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silhoette CAMEO 4 の使い方 ~今日の課題~

★今日の課題★
カッティングマシン『カメオ4』(silhoette CAMEO 4)の使い方を理解し、カッティングシートを作る事が今日の課題。




カッティングマシン

 カッティングマシンとは、薄く平らなシート状の物を、二次元的にカットする装置です。

 家庭用ではグラフテックのカメオシリーズと、ローランドDGのステカシリーズがあります。

 それぞれの特徴については、1か月前に比較しました。

 その結果、私はCAMEO 4という装置を買いました。


 そして今回、制作しようと思っているのは駐車場の表示板と、屋外の警告表示です。

 駐車場表示板は、駐車位置番号と契約者名を書く予定です。

 警告表示板は防犯カメラ設置や無断進入禁止などを書く予定です。

今回のゴール(イメージ)



装置とメディア

 カッティングに必要な物は、カッティングマシンです。

 切るモノがあれば、切られるモノも必要になります。

 新聞紙やハガキなど身の回りにある物を切る事もできますが、私の目的はステッカーを作る事でしたので、シール材が必要になります。

 今回の調達では、CAMEO 4以外に、『メディア』と呼ばれるシールの材料を買いました。




ロール状

 今回調達したメディアは、ロール状になったカッティングシートです。

 よく使いそうなブラックとホワイトを調達しました。

 幅はCAMEO 4の最大幅12インチに合わせて30cmくらいの物を選んでいます。

 今回の調達物は幅305mm、長さ10mの物をサインメディアプラザ丸和書店で買いました。

紙管に巻かれたロール状のカッティングシートです。各サイトで色々な物が売られています。CAMEOの12インチには最大305mmタイプのメディアがセットできます。耐候性や長さなどで値段はマチマチです。

 この購入した消耗品以外に、カッティングマシンにもオマケで20cm幅の物が付いてきました。


 今回の購入は丸和書店というショップのYahoo!ショッピングに出店しているショップで購入しました。

 同店はAmaonにもショップがあり、カッティングシートなど消耗品も売っています。

 ブラックとホワイトのカッティングシート(ロール)は丸和書店で購入しました。


 競合店としてユーロポート(EUROPORT)というショップがあります。

 私は調達価格で丸和書店を選びましたが、サポート体制はユーロポートの方が良いかもしれません。
 こちらは専門家による充実したサポートをウリにしていますので、困った時は相談しやすいと思います。

 丸和書店かユーロポートか、最後まで悩みました。




使用開始

 CAMEO 4 は電化製品なので、電源を入れるところから始めます。

 今回はロール紙を使うので、ロールフィーダー(底のトレイ)を引出します。

 ロール紙をセットしたあとは、左端をガイド線に合わせてまっすぐにします。
 白いローラーに先端を突き当てて、シワにならないように伸ばしながら上矢印ボタンを押します。




データ制作~カット

 CAMEO 4にはシルエットスタジオ(Silhoette Studio)というデザインソフトが付属されています。

 有償でアップグレードもできますが、無償版でもある程度のことはできます。

 AdobeのIllustratorのデータを使うには1万円の最高位版を使う必要がありますが、姑息的手段でAIデータを活用する事もできます。

 PNGデータの透明部分は切り落とすという機能が無償版にもありますので、これを活用します。
 AIデータをPNGデータに変換して、切り抜き部分を透明にして活用しています。高さ10cmほどのステッカーなので、さほど精細さを求めていないのですが、特に曲線がガタガタになるような事もないので、問題ないと思います。

 小さなデータでは差がわからないと思います。

 シルエットスタジオの画面構成は下図のとおりです。
 何となくAdobe Illustratorと似たような構成です。

 基本的な使い方としては、例えばテキストデータを入力する場合は『A』と書かれた左側のアイコンをクリックします。

 画像を挿入する場合は、フォルダからアプリ画面に直接ドラッグ&ドロップすれば挿入されます。


 データを制作したら、次はCAMEO 4への指示だしです。

 デザイン画面で右上の『送信』をクリックすると指示を出すための画面に切り替わります。


 今回の丸和書店のカッティングシートですが、下記の設定で上手くカットできました。カット圧を6にすると台紙(裏紙)まで刃が入る感じがあるので4~5が良いと思います。

  • アクション:自動(カット)
  • ツール:オートブレード
  • 刃先:1
  • カット圧:5
  • 速度:5
  • パス:1

 セットアップが終わったら、テストカットします。

 画面右下の方に『テスト』を押すと、1cmくらいのテストカットを実行します。
 シートがグチャグチャにならないことと、カッティングシートとして必要な切れ目が入っている事を確認します。

テストカットボタン
本番カットボタン(送信)

 テストが終われば本番です。

 パソコンからCAMEO 4へデータを送り、カットを実行します。

 私が作ろうとしている幅30cm、高さ10cm程のステッカーであれば2分前後で終わります。
 『警戒』には少し時間がかかりますが『カメラ』にはさほど時間がかかりません。複雑さで時間の長短が変わります。




クロスカット

 クロスカットとは、メディア(カッティングシート)を一直線にカットする手段です。

 レール上にカッターが付いた仕組みで、カッターをレール上で一直線に動かすことで、一瞬でキレイにカットできます。

 この作業でCAMEO 4での作業は終わりになりますので、メディア(カッティングシート)を取り外せるようにローラーから解放しておきます。


 このシートを奥に送るという操作がわからず悩みましたが、コールセンターに電話する事で簡単に解決できました。

 最初に自動音声で『使い方なら1』『修理は2』などと言われるので1番を選び使い方へ進みます。
 オペレーターさんに名前と連絡先を聞かれるので伝えると本題に入ります。

 今回はメディアを奥に送る方法について質問ですが、自動音声から諸々の質問を終えて本題、そして回答を得て電話を切るまで2分58秒でした。

 即答です。窓口問合せ、優秀です。




後処理

 カット直後のカッティングシートは、見た目には1枚の無地ラベルです。

 良く見るとカット線が入っているので、そのカット線に合わせて無用な部分のシートをはぎ取ります。

 特に小さいパーツは一緒に剥がれて行ってしまわないように注意が必要です。

 例えば『監視カメラ警戒』というステッカーでは、漢字の部分がいずれも細かいので、気が付くと棒が1本無くなっているという事もあります。
 自宅用であれば多少の事は流せるので良いですが、どなたかからの依頼で作る場合には注意が必要になります。

 細かい作業にはデザインナイフなどと呼ばれる美術や工芸で使われる作業ナイフがあると便利です。
 文具用のカッターナイフでも作業はできますが、台紙とシートの離型には細かな力加減も要るので、デザインナイフがあると便利です。

