました。日陰もできて少し作業がしやすくなりました。

 続いて屋根を乗せて固定すると、全体の安定感はとても良くなり、全体に日陰もできて作業性は高くなりました。




正面パネル(扉)設置前に内装

 あとは壁パネルを順番に取り付けて完成というところですが、今回も断熱材を入れたいので、作業手順が変わります。

 1.5帖しかない場所に、1帖あるコンパネを入れるのは大変な作業になるので、正面パネルは施工せずに内装工事を開始しました。

 床にコンパネを敷き詰めたあとで、正面パネルを設置して、とりあえず雨が降っても良い状態にまで進めました。




内装工事

 内装工事はパネル型の断熱材を詰めた後でコンパネを貼るという作業の繰り返しです。

 間口は1.8mより少し欠けるので、コンパネは少しカットして入れなければなりませんでした。




電源工事

 電源は住居から地中配管を伝って物置まで到達させました。

 物置の外壁にアウトレットボックスを設置しましたが、薄い鉄板に安定させるのが難しいので、内側に木板を貼り、そこにビス止めしました。

 外壁の鉄板、下地の木板の両方に通線用の丸穴を開孔し、絶縁用のチューブを入れてVVFケーブルを通しました。

電源取込用アウトレットボックスの下地
電源線が通る部分は断熱材を切り欠き

 物置内には何か所かコンセントを敷設しましたが、基本的には同じような工法で行っています。
 内装板に穴を開けて配線を取出し、そこに配線器具(コンセント)を取り付けて、カバープレートで仕上げるという方法です。


 この物置には玄米保冷庫を設置予定のため、排熱を逃がすための換気扇を設置しました。24時間タイマーで制御し、昼間は常時稼働、夜は間欠的に動作するように設定しました。

 照明器具は逆富士型(V2)の蛍光灯をLED化して取付、スイッチは入口付近にコスモシリーズのBスイッチ(ほたる)を設置しました。




 今回はイナバ物置の1畳半のタイプの設置を行いました。

 既に6帖タイプを設置した経験があったので、だいたいの作業はスムースに進みました。

 あとは収納して終わり、たぶん開け閉めする回数は相当に少ないと思います。
 当面は保冷庫の熱が逃げてくれているかどうか、収納物が傷んでいないかどうかチェックして今夏を乗り切ろうと思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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生活・DIY

物置建設DIY(6帖)5.物置内装・施工完了/イナバ物置 ~今日の課題~

★今日の課題★
D.I.Y.で市販物置を設置する【6帖編】
その5:物置の内装を仕上げて完了




物置完成

 前回までにイナバ物置の標準仕様の建築工事は終わりました。

 説明書どおりの仕様には仕上がっていると思います。

 たぶん、台風でも飛ばないはずです。




床補強

 床の印象は『ベコベコ』でした。

 根太のあるところはしっかりしていますが、根太間の鉄板は薄く感じられ、ここに机の脚などがくると不安定だろうなと思いました。

 そこで、1.8m×0.9mのコンパネを買ってきて敷き詰めました。

 出っ張りなどで端が合わない部分はコンパネを切り欠いてピタリと収まるように努めました。

 隙間なく敷き詰めると、安定感を感じます。
 釘は1本も使っていませんが、キツ目に嵌めてあるので、コンパネの自重と相互に押し合う力で、剥がれてしまうような事は無さそうです。

 コンパネは約6枚敷きました。約6畳ということになります。




 床工事に使った材料はコンパネのみでしたので、乗用車でも積んで帰れましたが、壁施工では断熱材とコンパネを使用するためホームセンターでトラックを借りました。

 このホームセンターでは、従業員の皆さんが積み込みを手伝ってくださいます。というか、丸投げして私はトラックの貸出手続きをしていました。

 ここで購入したのは断熱材となる発泡パネル20枚、コンパネ13枚、杉板40枚です。


 最初に作った壁は、正面のメインとなる壁です。

 ここには幅9cm程の杉板を打ち付けて予定でした。
 使うのは1枚100円チョットのホームセンターで普通に買える杉板です。
 杉板は安物と高級品の差が、素人目に見てもわかるので、この安物はウェブ会議でも気づかれてしまいそうです。

