AmpiTa

AmpiTa Operation Manual

トップページ (AmpiTa Operation Manual)
 ├ 概要 (About AmpiTa)
 ├
インストールと起動 (Introduce)
 ├ 基本設定・各種テスト (Setup)
 ├ データ受信・集計 (Data analysis)
 ├ データ登録(入力) (Register)
 ├ ネット・ウェブ・SNS (Website)
 └ 参考資料 (Reference)


参考資料 (Reference)
 ├ ウェブサイト(サポート外)
   ├ ウェブサイト転送(アップロード)
     ├ 1.転送ソフト利用(一般論)
     ├ 2.転送ソフト利用(FFFTP)
     ├ 3.転送ソフト利用(WinSCP)
     └ 4.レンタルサーバの管理機能を利用したアップロード(さくらのレンタルサーバ)
   ├ 接続試験
     ├ 1.入力フォーム
     └ 2.公式サイト災害モード
   ├ サーバ
     ├ 1.ウェブサーバ
     ├ 2.メールサーバ
     └ 3.レンタルサーバ
   └ 運用のヒント
 ├ LINE
   ├ LINE
   ├ LINEアカウント
   ├ LINEグループ
   ├ LINE Notify
   └ LINEトークン発行
 ├ BCPについて
   ├ BCPの目的
   ├ 医療BCPの基礎
   ├ BCM: Business Continuity Management
   ├ 参集と勤務
   ├ 院内捜索隊
   ├ 安否公表
   ├ 医療需要推移
   └ 実績
 └ AmpiTaについて
   ├ AmpiTaの目的
   ├ AmpiTaが目指す
     ├ 1.手間なし
     ├ 2.維持しやすい
     └ 3.手に入れやすい
   ├ 適時性
   ├ 見読性
   ├ 真正性
   ├ 保存性
   ├ 輻輳・503対策
   └ AmpiTa関連サイト
     ├ 災害の芽を摘む
     └ NES株式会社
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- ウェブサイト(サポート外) -


ウェブサイト転送(アップロード)

 ウェブサイトの転送方法にはいくつかあります。セキュリティや操作性から最適な物を選ぶと良いですが、非常時に使う事を前提にご検討ください。

1.転送ソフト利用(一般論)

1)ウェブサーバへのファイル転送ソフトを用意します。
2)ウェブサーバへの接続設定をします。一般的にログインIDとパスワードが必要です。
3)ウェブサーバ上の目的のフォルダを開きます。
4)必要なファイルやフォルダをアップロードします。

※.入力フォームは独立したフォルダを新設する方法が無難だと思われます。自動生成機能で言えば『nes』という名前のフォルダごとウェブサーバに置いてしまえば必要なファイル群もアップロードされます。


2.転送ソフト利用(FFFTP)

1)窓の杜などから『FFFTP』をダウンロードしインストールします。
(窓の杜の場合…https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/ffftp/)
2)新規ホストから新しい接続を作ります。プロバイダから発行されているIDとパスワードが必要です。2回目以降はホスト一覧から選択するだけで接続を確立させることができます。
3)ウェブサーバ上の目的のフォルダを開きます。FFFTPの標準設定では右側がウェブサーバ側です。
4)必要なファイルやフォルダをドラッグ&ドロップしてアップロードします。同期やミラーリングによるアップロードにも対応しています。

AmpiTa

AmpiTa


3.転送ソフト利用(WinSCP)

1)窓の杜などから『WinSCP』をダウンロードしインストールします。
(窓の杜の場合…https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/winscp/)
2)新しいセッションを作ります。プロバイダから発行されているIDとパスワードが必要です。2回目以降はセッションを選択するだけで接続を確立させることができます。
3)ウェブサーバ上の目的のフォルダを開きます。WinSCPの標準設定では右側がウェブサーバ側です。
4)必要なファイルやフォルダをドラッグ&ドロップしてアップロードします。同期やミラーリングによるアップロードにも対応しています。

AmpiTa



AmpiTa


4.レンタルサーバの管理機能を利用したアップロード(さくらのレンタルサーバ)

1)さくらのレンタルサーバのサーバコントロールパネルをブラウザで開く。
(https://secure.sakura.ad.jp/rs/cp/)
2)コントロールパネルから『ファイルマネージャー』を開く。
3)ウェブサーバ上の目的のフォルダを開きます。
4)必要なファイルやフォルダをアップロードします。