鉛筆のように持ちやすいデザインナイフです。先端の刃は交換可能です。30度や45度など刃先の角度が異なる刃を選ぶ事ができます。

 もっと先回りすると、デザインの時点で、剥ぎ取りやすいフォントを使うとか、あえて細かい部分を潰してしまうという処置もできます。

 今回、一度に全部を剥がしていますが、普段の作業では何か所かにカッターを入れて、10cm~20cm以内のブロックに分けて剥ぎ取り作業をしています。




貼付・完成

 カッティングシート上にあるステッカーを、目的の場所に転写します。

 カッティングシートの台紙(離型紙)からステッカーを取り出す時に使うのが『アプリケーションシート』『アプリケーションフィルム』と呼ばれる粘着性が弱めのシートです。

 一般的には透明なシートです。

カッティングシートの台紙(離型紙)からステッカーを取り出すためのシートです。一度、このシートにステッカーを移して、そして目的の箇所に貼付します。

 アプリケーションシートはカッティングシートと同じくらいの値段なので、単純に言えばステッカーづくりにはカッティングシートの倍額の費用がかかる事になります。

 そこで活躍するのがマスキングテープです。
 工事現場の塗装やコーキングなどで多用さている物ですので安いです。

 私が使っているのはニチバンのNo.222という弱粘着タイプです。50mm×18m×2巻で300円ですので、1.8平米で300円、1平米あたり166.6円です。
 アプリケーションシートが30cm×10mで2千円くらいなので1平米あたり666.6円です。4倍の価格差があります。

テープの『ニチバン』から出ているマスキングテープです。粘着力の異なる色々な製品があるのでどれが良いとは言い切れませんが、このテープですとステッカーが上手く転写できています。

 今回は駐車場の看板を作っているので耐候性があり、かつステッカーが貼付できる基材が必要でした。
 そこで選んだのはアルミ板です。

 厚みが2mmあり、手では曲げられません。アルミなのでドリルで簡単に穴が開きます。アルミとしての耐候性があり、多少は色が白っぽく変化しますが、鉄のような赤錆などは出ないので、看板としての機能は長く持ちます。

10cm×30cmの丁度良いアルミ板です。厚さが2mmあるので、人の手では簡単には曲がりません。壁に水平に設置して防犯カメラを2台乗せていますが、普段は揺れる事もありません。今回は駐車場の表示プレートとして使いましたが、アルミなので耐候性もあり、穴あけ加工も容易なので便利です。

 もう1つの看板機材はアルミ複合板です。

 駐車場の『空あり』などの看板は、この複合板にステッカーを貼付して制作しています。

 エスコの物がリーズナブルです。数がまとまるなら看板屋さんに譲ってもらう方法もあると思います。

こちらは全てがアルミではなく、表面がアルミの板です。中は空洞が多いので軽いですが、表面は金属なので相応の耐久性があります。A4判以上の看板用として使っています。

 最終工程の一連の流れを動画にまとめています。




総括

 今回はCAMEO 4というカッティングマシンを調達したので、その使い方を簡単にまとめました。

 駐車場の看板を作ることが目下の急務、それについては一応の解決ができました。

 合計30枚の駐車場プレートを制作する予定で、外注するのと内製化するのでどちらが合理的か考えた時、マシンを買って内製化する方を選びました。

 費用としてはマシンが3.3万円、黒色のカッティングシートが0.2万円、アルミ板が30枚で1万円です。
 4.5万円を30枚で割ると1,500円、だいたい看板屋さんに頼むのと同じくらいかなと思いますが、看板屋さんの金属プレートはかなり薄く0.3mmや0.5mmといった物が多いです。

 今回は2mmという厚手のアルミ板が使えましたし、なによりマシンが手元に残るので駐車場の入替があっても対応できます。
 駐車場以外にも各種看板に使えますので、カッティングマシン調達は合理的だったと思います。




応用編

 早速応用しています。

 イナバ物置の外壁面に『防犯カメラ警戒中』というステッカーを貼付しました。

 泥棒さんがフェンスをよじ登ってきたときに、正面に見えるように貼付しています。




 今回はカッティングマシンを調達し、実際にステッカーを作るところまでを試してみました。

 素人でもプロっぽいステッカーが作れるのは、マシンの良さのお陰だと思います。

 今後は型抜きなどにも挑戦し、オリジナルの紙飛行機などが作れるようになると良いなと思っています。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

解決



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2021年8月18日
2021年9月23日
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Mesh Wi-Fi 構築失敗 ~今日の課題~

★今日の課題★
自宅でMesh Wi-Fiを構築しようと試みて、失敗。
リカバリーは....




宅内LAN通信速度低下

 原因不明でしたが、宅内LANの通信速度が劇的に低下しました。

 通信速度を測定していくと有線LANは100Mbpsを記録しても無線LANが1~2割の速度しか出なくなっていました。

 数日後にはウェブセミナーで半日ほど講師を務める予定、通信障害はあり得ないと思い急ぎ機器の入替を検討しました。




Wi-Fi 6

 まず高速化のために、最新規格であるWi-Fi 6には対応させようと思います。

 最新機種を買うと、必然的にWi-Fi 6には対応するようですので、特別な配慮なく導入はできそうです。




どうせ入替ならMesh Wi-Fi

 今回、ONUと接続しているメインのルーターの入替が必要かなと思いましたので、一気にMesh Wi-Fiに入って行こうと思いました。

 現況では下記のとおり全てBuffulo製品でしたので、今回の入替後もBuffuloのつもりで検索を開始しました。


 最新機種で考えるとメインの電波は4800Mbpsは確保したいところなので下記5機種に絞りました。

 中でもWXR-6000AX12Sは新規格Wi-Fi6対応ルーターのフラッグシップモデルとしてメーカーが推しているので、魅力的な装置だと思いました。


 残念な事として、Mesh未対応がわかりました。

[Link] BUFFALO: Wi-Fi EasyMesh




Meshで選ぶtp-link

 Meshで行こうと決めてしまったので、Meshありきで検索を始めることになりました。

 防犯カメラのPoE対応HUBで何度も購入したtp-linkのルーターが良さそうな事がわかってきました。

 アンテナがたくさん付いたルーターにはトライバンド(AX6600)とデュアルバンド(AX5400)という機種があることがわかりました。

 これらを、バッファローのフラッグシップモデルと比較しながら検討することにしました。

 まず大きな違いは『トライバンド』です。ここをどのように評価するかが1つのポイントになります。
 Buffaloの機種はデュアルバンドですが、2.5GHz帯の速度が1147Mbps、tp-linkは574Mbpsです。トライバンドで5GHzが強化されたtp-linkか、まだまだ多い2.5GHzに強いBuffaloが良いかが注目点です。