 そこで、表面を焼くことにしました。
 ガスバーナーで表面を焦がし、紙ヤスリで磨くと焦げ方の違いでコントラストが生まれます。
 焦がして磨く、これを幾度か繰り返して、最後は水拭きしました。ヤスリの削りカスも水拭きで除去します。

 正面のカベだけ、手間を掛けました。


 その他の壁はコンパネを貼りました。

 最終的にはスチール書庫などが並んで見えなくなるので、あまり細かい事は気にせず、とにかく断熱材をしっかり入れる事にしました。




天井

 天井にも断熱材を詰めました。

 屋根が勾配になっているので、天井をフラットにしてしまうと天井裏のスペースがもったいないと思ったので、天井の高さは少し段々になっています。




床仕上げ

 床の仕上げはタイルカーペットにしました。

 今回、床補強用のコンパネはネジなどで固定していないので、何かあれば浮いてきたりズレたりする可能性があります。
 タイルカーペットによりコンパネの継ぎ目が橋渡しされ、浮きの可能性を低減できると考えています。

 汚れれば交換できますし、木板よりは擦れて傷む可能性も低いと思っています。




電気設備

 天井施工に先行して電気配線を施しています。
 照明は2か所、スイッチは2個にしました。おそらく、荷物を取り出すために手前だけ点灯させる機会が多いだろうと考えています。

 主照明とは別に、小物撮影用の補助照明も設置しました。
 いずれもV型2灯用の既有蛍光灯を改造し、LEDランプに置換した物を設置しています。

 コンセントは壁には設置せず、すべて天井にしました。
 物置の構造上の問題で、壁に配線するのは容易ではない事がわかっていたため、天井にコンセントを設けて延長コードを活用する計画です。

 電源回路は2回路設置していますが、今のところ1回路だけ活かしています。
 母屋から2回路分の配線を敷設していますが、母屋側が1回路しか出ていないので、容量が足りなければ工事する予定です。




空調設備

 エアコンはアイリスオーヤマのルームエアコンをネット通販で買って取り付けました。

 室外機は物置建設前から置く場所を決めておいたので、すんなり設置できました。

 室内機も目途を立てていたので、何かに干渉することなく配管穴を開ける事ができました。
 穴は既有の70mmコア抜きドリルでコンパネ、断熱材、外壁材(鉄板)を開孔しました。


 銅管が高騰しているので、配管が意外と高かったです。
 2分3分のペアコイル配管、室外機の入口では地震などでズレても良いようにバッファとなるようクルりと一周巻いてから接続しました。

 ゲージマニホールドと真空ポンプを用いて、管内の真空を確認した後に、ガスを開放して試運転しました。




通信設備

 物置は鉄で覆われているので、Wi-Fiの電波は通りづらいです。

 そこで、母屋からLANケーブルでネット回線を取り込むことにしました。

 地中をPF管で配管し物置へ取り込み、物置内にWi-Fiのアクセスポイントを設けました。

 物置の中に居ればWi-Fiは快適に使えますが、物置の外に行くとほぼつながりません。

 LANの端末処理は以前掲載した記事を参考に実施しました。




内装概算

 今回の物置の内装工事にかかった費用を概算してみました。

 リスト通りですと133,300円ですが、蛍光灯など既有品が無ければ15万円くらいになります。

 DIYなので工事費はゼロ、工具も新調はしていないのでゼロですが、買い揃えたら結構な金額だと思います。

 正確な事はわかりませんが、大工工事が2人工(にんく)、電気工事も2人工、合わせて4人工で単価5万円なら20万円です。
 エアコンは特殊工事としてプラス2万円くらいかかるかもしれません。道具代が多いのと、責任が発生するので追加料金がかかると思います。