AmpiTa
さくらのレンサバ・ログイン画面


AmpiTa
さくらのレンサバ・コントロールパネル

AmpiTa
さくらのレンサバ・ファイルマネージャ




AmpiTa
FFFTP
AmpiTa
WinSCP
AmpiTa
さくらのレンサバ




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接続試験

 ウェブサイトの接続試験は可能な限り複数のOS、アプリを試す事をお勧めします。パソコンではWindowsとMac、スマートフォンではAndroidとiOSを試す事で不具合の発見が早まります。

1.入力フォーム

1)ブラウザで入力フォームのウェブページを開きます。入力フォームのフォルダ『nes』を公式サイト(例えばexample.com)のトップフォルダに置いた場合、アドレスは『example.com/nes/ampita/』とURLを入力するとウェブページが開きます。この時『index.php』は入力不要です。
2)入力フォームの各項目に任意のデータを入力して送信ボタンを押します。
3)画面に送信が完了した旨が表示される事を確認します。
4)AmpiTaを起動し、情報を受信して内容を確認します。
5)メーラーソフトを起動し、メールを受信して内容を確認後、削除します。
6)削除後、受信ボタンをもう1回押してメールサーバに削除済である事を記憶させます。


2.公式サイト災害モード

1)災害モードのウェブページをアップロードします。
2)公式サイトのトップページを開き、災害モードのページが表示されることを確認します。公式サイトが例えば『example.com』の場合、『example.com/index.php』などドメインの後ろのスラッシュを付けずに、ドメイン(example.com)だけで開きます。


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サーバ


1.ウェブサーバ

 ウェブサイトは世界中の誰もがアクセスできるために、常時インターネットに接続されたサーバに置かれています。自前サーバでも可能ですが、管理の容易さなどから外部のサーバを利用する事が多いです。


2.メールサーバ

 メールはアドレスを1つずつ個別に調達する方法と、まとめて調達する方法があります。
 前者にはGmailのような無料のメールも含まれます。
 後者は有償となりますが、契約したドメイン名の中で無制限に発行できるサービスがあります。自己管理下に置かれるためアットマークの前の文字は選択自由度が高いです。


3.レンタルサーバ

 ウェブサーバとメールサーバを兼ねたサーバを借りるサービスです。ストレージ(記憶領域)と接続量で料金が決まる事が多いため、安価な契約の場合はアクセス殺到で接続量上限に達してしまう可能性があります。
 AmpiTaの開発には『さくらのレンタルサーバ』を利用しています。


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運用のヒント

 入力フォームのフォルダ(自動生成ではnes)はなるべく高い階層に配置します。低層へ行けばURLが長くなってしまい入力ミスが起きたり、QRコードがビジーになってしまいます。
 非常時に公式サイトの閲覧者が殺到する可能性がある場合、サーバダウンにより入力フォームもダウンしてしまわないように、公式サイトとは別にサーバを準備すると良いです。AmpiTaの動作検証で使用したさくらのレンタルサーバは安い方のプランで月500円程度です。
 災害モードのアップロードは転送ソフトを利用するとスムースです。IDとパスワードを設定しておけば非常時にそれらを確認する必要がありません。ID/Password設定済のWinSCPなどが入ったパソコンを用意しておけば、ID/Passwordを従業員が知る必要がなくなりますので、平時に安全管理にも寄与します。


※.ウェブサーバはAmpiTaのサポート外です。AmpiTaユーザー様がお困りにならないようにヒントとして情報提供しておりますが、レンタルサーバやプロバイダが多くあり、それぞれに設定方法やルールが異なりますので、個別事案についてはサービス提供事業者などへお問い合わせください。




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- LINE -


LINE

 LINEとは国民の半数以上がインストールしていると言われる通信アプリです。AmpiTaではLINEの文字チャット『トーク』を使った情報発信機能を搭載しています。


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LINEアカウント

 LINEにはアカウントが必要になります。原則として端末1台に1アカウント、そして1アカウントで使える端末はスマートフォン1台です。
 非常時の連絡に用いるLINEのアカウントを誰かの私用アカウントにした場合、その人のアカウントとつながりたくない、LINEで言う友だちになりたくない人が居るかもしれないので広がりに懸念が残ります。
可能な限り組織でアカウントを取得し、そのアカウントの管理を厳格化し、関係者が一人でも多くの人がLINEの『友だち』となれ る環境を作ると良いです。
 アカウントの取得方法はLINE公式サイト等をご覧ください。