 有線LANについてはBuffaloが10Gbpsに対応しています。
 私の所の光回線契約がそこまで速くないので、私の所では1Gbpsでも十分です。

 価格比較ですが、tp-linkのデュアルバンドがBuffaloの3分の1程の値段なので、tp-linkの装置を3台買って家の中にバラバラに置く方が、1台あたりの細かなスペック比較より良いなと思いました。

 tp-linkはMeshに対応済、Buffaloは今後予定という事なので、そこだけ見たら歴然とした差があります。

メーカーBuffalotp-linktp-link
型式WXR-6000AX12SArcher AX90
(AX6600)
Archer AX73
(AX5400)
規格Wi-Fi 6Wi-Fi 6Wi-Fi 6
Mesh Wi-Fi×
(対応予定)
Mesh方式EasyMeshOneMeshOneMesh
無線LANデュアルバンドトライバンドデュアルバンド
Wi-Fi
速度
5GHz:4803Mbps
2.4GHz:1147Mbps
5GHz:4804Mbps
5GHz:1201Mbps
2.4GHz:574Mbps
5GHz:4804Mbps
2.4GHz:574Mbps
Wi-Fi暗号化WPA3 Personal
WPA2 Personal
WPA/WPA2 Personal
WPA2/WPA3 Personal
WEP(128-bit / 64-bit)
WPA
WPA2
WPA3
WPA/WPA2-Enterprise
(802.1x)
WPA
WPA2
WPA3
WPA/WPA2-Enterprise
(802.1x)
アンテナ8本
5GHz/2.4GHz共通 4本
5GHz 4本
8本
高性能固定アンテナ×8
6本
高性能固定アンテナ× 6
有線LAN10Gbps LAN×1
1Gbps LAN×3
10Gbps INTERNET×1
2.5 Gbps WAN/LAN× 1
1 Gbps WAN/LAN ×1
1 Gbps LAN×3
ギガビットWAN× 1
ギガビットLAN× 4
IPv6IPv6IPv6IPv6
プロセッサクアッドコアCPU 2.2GHzクアッドコア CPU 1.5 GHzトリプルコア CPU 1.5 GHz
USBUSB 3.2 (Gen1)USB 3.0×1
USB 2.0×1
USB 3.0×1
消費電力100V
34.0W
12V
3.3A
12V
2.5A
寸法300×195×75311×207×174272.5×147.2×49.2
市価37,273円23,646円12,600円



tp-linkでOneMesh構想

 tp-linkの公式サイトでOneMesh対応機種を探しました。

 前項で上げたAX90やAX73もリストに挙がっていました。この2機種はルーターモードとブリッジモード(アクセスポイント)があるので、同じ機種を買っても1台だけルーターにすれば残りはアクセスポイントとして使えます。

 リストにある『無線LAN中継器』は有線LANポートが少なかったり、電波強度が弱かったりするので、やはりWi-Fiルーターをアクセスポイントに転用する方が強固だと思いました。




買ってからわかった

 今回はトライバンドのAX90をルーターとして使用し、AX73をアクセスポイントとして2台設置する事にしました。

 そして、AX90をメインとして、AX73をOneMeshの中継器にする計画でした。


 セットアップをしていると『メッシュデバイス』という設定項目があり、宅内ネットワークで対象機器を探すも見つかりません。

 AX73の設定が悪いのかと思いルーターモードにしたり、アクセスポイントモードにしたりと色々試しましたができません。
 AX73の方からメッシュデバイスを探しに行っても見つかりません。

 この時点で、接続しているAX90、AX73にメッシュ機能があることは確認できました。


 今さらながら、tp-linkのサイトにあった説明書きの意味がわかりました。

 OneMeshにおいて『ルーター』に属する装置は1台しかつかえず、『ルーター』と称して売られている物を中継モードにしてもOneMeshには参加できないという事を言っていたのだという事が理解できました。

 したがって、買うべきは『ルーター』を1台、あとは任意の数の『無線LAN中継器』でした。




ルーターセットアップ

 OneMeshは諦める事として、各装置のセットアップをしました。

 セットアップ手順としては、ルーターの場合はまず通信事業者からの貸与機器(ONUなど)の電源を切ります。
 次にルーターの電源をオン、LANケーブルを差込みます。
 LANケーブルの他端をONUに差込み、ONUの電源を入れて起動するまで数分待ちます。

 起動を待っている間にパソコンとルーターをLANケーブルで接続します。

 パソコンのブラウザで tplinkwifi.net を開きます。

http://tplinkwifi.net

 初期設定のパスワード、タイムゾーン、AX90の場合はインターネット接続に使うポートを選びます(AX73にはありません)。

 つぎに接続方法を設定します。
 通信事業者から案内されている接続方法になりますが、光回線などでは一般的にPPPoEを選ぶ事になると思います。

 通信事業者との契約書などに記載されているユーザー名(ID)とパスワードを入力すると接続されます。

 つぎにWi-Fiの設定をします。

 デフォルトのままでも接続可能ですが、私のところではネットワーク名(SSID)は変更しています。

 利便性を考慮し、スマホテザリングの際にも同じSSIDを使っています。こうする事で、家から持ち出したパソコンやゲーム機が外出先でも簡単にスマホテザリングに接続できます。

 最後にアップデートの確認を求められるので実行します。

 これでルーターは動き出します。

 メーカーの動画も参考になります。




アクセスポイントセットアップ

 ルーターをアクセスポイントに変更する場合は tplinkwifi.net で開く設定画面で『詳細』を選び『システム』の『動作モード』を選択します。
 この『動作モード』という表示が出ずに苦労しましたが、左側の灰色のメニューバーのあたりにカーソルを持っていくとうっすらとスクロールバーが表示されるので、それを下に持っていくと表示されました。


 あとはラジオボタンを変更するだけです。

 アクセスポイントモードを選択し、『保存する』をクリックすればアクセスポイントとしての利用が始まります。




IPアドレスに注意

 BuffaloではIPアドレスが 192.168.11.***でした。3枠目が『11』がデフォルトだったと思います。

 tp-linkではデフォルトが 192.168.0.***です。3枠目が『0』です。

 動的なIPで自動設定される機種は良いのですが、プリンタや防犯カメラなどでIPアドレスを固定してしまっている場合、変更が必要になります。

 ルーター変更後は宅内ネットワークは192.168.0.***で運用されているので接続しているパソコンも『0』になっています。

 プリンタなどは本体の設定画面で変更できますが、ストレージサーバや防犯カメラなどパソコンを接続しないと設定変更できない機種の場合、少々手間が発生します。

 現在、ネットワークへの接続が確立している機器については、 tplinkwifi.net で開く設定画面の『ネットワークマップ』から『クライアント』を選ぶと一覧表示されます。