 素人の工事なので仕上がりはそれなりですが、工事代20万円を浮かせたという響きがあれば、多少の雑さは気にならないと思います。

コンパネ25,000約20枚使用、床・壁用
断熱材16,000約20枚使用、壁・天井用
杉板6,000約50枚使用、壁・天井用
野縁材6,000約20本使用、天井下地用
金物1,000木ビス、タッピングビス
タイルカーペット10,000約30枚使用、サンゲツ
床用接着剤3,0001缶、サンゲツ
エアコン38,000アイリスオーヤマ
エアコン配管5,000イナバ
LED直管5,0006本使用
V2型照明0既有品使用
ブレーカー3,0002個
コンセント1,2008か所
プレート8008カ所
スイッチ1,000コスモWスイッチ
PF管3,00015m×2系統
ボックスコネクタ8004個×2系統
アウトレットBOX2,0002個×2系統
VVFケーブル4,000約100m
LANケーブル1,500約30m
LAN端末1,0001個
天井工事0
壁工事0
床工事0
断熱工事0
電気設備工事0
空調工事0
通信工事0
外構・引込工事0



収納

 内装が仕上がったので早速収納です。

 メタルラックなどが壁一面に並ぶ感じで、あっという間に狭くなりました。

 おそらく、自宅(母屋)の6畳間をこのような収納スペースとして使う事は考えづらいと思いますが、物置だからこそ惜しみなく出来たような気がします。




 今回は物置の内装工事を実施しました。

 荷物を置くだけとはいえ、この暑い地球で断熱材の発揮する効果は大きいと思います。
 断熱材に限って言えば、素人ながらしっかりと施工できているのではないかと思います。素材が良いので、カッター出来るだけで簡単にキレイな施工ができました。

 大工さんに頼めばもっと良い壁や天井の仕上がりが期待できると思いますが、DIYで施工した事で自己満足は得られています。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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生活・DIY

物置建設DIY(6帖)4.物置を建てる/イナバ物置 ~今日の課題~

★今日の課題★
D.I.Y.で市販物置を設置する【6帖編】
その4:物置を建てる




高さの確認・調整

 土間が完全に乾いて、ポロポロと崩れないことが分かってから型枠を外そうと思っています。

 今日はあいにくの雨なので作業は前進しませんが、とりあえず高さが合っているのか否かを確認してみました。

 ほぼ、合っていますがコンクリートブロックが水平にならないところがあるので、補修が必要です。

 そこで、全体を最大10mm高くする計画で、コンクリートブロックの下にモルタルを塗って高さと水平を調整する事にしました。

 今日は雨なので、後日の作業です。




型枠ばらしと高さ調整

 型枠の解体を行いました。

 固定に使った角杭やビス等を外して、型枠と金づちで叩いてコンクリートから剥離していきました。

 断面は平ら、崩れてしまう所もなく、上手くいった感じです。

 続いて、コンクリートブロックの高さ調整です。
 1つ1つのコンクリートブロックの下にモルタルを塗り、レーザー墨出し器と水平器を使って高さと水平を調整していきます。

 同時に、ブロック相互の不平衡が無いように、土台となる金属パーツを仮置きし、隙間が無い事を確認しました。

 辺りはすっかり暗くなってしまいましたが、調整用のモルタルが乾く時間を稼ぐために今晩と、明日1日を使います。




建てる(1)土台と柱

 型枠をばらしてから3日目、今日は晴天。物置を建てる作業を行います。

 今回、あくまでブロックの上に置いてあるだけの物置という事で、建築物では無いと認識しています。
 なので、ブロックは土間からいつでも動かせる状態ですし、ブロックの上には防振ゴムを載せて、物置の土台とは接していてもネジ等で固定はされていない状態にしてあります。

 建設作業はまず土台、物置の外枠となる長方形を描きます。
 ここでも対角線を測定して、しっかり長方形になっている事を確認してから次のステップに進みます。

 土台がしっかり固定できたら根太を入れます。
 今回の物置では根太は4本です。

 ここに床を入れることで、足元はひとまず完了です。


 次に四つ角に柱、前面と後面には中間にも柱を建てます。

 柱はグラグラの状態なので、続けて桁と妻を取り付けていきます。


 作業の様子をタイムラプスで撮っていたので、ご関心があればご覧いただければと思います。
 日付や時刻は合っていません。カメラのセッティングの都合でズレてしまいました。