AmpiTa
LINEみんなの使い方ガイド
AmpiTa
LINE友だち・グループ
AmpiTa
LINE Notify




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LINEグループ

 AmpiTaでLINE連携するためには『グループ』が必要です。LINEアカウントでグループを作ります。
 LINEグループのトークルームにAmpiTaから送信したメッセージが届くため、このグループに関係者を誘います。
 AmpiTaではLINEの仕組みを部分利用しているだけですので、LINEそのものの機能はご利用頂けます。グループラインの活用は非常時に限定する必要はありません。


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LINE Notify

 AmpiTaでLINE連携するためにはLINE Notifyが必要です。前述のLINEグループにLINE Notifyを招待することでAmpiTaから送信されたメッセージがグループのトークルームに届きます。


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LINEトークン発行

 AmpiTaとLINE Notifyを連携させるカギとなる『トークン』を取得します。このトークンはLINEグループと直接連携するため、予めLINEアカウントでグループを作っておく必要があります。
 この操作で発行されるトークンは1回限り、画面に表示されるのは1回限りですので間違いが無いように記録します。LINEトークンの発行手続きはウェブブラウザで行うのでパソコンからでも実施できます。

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LINE Notifyの登録


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LINE Notifyからアクセストークンを発行


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トークン発行(43桁のランダムな文字列)


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スマホのLINEアプリでLINE Notifyをグループに招待


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関係者をグループに招待




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- BCPについて -


BCPの目的

 BCPとはBusiness Continuity Plan、事業継続計画とも呼ばれています。
 産業界におけるBCPでは会社存続のための計画と捉えて策定する場合が多くあります。サプライチェーンの停滞を阻止する目的で作られるBCPも多くありますが、迅速な復旧を目指す物が多くあります。
 医療や福祉では『一旦停止』という考えが持ちづらいため、どんな過酷な状況であっても、仮に建物で火災が起きていても一部の診療等は続けなければならず、復旧以前に継続が重視されます。
 BCPの目的は対象となる組織の性質により異なります。


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医療BCPの基礎

 医療BCPを策定する際、消防計画に基づく防火管理体制とは少し異なる組織体系をとります。消防計画では消火・避難・通報の3つに重きが置かれがちですが、災害時の医療では避難しないという選択もとられますし、通報すべき先が無く、逆に多くの傷病者が運ばれてくる可能性もあります。
 そこで、下図のような組織体系が想定されます。図はNES株式会社が標準的に使用している物ですが、医療行為のすべてを実施できる医師を中心とした診療班、平時より医療の基盤となっている看護班、医療機器や設備のサプライやオペレーションを担う診療技術班、医薬品や診療材料などあらゆる調達と供給を担う調達供給班、その他全般を担う業務班に大別します。おおよそ想定される部署や職種名が付記されていますが、実際は状況判断に依ります。
 GOAとはGoal-oriented actionの略ですが、医療では目標志向で活動しなければならないシーンがたくさんあります。普段のルールは差し置いて、患者の生命や健康の維持を目指さなければならないシーンが想定されるためです。1つのベッドに複数の患者を寝かせたりするかもしれません。もっと際どい法令違反ギリギリの事もせざるを得ないかもしれません。GOAは良心と秩序に基づいて成り立つものですが、医療従事者はCOVID-19に対しても真摯な姿勢で闘い続けた実績があります。

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BCP運用体制図(制作:西謙一)


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BCM: Business Continuity Management

 BCPやGOAが適正に実施されるためにはマネジメントが不可欠です。
 計画を実行に移し、脅威に晒されても医療を継続するためには、日ごろから本計画を管理・運用する事業継続マネジメント(BCM: Business Continuity Management)を推進していく必要がある。
 よく聞かれるPDCAサイクルもBCMの一環として必要です。


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参集と勤務

 医療機関の多くが一定規模の災害が発生した際に何の連絡も無しに出勤する参集ルールを定めています。震度6以上としている場合が多いですが、そのような状況下で勤務先までたどり着けるかどうかは、発災してみないとわかりません。 病院の場合は24時間営業ですので必ず勤務中の職員が居ます。すなわち参集者ゼロはあり得ません。問題はそこに何人の加勢を見込むことができるかです。
 そのためにAmpiTaが活用されます。
 参集した職員は無償ボランティアではなく、従業員として勤務することになります。24時間不眠不休、3日間病院で過ごしたという話はよく聞かれることですが、これが勤務であるとすれば就業規則や労働基準法に抵触するのではないかというご質問をよく受けます。厚生労働省によれば労働基準法第33条(災害等による臨時の必要がある場合の時間外労働等)の『災害その他避けることのできない事由』による超過勤務であり、『事態急迫』に該当すると考え、行政官庁の許可を受ける事無く労働時間を延長し、事態収拾後に適正な対処を実施することになっており、諸手続きは事後でも合法となります。
 合法とはいえ、看護部長ら部下をたくさん抱える職長は代休手配も大変です。8時間労働の人が24時間不眠不休で働けば16時間の超過勤務、10人居たら160時間分も代休が発生します。買い取るにしても、身体を休ませて、被災した自宅の片付けの時間も用意しなければなりませんので、1~2カ月は混乱が続いてしまう可能性があります。