 『Unknown』と表示される機器も多いので、MACアドレスとの照合などにより何の装置か確認していく必要があります。




自分のパソコンのIPアドレス確認

 自身のパソコンのMACアドレスやIPアドレスはコマンドプロンプトの『ipconfig/all』で確認できます。

 スタートメニューを表示するWindowsマークをクリックします。ソフトウェアの一覧が表示されますが、そこから選ばずとも『cmd』とキーボード入力するとコマンドプロンプトが候補されます。

 黒い画面のコマンドプロンプトが表示されたところで 『ipconfig/all』 と入力するとズラっとネットワーク接続情報が表示されます。

 上図ではネットワークへの接続はWi-FiなのでWIreless LANの項目を見ます。
 MACアドレスは『物理アドレス』の欄に記載されています。
 IPアドレスはIPv4アドレスという所にある192.168.0.47というものになります。

  tplinkwifi.net のクライアント一覧で同じIPアドレスの装置を見つけると、このパソコンの情報と一致します。




クライアント情報はコマンドプロンプトでも

 このコマンドプロンプトというアプリを使うと、ネットワーク上で使用中のIPアドレスを一覧表示させる事もできます。

 コマンド『arp -a』(ハイフンの前にはスペース1個)と入れてEnterキーを押すとネットワーク上で使用されているIPアドレスと物理アドレスが一覧表示されます。

 ここで空きIPアドレスを見つけることができます。




乗り遅れた機器たちの救済

 新しいルーターになり192.168.0.***での運用が始まったにも関わらず192.168.11.***のIPアドレスでネットワークに参加しようとしている機器があると、その機器へのアクセスができずどうにも困ってしまいます。

 この乗り遅れた機器にも192.168.0.***のIPアドレスを与えるためには、パソコンと直接接続して調整する必要があります。

 まず、パソコンのWi-Fiはオフにし、有線LANポートを使って対象機器とパソコンを直接接続します。

 従来のWindowsで言えば『コントロールパネル』の『ネットワークと共有センター』から、Windows10であれば『設定』の『ネットワークとインターネット』から調整に入ります。

 従来のコントロールパネルから行った場合は『アダプターの設定の変更』、Windows10の設定から行った場合は『アダプターのオプションを変更する』をクリックすると下図の画面が表示されます。


 この画面の左はWi-Fiなので無視、右の『イーサネット』を右クリックします。

 メニューが表示されるので『プロパティ』を選択します。


 イーサネットのプロパティ画面では『インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)』を選択し、『プロパティ』ボタンをクリックします。


 するとIPアドレスを決定する画面が表示されるので、自動ではなく『次のIPアドレスを使う』のラジオボタンを押して編集を有効にします。

 IPアドレス欄には適当に『192.168.11.33』などのアドレスを入れます。最後の『33』は55でも111でも構いません。

 サブネットマスクは 255.255.255.0 が自動入力されると思います。

 これでIPv4プロパティ画面の『OK』をクリック、次いでイーサネットプロパティ画面の『OK』をクリックすると、このパソコンのIPアドレスは192.168.11.***に変更されます。


 この状態になると、接続した機器の設定画面に入ることができるはずです。

 接続した機器のIPアドレスが192.168.11.99ならブラウザにそのIPアドレスを入力して設定画面を開き、新しいIPアドレスとなる 192.168.0.*** を設定します。

 この段階で自動的にはIPアドレスの重複を調べられないので、事前にコマンドプロンプトの『arp -a』 などで空きアドレスを調べておきます。

 個別設定が終わったら、パソコンのIPアドレス設定を自動に戻します。イーサネットのプロパティからIPv4のプロパティを開いて『IPアドレスを自動的に取得する』のラジオボタンを選択して『OK』します。




機器調整中に低速原因発見

 色々と片づけていて、問題を発見しました。

 防犯カメラのレコーダーに8つのポートがあり、4つはカメラが接続されているのですが、残りのポートはHUBとして使われていました。

 そのHUBとしてつながるはずの装置は1台のはずなのに3つ使われていておかしいなと思い、線をたどっていくとループしていました。

 つまり一端がレコーダーに入って他端は何らかの機器に接続しているべきところが、他端もレコーダーに入っていたので通信がループしてしまい、トラフィックを消費していました。

 この線を抜いたところで、通信速度は契約どおりの100Mbpsに回復しました。

 言い換えると、今回の装置入替はあまり意味が無かったという事になります。




Meshはできなかったが....

 Buffaloからtp-linkへの乗り換えは想像以上に労力を費やしましたが、Buffaloより安くて強固なネットワークを組めたと思います。

 狭い家に3台も4800Mbps級の装置を置いたので、家のどこにいても電波状態は良好です。

 オフィスのように広ければ電波切れの瞬間があって、次につながるという事が起こりそうですが、普通の家なので宅内を移動中に切れる事はなく、Meshで無くても大丈夫かなと思いました。

 Meshで無くて良いのですが、駐車場までWi-Fiがしっかり飛ぶように調整が必要だなと思います。
 今はドライブレコーダーのアップデートくらいしかありませんが、将来は車自体のアップデートも必要になると思いますので、Wi-Fiの電波は駐車場にまで及ぶ必要があるなと思いました。




 今回、通信速度ダウンを経験してルーター等の一斉交換を計画しました。

 Wi-Fi 6への対応はできましたが、Mesh Wi-Fiへの対応には失敗しました。装置の特性をよく理解していなかったことが原因でした。

 ただし、狭い宅内であればMeshは要らないかなと思いました。今回調達した3台の装置が5GHzであれば4800Mbps対応という事もあり、宅内での電波の奪い合いも少なそうなので、多少電波が弱くても通信に支障は無さそうです。

 BuffaloのWXR-2533DHP2というルーターは約5年間、我が家のルーターの仕事をしてきましたが、今日からアクセスポイントとして再出発する事になりました。
 過日、物置小屋にLANケーブルを敷設したので、その小屋内に設置してWi-Fiのアクセスポイントになりました。

 次はガレージのWi-Fiについて検討しなければなりませんが、今回撤去したBuffaloの装置がたくさんあるので、どれか屋外に設置しようと思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

解決
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E:62:11 ヤフオク!で落札したカメラの修理 ~今日の課題~

★今日の課題★
 ヤフオク!で落札した『E:62:11』というエラーが出るハンディカムを昨年9月に修理しました。
 しかしまだ、完治しておらずレンズが揺れたり、黒い影が入ることがあるので根治法も模索しました。