建てる(2)壁と屋根

 桁や妻を付けたとはいえ、まだ柱はグラグラしています。これを固定させるには壁が必要です。

 手順書どおりであれば、角の壁を設置してグラつきを無くし、その上で屋根や鼻隠しなどを付けていくように指示されています。

 今回、手順書をしっかりと読まずに作業してしまったため、屋根を付ける前に壁をすべて取り付けてしまいました。


 ミスに気付いたのは、鼻隠しのネジを締めようとしたときに、作業しづらいなと思ったときです。

 個人的には、手順書がやや意地悪だなと思いました。
 手順8で『壁パネル取付』というのがあり、そこにはすべてのパネルの嵌め方が記されています。使用するボルトの数なども示されており、ついうっかり、すべての壁パネルを取り付けてしまいました。

 手順書を良く見ると、手順13『土台中カバー取付』の中に『壁パネル組み合わせ図に従って全て取り付けます』と書かれており、ようやく壁パネルの出番があります。

 この手順ミスとは関係ないと思いますが、手順11『鼻隠し前取付』の高低で、取付金具が付けられないハプニングがありました。
 どう見ても『梁中』を取り付ける際に嵌めこんでおかないと穴に入らない構造です。手順7まで戻る必要があります。
 さらに、取付金具のネジ穴は鼻隠しに合うのですが、もう1本のネジ穴があいません。数センチ、高さが違うので、これはどんな手順で進めても、あのネジ穴に入ることは無いと思います。

 ネジ1本はあきらめて、何とか全てのネジを締めつけて、物置建設初日を終えました。




建てる(3)ドア取付

 無駄な作業をいくつもしてしまったので、1日で建てられませんでした。

 とはいえ、残ったのはドアだけです。

 ドアは壁パネル5枚分のスペースがあればどこにでも設置できるので、今回は側面に設置しています。

 そして勝手を左開きから右開きに変更しています。
 勝手の変更は、ドアの上下にある部品を入れ替える必要があります。下端にある車輪と上端にあるV字型の部品を外し、入れ替えます。

 ドアは3枚で構成されており、まず動かない部分となる『正面パネル』を設置します。
 次に中間のドア(扉)、そして錠前が付いているドア(扉)を取り付けて完了です。

 ドアを側面に設置する場合、コンクリートブロックをどの位置に置くべきかは説明書には書いてありません。
 たぶんこうだろうと予想しながら設置したところ、上手くいきました。
 ドアのレールがある敷居が75mm出っ張るので、その分を見越してブロックを75mm出しておきました。
 敷居は踏むべきではないのですが、踏まれてしまったときに荷重が分散するように、ブロックをもう1つ追加しておけば良かったなと今さら思っています。




使用工具・物品等

 今回の作業で必須だと感じたのはラチェットレンチです。

 2種類のラチェットレンチを使い分けたので作業が進みましたが、これが無かったらもう半日くらい時間がかかったと思います。
 ネジ頭(ボルト)のサイズは10mmです。ネジはM6ですが、工具は10mmのレンチです。

 私は187cmあるので脚立の出番は少なかったですが、それでも脚立無しではできない作業があったので、これも必須だと思います。

 梱包の中に水平器が入っていましたが、あまり信用できない感じでしたので、今後数十年使用する物置ですので、しっかりした水平器があると良いと思いました。

よく使うサイズのレンチが1つになったラチェット工具です。ポケットに入れても落ちないようなサイズなので、今回の作業では重宝しました。メインではラチェットレンチセットの10mmを使い、ときどきミニ工具を使って作業しました。併用が良いと思います。

足場板がついた脚立です。横移動しながら作業できるので便利です。電気屋さんやクロス屋さんはよく使っている脚立です。洗車にも便利です。

丁度良い長さの水平器です。エアコンの室外機の脚の下、ブロック間の水平を見るときなどにも使っています。



 今回はイナバ物置のNXN-98Hを一人で建ててみました。

 一人で作業してもどうにかなるように設計されているようですので、特に問題なく、怪我もなく、作業を終えました。

 作業手順書がときどき読みづらかったり、説明が無かったりする部分があるので、勘を働かせて作業しなければなりません。今回はその部分についても良い方に勘が働いたようで、問題なく作業できました。

 床の耐荷重は高いはずですが、薄い鉄板1枚の部分は不安があるので、荷重分散を目的にコンパネを敷こうと思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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生活・DIY