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大阪北部地震(2018年6月)で電車が立ち往生し開かなくなった踏切(撮影:西謙一)


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院内捜索隊

 災害時の安否確認は重要ですが、医療機関や福祉施設ではまず、入院中/入所中の人々の安否確認が必要になります。ベッド上に安静にしていてくれれば良いですが、歩き回っている人が多いと大仕事です。
 そして勤務中の従業員の安否確認も必要になります。医療機関では固定位置での仕事ばかりではなく、また医師らは勤務表上では休暇日でも患者の様子を見に来たり、研究のために院内に居ることがあります。
 院内捜索隊とは、院内をくまなく探し回るチームです。想定外の場所に人が居るかもしれないので、早い段階でチェックします。二度手間にならないように捜索ルートは予め決めておき、一定時間後に捜索隊が戻らなければ第二班を出発させて安否確認を行います。


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安否公表

 NES株式会社がコンサルティングするBCPでは、ウェブサイトや玄関掲示などの方法で安否情報を公表するよう促しています。その目的は問合せ殺到を回避することにあります。
 患者さんの身内であれば当然ながら心配されるので問い合わせをしてきます。職員の家族も同様です。医療従事者は学会等を通じて全国に知人友人が居ますので心配なさる方も多いです。
 残念ながら負傷者が発生した場合も、関係者の同意を得た上ではありますが、年齢や職種を公表するなどの方法で要らぬ心配や噂が飛び交う事を予防します。
 情報のマネジメントは混乱回避に不可欠です。


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医療需要推移

 発災後、経時的に変化する医療需要に対し、適時適切に対応していく必要があります。医療需要の推移を予測し、適正に対応していくことは重要です。

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発災時の医療需要推移(制作:西謙一)


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実績

 AmpiTaの企画や開発の中核を担うNES株式会社は医療・福祉系のBCPコンサルティングを提供する企業です。以下のような国公立や民間の医療機関のBCPコンサルティングで培った知見をAmpiTaにも反映させております。
 ▽都道府県立の専門医療機関(母子医療センター)
 ▽国立病院機構の病院
 ▽民間の急性期病院
 ▽民間のケアミックス病院
 ▽民間の介護医療院
 ▽民間の訪問看護事業所
 ▽民間企業





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- AmpiTaについて -


AmpiTaの目的

 AmpiTaは『アンピタ』と読みますが、由来は『安否確認タスクフォース』です。
 AmpiTaは安否確認から始まっています。
 企画の始まりは開発者が2013年に臨床工学技士長という立場にあり、自施設の400人超の慢性維持透析患者の安否確認を憂慮したことです。400人が電話を架ければ輻輳状態になりますし、1人30秒で切っても200分はスタッフが拘束されます。結果が出るのが200分後という意味でもあります。
 AmpiTaの目的は単に安否を知る事ではなく、医療現場の混乱を少しでも軽減することにあります。従いまして今般リリースのVersion3では参集可否や来院可否などの機能を付加しました。医療現場からの意見に基づいています。
 開発者は、今は臨床に立っていませんが臨床経験者であり、医療従事者と近い場所で仕事をしていることから、医療従事者の意見を反映した課題解決策の創出に注力しています。


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AmpiTaが目指す

1.手間なし

 AmpiTaは医療機関や福祉施設での利用を想定しており、エッセンシャルワーカーが多い現場では非常事態に直面しても平時からの業務を続けなければならないことが想定されます。
 多忙化する非常時に新たな手間を増やす事はリスクでもあるため。手間を掛けずに対応できる方法を模索し続けています。 参集可否や安否を確認する際に、どのような情報が欲しく、どのような書式なら見やすいのかを研究し、改善に取り組んでいます。