E:62:11

 ソニーの公式サイトでは『手ブレ補正』の機能の関連して、『レンズに無理な力が加わる』ことによって、『レンズ駆動回路の保護』をしてエラー"E:62:11"が出されるという事でした。

 バッテリーの抜き差しで改善するという事ですが、このエラーを起こす根本原因はよくわからないまま、姑息的改善はできました。

[Link] SONY: 「E:62:11」や「E:62:12」の自己診断表示 (エラーコード)が表示される(ハンディカム)


 昨年9月のカメラ入手時点のエラー発生頻度から見れば、一度分解して修理した甲斐あって、この1年間はほとんどエラーを見ることはありませんでした。

 その回避策の1つとしてカメラを固定した事があります。

 エラーが出ていない状態でカメラを壁に固定したところ、その位置ではエラーが出ることがなくなりました。
 ただし、本体のPOWERボタンで電源On/Offすると時々エラーになる事を経験的に知ったので、本体のボタン操作は行わず、ACアダプタの電源を切る方法に切り替えました。
 バッテリを搭載していないので単純に電源が切れます。

 これの良いところは、レンズシャッターが動かないところです。
 いきなり電源が切れるのでシャッターは動かず、シャッターが動かないからレンズ周りでは何も起きないという事になりました。

 おそらく、黒い影が映っていたのもこのシャッターのパーツではないかと疑っています。




固定カメラをやめた

 今夏、テレワークの作業デスクを宅内で引越したため、固定カメラも外す事になりました。

 そして当面、可搬式カメラとしてハンディカムらしい運用をしようと思ったのですが、そこでレンズ関係のトラブルが頻発しました。

 固定するための治具などは探している最中ですが、適当な固定方法がみつからないので、カメラの修理が必要だなとおもっていました。




E:61:00で知見を得た

 今月、ヤフオク!で落札したHDR-CX170というHandycamはエラー『E:61:00』が出る事が既知でした。

 商品到着後に修理をしてみたところ、レンズ摺動部にシリコーンスプレーを塗布することで根治できました。

 これに着想を得て、HDR-CX270Vでも試してみました。




シリコーンオイルで直る

 HDR-CX270Vを分解して、カメラ摺動部にシリコーンオイルを塗布して、使用してみると改善されていました。

 修理前は、何もしていなくてもレンズがガタガタと動いてしまい、映像が震えていました。

 リモート会議では使いづらい映像、運動会などの長距離撮影ではまったく使えないような状態でした。

 それがシューっとスプレーしただけで改善しました。

 2012年1月発売の機種なのでもうじき10年。メーカーも修理対応を終えていそうなので思い切った修理方法にチャレンジできました。




1週間で2台のHandycam修理

 この1週間で2台のハンディカムを治しました。

 1台は2010年発売のHDR-CX170でエラー番号『E:61:00』が出ていました。

 もう1台は2012年発売のHDR-CX270Vで、エラー番号は『E:62:11』がdていました。

 2台ともレンズ系のエラーでしたが、シリコーンスプレーだけで異なるエラーを改善できました。




 今日は、以前修理を試みて完治はしていなかった"E:61:11"が出るハンディカムを修理しました。

 修理方法は数日前に発見したシリコーンオイル塗布法です。カメラレンズの摺動部にスプレーするだけです。

 この単純で野蛮な感じの方法で、型の異なる2機種を修理することができました。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

解決
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1,260円で買ったHandycamの『E:61:00』を改善 ~今日の課題~

★今日の課題★
ヤフオク!で1800円で落札したハンディカムのエラー『E:61:00』を解消できればウェブカメラ化できるという事で、修理にチャレンジしました。




SONY Handycam

ハンディカム(Handycam)

 ハンディカムはソニーのビデオカメラブランドです。

 ソニーによると、ハンディカムの初号機は1985年の『CCD-M8』だそうです。
 当時のカメラと言えばVHSかベータかという争いから8ミリという新規格に移行した頃です。
 『Hi8』(ハイエイト)という言葉がTVCMで流れていた事を思い出します。

[Link] SONY: ハンディカムの歴史

 1986年~1992年に放送された加トちゃんケンちゃんごきげんテレビという番組では一般の視聴者のホームビデオの投稿で構成されるコーナーがありましたが、ビデオカメラが普及した時期だったと思います。

 現在のハンディカムは3万円前後で買えるエントリーモデルから、10万円ちょっとで買えるハイアマチュアモデル、20万円くらいのセミプロモデルまでラインアップされています。


 ソニーには他にもカメラブランドがあり、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)のCyber-shot(サイバーショット)、一眼レフカメラのα(アルファ)、業務用ビデオカメラのNXCAM、映像制作機材のXDCAMなどがあります。

参考 SONY: ハンディカム


ハンディカム生産完了品

 ソニーのハンディカムは1985年からの歴史がありますが、これまでに数十ものモデルが発売され、廃番となっています。

 今回、この廃番になったハンディカムを活用したテレワーク・リモート会議のツールについて話題にしています。

参考 SONY: ハンディカム 生産完了品




1,800円のハンディカムはエラー付き

 ヤフオク!でビデオカメラを検索すると5千件以上ヒットします。

 ソニーで絞り込んでも1千~2千件のヒットがあります。

 その中で概ね2010年以降に発売されたであろう物を探すと半分以下に絞り込めると思います。


 例えば2010年発売のHDR-CX170というハンディカムをヤフオク!で検索すると常時20件くらいがヒットします。

 相場でいうと、本体+電源ケーブル+バッテリ1個が揃っていて5千~6千円という感じです。
 バッテリと電源ケーブルはゾロ品がAmazonでそれぞれ1,500円くらい、両方で3千円くらいになるので、もしカメラ本体だけを落札するなら3千円くらいまでを値ごろ感として持っておくと良いと思います。

 下図の中には即決価格で10,978円(送料別)や14,190円(送料別)という商品も出品されています。
 1万円以上出すと発売年ももう少し新しい物が選択肢に入ってきますので、予算によっては選びようがあります。

[Link] SONY: HDR-CX170


 ここ1年くらいで私が調達したHandycamはいずれも中古品です。

 HDR-CX270Vは本体を2,800円で落札、送料が657円かかったので総額3,457円でした。これにはバッテリが付属されていました。

 HDR-CX370は本体を800円で落札、送料が520円かかったので総額1,320円でした。

HDR-CX270V(ヤフオクで2,800円)
HDR-CX370(ヤフオクで800円)

 そのような中で今回、私はHDR-CX170を1,800円で落札しました。
 この出品ですが、実は一度見送っています。前日まで1,900円で出ていましたが応札ゼロが続いているので値下げするだろうと思って静観していたら、やはり100円(5%)下げてきました。