物置建設DIY(6帖)3.基礎工事/イナバ物置 ~今日の課題~

★今日の課題★
D.I.Y.で市販物置を設置する【6帖編】
その3:基礎工事をする




資材調達

 これから型枠を組んで、生コンを練って、基礎工事をするという段階において、調達する物は重量物や長尺物が多くなります。

 ネット通販は馴染まない商品群ですので、近所のホームセンターで調達しました。

 このお店では軽トラ以外に、1.5トンのトラックも無料で貸してくれます。

 まず型枠用にコンパネ(木板)の1畳サイズを2枚、桟木(野縁用)の4mモノを4本購入しました。

 生コン用にセメント4袋と土嚢入の砂を12袋購入しました。基礎は1:3の比率で作る予定です。
 砂利は駐車場に山ほどあるので、それを活用します。

 物置の基礎はブロック方式を選んでいるため、それに必要なブロック34個も一緒に買いました。

 これらの重量物の積み込みは、すべてコーナンPROのスタッフさんが行ってくれました。
 私がトラック貸出の手続きをしている間に、積み込みが終わっていました。




型枠材料を準備

 先ほどの荷物、積むのは6人がかりでしたが、降ろすのは一人なので30分くらいかかりました。

 木材は早速、切り刻んで型枠の材料にします。

 コンパネは1820mm×910mmの物を、1820mmの短冊状の板に刻みました。
 今回はコンクリの厚みは10cm未満、GLより上に5cmも出ていれば足りると思いましたので15cmくらいでカットすることにしました。

 コンパネ2枚を6分割なので12枚の短冊ができました。

 長辺は4.5mくらいなので1.8mの板が3枚では長すぎ、2枚では足りないのでハーフサイズの板も作りました。
 これで1.8m×2と0.9m×1の組み合わせで4.5mになりました。

 桟木は約4mなので、0.5mほどに切った桟木を足して4.5mの型枠にしました。




最初の2辺

 まずはレーザー墨出し器をセットし、だいたいの高さを合わせておきます。

 その上で、1辺目の型枠をセットします。
 これは既設土間に合わせる必要があるので簡単に位置が決まりました。

 2辺目は、さきほどの1辺目と直角に交わる辺です。
 2辺の長さをそれぞれの型枠に記しておき、その頂点間の距離、すなわち対角線を測定して直角である事を確認しました。

 位置を微調整し、対角線が出たら固定します。




残る2辺

 3辺目も対角線を見ながら調整するところですが、4辺目の型枠を組んで、その時点で平行四辺形から長方形へと調整すれば良いので、3辺目はだいたいの位置合わせで終わりです。

 ここで雨が降ったり止んだりを繰り返すので、作業は中断しました。

 雨が上がってから4辺目となる短辺の型枠を作り、長辺間に嵌めこんで対角線を測定、調整しました。

 最初はスケールで測っていましたが、精度に難があると感じたのでレーザー距離計を使いました。




スミとアタリ

 上面から見た長方形は型枠でしっかりと形づくりましたが、高さ方向については規定されていません。

 型枠の高さは適当に、だいたい中間くらいがGLになるように考慮しながら設置しましたが、正確ではありません。

 今回は型枠に、仕上がり面(GL)より1cm高い位置に墨を打つことにしました。

 さらに、アタリ出しと呼ばれるものをやってみました。
 仕上がり面がわかるように、土間の途中に設けられる指標のようなものです。

 地面を突き固めて、砂利を敷いて突いて、を繰り返して簡単に沈んだりしないようにしました。その上に、今回はレンガサイズのコンクリートブロックを置いて指標としました。




手捏ね生コン

 今回はかなり奥まったところになる場所での土間打ち作業であり、途中に50cmほどの段差もあるため、生コン屋さんのミキサー車は使えないと判断、手作業で作る事にしました。

 自分で捏ねて、出来上がったら流し込み、レベルを見ながら表面を仕上げていくという作業をワンオペで進めるのは非常に効率が悪かったです。
 助っ人、居たら3倍のスピードで進んでいたと思います。