2.維持しやすい

 非常時にしか使わないものの管理に費やす事ができる労力には限りがあります。それをする時間があればベッドサイドで仕事をしていたいと考えるのが医療従事者ではないかと思います。
 安否確認等で取り扱うデータは個人情報を含むため管理にひと手間かかりますが、AmpiTaは個人情報の事前登録を行わないためソフトウェア自体に個人情報を保持しません。仮にAmpiTaの入ったUSBフラッシュメモリを紛失したとしても、それ自体が直ちに個人情報の漏洩にはなりません。個人情報が無いため名簿のメンテナンスなど定期的な作業も発生しません。
 医療機関ではEMIS(広域災害救急医療システム)の入力などにアカウント情報が必要になりますが、これらの非常時用の情報ツールと1一緒にAmpiTaも保管しておくことができます。


3.手に入れやすい

 均霑化(きんてんか)とは押し並べて誰もが欲しいときに入手できるといった意味で使われる言葉ですが、日本ではコンビニエンスストアや自動販売機の普及、さらにネット通販の拡大で均霑化は進んでいます。
 価格の適正化も手に入れやすさには大きく関わります。
 AmpiTaは低廉化に努めています。他の安否確認システムと比べて安いか高いかは評価しておらず、職員参集等にいくらなら出せるのかを検討しています。非常時利用では滅多に出番がないため、研修会での利用など用途拡大を図っています。
 低廉化と付加価値向上を両天秤に、適正価格での提供に努めています。


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適時性

 医療は平時から適時性が求められており、救急搬送された人が居ればすぐに初療にかかります。このとき予約の患者さんを待たせる事もありますし、予定手術に割り込んで手術室を使う事もあります。
 適時性が求められ、かつ業務の中断が許されない医療において参集可否や安否の確認も適時性が必要であると考えております。
 AmpiTaはメールの仕組みを利用しているため、送信する側と受信する側の相互の都合を調整する必要はありません。メールサーバにたまったデータを参照しに行くのはいつでも良いです。
 AmpiTaは複数拠点で同時期にデータを参照できるため、例えば災害対策本部ではリアルタイムに確認、各病棟では手の空いたときに確認するという事も可能です。それぞれにとっての適時を選ぶことができます。


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見読性

 AmpiTaが何らかの事情で使用できない状況に陥ったとしても、パソコンやスマートフォンのメーラーソフトを使えば情報を読み取る事ができます。
 その情報は暗号文や機械語ではなく日本語です。そのまま素直に読むことができます。
 デジタルでの情報処理で指摘されがちな見読性の向上を図っています。


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真正性

 メールサーバに収められている定型文メールは改編することができません。追加で新しい情報を送る事ができても、サーバ内のデータ自体を触る訳ではなく、手元で管理する情報が更新されていくだけです。
 この改編できないデータが在る限り、情報の復元力があり情報をトレースすることができます。
 安否情報等を改竄する必要性は思いつきませんが、真の情報はいつでも参照することができます。


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保存性

 AmpiTaで集計したデータをCSVファイルやExcelファイルでやり取りすることができますが、仮にそのパソコンや出力した紙が消滅したとしても、メールサーバに収められているデータは消えません。
 メールサーバから削除しない限り、データの保存性は担保されています。


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輻輳・503対策

 通信が集中することを輻輳状態と言いますが、輻輳状態になれば通信速度や接続本数が制限されます。
 ウェブサイトにアクセスが集中するとサーバがダウンし『HTTP 503 Error』というエラー表示が出ます。
 いずれの現象も発生確率を低減させる方法に通信量の軽減が挙げられます。たくさんアクセスがあっても瞬時に切断されれば許容量を超えないという考え方です。東日本大震災でも電話回線(音声通話)はつながりにくい状態が続きましたが、電子メールやフェイスブックはつながりやすかったとの事でした。
 AmpiTaでは入力フォームをテキストデータのみで作成できるツールを用意し、そこで作られるPHPファイルは10KB未満です。画像1枚で1,000KBを超える物もありますので、画像1枚分の接続スペースに100人が入れる計算になります。
 ウェブサーバ全体で通信量が監視されているケースが多いため、サーバを共有する可能性がある公式サイトもテキストデータ化した災害モードに切り替えることで503エラーの発生を抑止しようと考えています。1時間に1GBまで接続できるとした場合、10KBのページは10万回程の表示が可能です。


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AmpiTa関連サイト

○AmpiTa公式

○災害の芽を摘む

○NES株式会社




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多用途安否確認システム『AmpiTa』のマニュアルはAmpiTa Projectが制作しています。 (C)2013-2022 AmpiTa Project