 すぐに入札、約24時間後に締め切られて落札者となりました。

 出品者様には1,800円が届くと思いますが、私は30%offクーポンを使ったので540円引きの1,260円しか払っていません。


 応札が無いのには理由があります。

 商品説明欄に『E:61:00エラーが出ます。ピントが合いません』と正直に書かれていますので、多くの読み手が致命的エラーがあると思ったのではないかと考えます。

 私も致命的エラーを疑いつつも、直せるのではないかと半信半疑で落札しました。

 1,260円を支払っての社会勉強のスタートです。




Lens Error Code "E:61:00"

 ハンディカムの電源を入れると、自動的に自己診断が行われます。撮影に欠かせないレンズ部分は、何かしらのしっかりした自己診断が行われるようです。

 自己診断後、レンズが捉えた映像を液晶モニタに映し出し、各種情報が画面に重なった表示になります。

 この起動時の自己診断で、画面右上に『E:61:00』と表示される現象があります。

 SONY公式サイトでその要因は『フォーカス駆動部に何らかの異常が起きています。』という抽象的な表現で、具体的に何が作用しているかはわかりません。

 サイトには『このページは役に立ちましたか?』というボタンが表示されていますが、ある意味では役立ちましたが、課題解決には至っていません。

[Link] SONY: 「E:61:00」や「E:61:01」など、「E:61」で始まる自己診断表示(エラーコード)が表示される。(ハンディカム)

[Link] SONY: 為什麼LCD螢幕上顯示E:61:00或E:61:10?


 このエラーはソニーあるあるなのか、意外と投稿数が多いキーワードです。

 直し方として多いのが『叩いて直す』です。以下に並べるリンクは叩いて直す、叩いたら直ったという投稿記事です。
 海外でも『5 hard bumps』(硬い所へ5回ぶつける)で直ったという投稿も見られたりしています。


 ちゃんとメーカーに出して部品交換したという事例もあります。メーカー修理なので、ちゃんと直っています。


 根治ではなく姑息的な対応としては、下記の方法を海外の投稿で見つけました。

  1. カメラの電源を切る
  2. カメラを下向きにする
  3. 電源を入れる

Sony DSC-TX9 Error E:61:10?

HDR-CX110 ... blinking error code E:61:00:00 auto focus doesn't work...




自力で根治

 叩いて直すのは常套手段ですが、根治するとは思えないので違う方法を模索しました。

 異常があるのはレンズ関係、そしてレンズ関係で異常が出るとすれば可動部だと推測できます。

 このカメラのレンズは2本のレールと1本の全ネジ上に載っている構造であり、全ネジが回転することでレンズが前後に移動する構造です。

 レンズの移動量は全ネジの回転数で見るか、軸上にある実際のレンズの位置を見るか、いずれかだと思います。

 今回疑ったのはこの位置センサーと、レール関係です。

 『今回』と書いたのは実は『前回』があるからです。前回は"E:62:11"というエラーでした。画面の端に黒い影が出るものでしたので、今回とは少し違いますが、ハンディカムのレンズ関係のエラーは経験済でした。


エアガンで掃除

 まず最初に行ったのが、エアガンでの掃除です。

 その前に分解は必要です。

 可動レンズ部を露出し、直接エアガンで空気を吹き付けました。

 何度も繰り返しましたが、何かゴミが出て来るとかいう様子もなく、エラーは消失しませんでした。


今回使用したエアコンプレッサーです。コンパクトなので、家の中に置いています。

シリコーンオイル

 レンズを移動させると前端および後端に到達しても動き続けようとしてジーッという音がしていました。

 音の原因が何なのかよくわかりませんが、摺動性に問題があるのではないかと疑い、思い切ってシリコーンスプレーを塗布しました。

 1,260円だから出来る行動です。45,500円ならやらなかったと思います。


シリコーンスプレーです。私の手元にあったのは古いパッケージの赤い缶でしたが、今は白い缶で売っています。クリンビューでなても556で有名なKUREなどでも問題ないと思います。目的は摺動性を良くすることです。



シリコーンオイルで直った

 結果として、思い切ったシリコーンオイル塗布という手段が奏功してエラー『E:61:00』は消失しました。

 硬い所に5回ぶつける修理方法も雑さがあると思いますが、シリコーンオイル塗布も雑さがあったと思っています。

 一応、キレイに拭き取って、カメラを組み立てて、レンズを前後に動かしてみても異常はなく、家の中でウェブカメラとして使うには問題なさそうでした。




根治プロセス動画

 分解から根治(だと思う状態)に至るまでの一連の作業を動画で撮っていましたので共有します。

 本来は分解して、ネジの位置がわからなくなった時のために撮影していたのですが、修理が上手く行ったようですので公開しました。


ベッセルの精密ドライバーです。刃先は0番です。動画の中で映っている製品です。私はドライバーに関してはベッセルを全面的に信頼して使用しています。ペンチなどはフジ矢を使うなど、それぞれに良いメーカーを選んでいます。



アクセサリ注文

 今回落札したHDR-CX170には電源アダプタもバッテリも付属されていませんでした。

 私は手元に同型の物があったので修理中はそちらを流用していましたが、修理できたのでHDR-CX170用に電源関係のアクセサリを注文する事にしました。

 机上でのリモートワーク専用なのでACアダプタだけでも良いのですが、先日講演中に少しだけカメラ位置を動かそうとしたときに線が抜けてしまい焦ったので、安物でも良いのでバッテリを搭載しようと思いました。

 ACアダプタとバッテリは純正品ではなくゾロ品、どちらも1,500円くらいで買う事ができました。

HDR-CXから始まるハンディカムに広範に対応するACアダプタです。コネクタ部は歪みなどは無さそうで、純正品と抜き差しの抵抗感は差を感じません。ネット通販で色々と候補が出てきますが、写真をよく見ると表示が同じなので、もしかすると同じ工場で作られているかもしれません。

ハンディカムに広範に対応するリチャージャブルバッテリです。専用充電器も売っていますが、カメラ本体に取り付けてACアダプタを接続しておけば充電できます。ヤフオクでカメラと一緒にバッテリも同梱されて来ればそちらでも十分機能するとは思いますが、運動会など長時間屋外で使用するのでれば10年落ちの電池で不安になるより、新しい物を持っておく方が良いと思います。