 道具はほぼAmazonで調達しました。

 トロ舟、手鍬、角スコップ、ミキサー、どれも安かったですし翌日配送で便利でした。

 材料は近所のホームセンターで調達済、セメント4袋と土嚢入砂12袋、比率1:3です。


コンクリートなどの材料を混ぜるための容器です。

壁材の混和、U字溝の掃除などに使える手鍬です。軽い割にしっかりしています。

『角スコ』などとも呼ばれる大きめのスコップ(ショベル)です。これ無しでは生コン作業や砂利敷作業は進みません。

生コン、塗料、液体の攪拌作業に用いるミキサー(先端)です。電気ドリルに接続して使います。



生コン作り

 まずは生コンを流し込みたい場所の近くにトロ舟を用意し、そこに砂とセメントを入れます。

 今回は60リットルの舟でしたので、砂3袋は入りませんでした。2袋が限界だと思います。

 まず砂1袋を舟に入れて平らに均しました。
 その上のセメントを半量くらい被せて、水を入れずに手鍬で混ぜました。
 さらにその上からもう1袋の砂を入れて、同様に残りのセメントをいれて混ぜました。


 砂とセメントが混ざり合ったところで、舟の端の方に穴を掘って水を溜めました。

 水たまりに砂を崩して入れるようにしながら捏ねていくと、モルタルらしいものが出来てきます。

 溶かす水が無くなってきたら同じように池を作って水を入れるようにし、ある程度まで手鍬で混ぜました。

 全体が水で濡れた感じになったあとでミキサーを使いました。
 普通の電動ドリルに、先端工具としてミキサーを取り付けて攪拌するツールを使っています。

 大雑把に混ざったモルタルを、キレイに均質に混ぜてくれるので流し込んだときにキレイに伸びてくれる気がします。




レーザー墨出し器で常に確認

 今回は汚水マス(塩ビ管フタ)が高さの基準となっています。

 仕上がりをこの高さにすべく、レーザーで高さを確認しながら土間打ちを進めています。

 レーザー墨出し器を設置して、水平レーザー光のGLからの高さを測定したところ138mmでした。
 そこで、30cmほどの木板に138mmの線を引き、その線にレーザー光を合わせることで木板の下端がGLになるような治具を作りました。

 レーザー墨出し器は土間打ちが終わるまで動かしたくなかったので、雨が降ってきたときにはバケツをかぶせ、最後まで同じ基準で実施しました。




まったく足りず

 セメントも砂も1袋で約25kgです。

 いま調達してある分が16袋、約400kgです。

 今回の土間の面積は約10平米あります。
 10cmあたり1立米(約1000kg)のコンクリートが必要になりますので、400kgですと4cm分しかありません。

 初日、いきなり材料不足で作業が中断しました。


 材料を追加して作業を再開。

 既に乾いて固まりつつあるモルタルの横に、いま作り立てのモルタルを入れると、明らかに色が違います。

 乾けば同じになると思いますが、やはり一気に最後まで作業を進められた方がミスはないと思います。

乾いて固まっているモルタル(左)と作りたてのモルタル(右)



端まで完了

 何回目かわからなくなってしまいましたが、捏ねて流して均す作業を端から端まで終えました。

 まずは、すぐに道具の洗浄です。
 セメントが付着しているすべての道具類を流水でキレイにしました。
 私宅では砂利の庭があるのでそこに浸透させてしまいましたが、決して排水溝には流さないようにしましょう。排水管の中でブツブツのようにあちこちにセメントが付着し、やがてそこに泥や毛などが引っ掛かり、詰まります。

 全体としてレーザー墨出し器を使って高さを合わせながら進めましたが、真っ平という感じでは無さそうです。
 あとで修正します。




余った生コン

 端の端、最後の生コン作業になるであろうとき、少しずつ作って足らずを補おうと思っていたにも関わらず、勢い余って作りすぎてしまいました。

 行き場を失った生コンがバケツに1杯分くらいありました。

 仕方が無いのでバイク置場のサイドスタンドの近く、バイクの荷重が掛かっているあたりに生コンを敷きました。

 計画的に生コンを作らないと、行き場のないコンクリート塊ができてしまいます。




 今回は比較的重労働となる基礎工事をしました。

 『基礎』といっても、全てを支えるだけの耐力がある基礎ではなく、高さの基準となるような基礎でもありません。

 雨水の湿気が物置を錆びさせないようにする、湿度対策の目的で敷いた土間です。

 次回から物置を建てていきます。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。