HDMIスルー

 カメラは調達できましたが、ウェブカメラとして使うためにはHDMIスルー出力(クリーン出力)できる必要があります。

 今回調達のHDR-CX170は2010年発売の比較的古いカメラですが、HDMIスルー出力には対応していました。

 まずMENU画面を開き、『画面表示出力』というボタンを押します。すると選択肢が2つ出てくるので『パネル』しか書いていない方を選択します。

 この操作で、カメラ本体の液晶画面には操作画面が表示されたままになっていますが、HDMI出力した先のディスプレイには、カメラで捉えている映像だけが出力されます。


 パソコンとハンディカムの接続にはHDMIケーブルとキャプチャデバイスが必要になります。

 HDMIケーブルは消耗品のようなもので、抜き差ししていると壊れることがあります。
 以前はAmazonで1本1千円のケーブルを買いましたが、消耗品だと気づいたので昨秋は10本セットで3千円の物を買いました。

 キャプチャデバイスとは、HDMI入力信号を、USB入力信号に変えてウェブカメラのように画像データを取り込むツールです。
 私が使っているのはChilisonという1ch用の小さいデバイスと、ATEM Mini Pro ISOという4ch対応のプロっぽい大きなデバイスです。今では8chの物が値下がりして登場しているので、このあたりのスイッチャー兼用のキャプチャデバイスは1台持っておくと便利だと思います。
 単チャネルも多チャネルもどっちも良いですが、1chの方はかなり熱を持ち、2時間以上使用しているとダウンする事がありました。講師を務める場合には使わないようにしています。

 多チャネル用を使う時にはサブモニタが欲しいです。
 外出先でリモート講演するときにも重宝するのですが、モバイルディスプレイを1台保有しておくと良いです。私はアイリスオーヤマの物を使っています。かなり軽いです。


 HDMIスルーについては過去の記事でも触れさせて頂いております。HDMIスルー(クリーン出力)とはどういうものなのかは『概要編』に、各機種毎の対応状況は『機種編』で触れています。

概要編
機種編



保有機比較

 現在保有しているハンディカムを比較してみました。

 いずれも発売時期が近いので大差はありませんが、レンズ部分が少し違うので、机の上に置いてウェブカメラ化するときに背景の映り込みなどに多少の影響があります。

HDR-PJ20HDR-CX170HDR-CX270VHDR-CX370
発売日2011年2月2010年1月2012年1月2010年1月
総画素数420万画素420万画素543万画素420万画素
センサー1/4型
Exmor R
CMOS
1/4型
Exmor R
CMOS
1/3.91型
Exmor R
CMOS
1/4型
Exmor R
CMOS
光学ズーム30倍25倍30倍12倍
F値1.8-3.41.8-3.21.8-3.41.8-3.4
f 35mm
動画
29.8-
894
37-
1,075
29.8-
894
29.8-
357.6
f 35mm
静止画
32.5-
975
39-
975
29.8-
894
29.8-
357.6
レンズGレンズGレンズGレンズGレンズ
液晶3.0型2.7型3.0型2.7型
ハイビジョン
4K
記憶容量32GB32GB32GB64GB
プロジェクタ
HDMIミニミニミニミニ
公式Web公式公式公式公式
調達先ヨドバシヤフオク! ヤフオク! ヤフオク!
状態新品中古中古中古
調達価格45,500円1,260円2,800円800円
追加送料無料無料657円520円
調達日2011/092021/092020/082020/10




最新機種との比較

 10年落ちのハンディカムと現行機種を比較してみました。

 HDRシリーズでは270、370、470と似た数字が並びますが、デバイスの仕様も似ています。

 仕様表には反映しづらい『手ブレ補正』や『スマイルシャッター』などの機能は10年で相当進化していると思います。

 新品を買うと、当然ながら保証が付いてきますし、傷1つない商品が届くと思います。SONYの実績として、10年経過したハンディカムが現役で使われているという事を加味すると、いま新品を買えば2030年も現役で使える事が期待できます。

 新品には付属品としてバッテリ(NP-BX1)、ACアダプタ(AC-UUD12)、HDMIマイクロ端子ケーブルなどが付いてきます。このバッテリはAmazonでも5千円、ACアダプタも3千円程ですので合わせて8千円の価値があります。
 市価3万円のカメラからアクセサリの価値8千円を引いた2.2万円がカメラ本体の価格だとすると、2万円台の中古より3万円台の新品をと考えたくなるところです。

 参考として載せたFDR-AX45は4K対応のハイアマチュア向けなので約10万円ですが、周辺機器との連携や拡張性が高いことが特徴です。一眼レフも比較に入るレベルなので、ここは慎重に選びたいところです。

FDR-AX45HDR-CX470HDR-CX270VHDR-CX370
発売日2018年2月2017年4月2012年1月2010年1月
総画素数857万画素251万画素543万画素420万画素
センサー1/2.5型
Exmor R
CMOS
1/5.8型
Exmor R
CMOS
1/3.91型
Exmor R
CMOS
1/4型
Exmor R
CMOS
光学ズーム20倍30倍30倍12倍
F値2.0-3.81.8-4.01.8-3.41.8-3.4
f 35mm
動画
26.8-
536.0
26.8-
804.0
29.8-
894
29.8-
357.6
f 35mm
静止画
26.8-
536.0
26.8-
804.0
29.8-
894
29.8-
357.6
レンズZEISS
バリオ
ゾナーT
ZEISS
バリオ
テッサー
GレンズGレンズ
液晶3.0型2.7型3.0型2.7型
ハイビジョン
4K
記憶容量64GB32GB32GB64GB
HDMIマイクロマイクロミニミニ
基本電池VシリーズNP-BX1VシリーズVシリーズ
本体質量510g190g205g320g
公式Web公式公式公式公式
Amazon105,900円30,827円

光学30倍ズーム、32GBの記憶容量を内蔵するソニーのハンディカムです。本体重量は190gなのでかなり軽く、長時間の撮影でも手が疲れにくいです。iPhone Xが174gなので、だいたい同じくらいの重さです。



 今回はエラー発生を承知の上でハンディカムを調達し、自ら修理してエラーを解消することができました。

 故障品なので安く出品されていたオークション品を、クーポンを併用して更に安い価格で落札できたので良かったです。
 市場では1,800円で落札する価値もないと思われて私が落札、支払いは1,260円で済ませ、修理してしまえば数千円の中古カメラと差はなく使用できています。

 この新社会・新常態ではリモートですべき仕事が増えますので、カメラの取扱いについても考えが変遷していくと思います。

  来月は見本市会場で展示会があり、出展を担当しなければならないのですが、第5波が収まっているとは思えないので、ブースをリモート管理しようと思っています。今回調達のカメラが早速役立つと思います。

 無人化するので、盗難や損傷のリスクがあるので、またヤフオク!で類似品の落札にチャレンジしたいと思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

解決
カテゴリー
注意喚起

自衛隊大規模接種会場を装ったメール ~今日の課題~

★今日の課題★
自衛隊の大規模接種センターを装った怪しいメールへの対処




2021年9月4日に集中的に

 私は複数のメールアドレスを使っていますが、その内の1つ、詐欺メールがよく届くアドレス宛に『自衛隊 大規模接種センターの概要 予約サイト案内(予約・受付案内)』というタイトルのメールが1日で5件届きました。




差出人と送信元アドレス

 差出人も名称は『自衛隊大規模接種センター』となっています。

 自衛隊の『自衛隊 大規模接種センターの概要 予約サイト案内(予約・受付案内)』のサイトを開くと冒頭で注意喚起がなされていました。
 すなわち、差出人の名称は勝手に使われている可能性が高い事が覗えます。

https://www.mod.go.jp/j/approach/defense/saigai/2020/covid/center.html

[Link] 防衛省・自衛隊: 自衛隊 大規模接種センターの概要 予約サイト案内(予約・受付案内)


 送信元アドレスは『mrso.jp』というアドレスが使われています。

 www.mrso.jpのサイトを見ると下図のように人間ドックの検索や予約のサイトにつながります。

https://www.mrso.jp

 一見するとワクチンと無関係のようですが、MRSO(マーソ)という会社がワクチン接種のウェブ予約システムを提供しているので『mrso.jp』というドメインからのメールはあり得るという事がわかります。

https://www.mrso.co.jp/lp/covidvaccination/



実際のメール

 手元に届いたメールは下図のとおりです。すべてのメールが見かけ上は同じでした。

HTML形式

 本文中には青文字・下線ありの箇所が4つあり、いずれもウェブサイトへのリンクが張られています。

 たぶんクリックしてはいけないアドレスだろうと思ったので『リンクのURLをコピー(C)』を選んでアドレスを確認してみました。

 出てきたアドレスは下記のようなものです。

  • https://www.ys.cyocksaco.com
  • https://www.yo.cyocksaco.com

※.間違えて接続しないように全角英文字を混ぜています。

 1つわかったのは、メール毎に接続先のアドレスが少しだけ違うことです。ドメインは同じですが、サブドメインの2~3文字が毎回違うようでした。

 つなぐと何が起こるかわからないので、怖くて試していません。




守る方法(1)リンクを確認

 この手のメールは『HTML』書式で作られている事が多いです。HTMLとは、ウェブサイトで多用されている技術ですが、文字にリンクを埋め込むことができます。

 今回のメールも、青字になっている部分にはリンクが埋め込まれていました。
 このリンクアドレスは、簡単には見ることができず、クリックして初めてわかるという事が多いです。

 私が使っているメーラーソフトでは、リンク部分を『右クリック』すると下図のようにメニューが表示されます。

 その中の『リンクのURLをコピー(C)』 を選んでクリップボードにコピーし、メモ帳(テキストエディタソフト)を開いてコピーされたアドレスを確認します。


 アドレス(URL)を確認するときは、『○○.com』や『○○.jp』などの部分を見ます。

 政府公式であれば『go.jp』で終わる物が多いです。

 外部委託している場合には委託業者の物が使われてしまうので確認がやや面倒です。

 今回のメール差出人は 『mrso.jp』 でしたが、ブラウザで 『mrso.jp』 と検索するとサイトにつながってしまいます。
 例えば 『mrso.jp とは?』など検索ワードを追加して検索すると、そのサイトの説明が出てきたりします。
 検索しても出てこないようなサイトは怪しいので、運営元に電話をするか、警察や消費生活センターなどに相談すると良いです。




守る方法(2)プレーンテキスト

 HTML形式のメールにはリンクを埋め込むことができるので、メールをHTML形式で読み込まなければ被害に遭いづらくなります。

 例えばガラケーとスマホのブラウザ(インターネットを見るアプリ)の違いは歴然だと思います。
 かつてのガラケーでは画像が見られない、リンク先のサイトが開けないという事もありましたが、その分だけ安全であったとも言えます。

 メーラーソフトには、あえて不便な方へ切り替える機能が備わっている場合があります。

 私はいつも『プレーンテキスト』に設定しているので、リンク付きのテキストが送られてきても、その存在を知る事はありません。


 プレーンテキストで先ほどのメールを受信すると下図のようになります。

 リンクは一切消えています。ただの活字の羅列です。

 脅威は排除されています。

プレーンテキスト

 プレーンテキストの難点は、送信者の意図が伝わらない場合があることです。

 よく『Outlookの赤字の部分を確認して』などとメールを貰う事があります。
 OutlookとはMicrosoftのメーラーソフトですが、要するに電子メールを見てくださいという意味で使われています。
 赤字の部分というのは、送信者がメーラーソフト上でテキストに色を付けたのだと思われますが、プレーンテキストの場合は文字の修飾は一切排除されるので赤い字はわかりません。

 一方でプレーンテキストが良い事もあります。
 文字化けなどをしづらいので、相手方がメールを開けないという事はまずありません。

 私は誤って詐欺サイトに接続しないために、プレーンテキストを使っています。




詐欺サイトなら報告

 今回のリンクは自衛隊の公式な物ではないようですが、ただちに詐欺サイトとは限りません。

 もし、詐欺サイトである場合はGoogleに情報提供するという手段もあります。

[Link] Google: フィッシングの疑いのあるウェブサイト報告




 フィッシングと呼ばれるようなメールは毎日のように飛んできます。

 なるべくは気を付けますが、ちょうど良いタイミングで送られてきてしまうとろくに確認もせずに開いてしまうので注意が必要です。

 今回は自衛隊の大規模接種会場を装ったメールでしたが、今後も続々と送られてきそうですので注意したいと思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

継続
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ICT・AI・robo

白背景・高演色照明での撮影 Linco撮影照明とPVC背景 ~今日の課題~

★今日の課題★
モノを撮るときに多用される白背景を、ウチにも環境整備できないかということで挑戦しました。




これまでは青背景

 当方ではこれまで、青い撮影布を使った撮影をしてきました。対象物とのコントラストが得られて良いなと思っていました。

 また、この青布をZoomなどのウェブ会議での背景として使うと人間を見やすくしてくれる感じでしたので積極的に使っていました。

[記事]HDMIパススルー・クリーン出力するカメラを探す
[記事]リファ?ミラブル?ツインシャワーヘッドで2機種同時使用



白背景の必要性

 ただちに白背景が必要という事では無いのですが、周囲からの要望としてはボチボチと出てきています。

 大手通販サイト『Amazon』では、メイン商品画像の背景には『純粋な白』を求めています。
 純粋な白とはRGBカラー値が 255, 255, 255 を具体的に指しており、電子データとして真っ白で無ければならないとしています。

 検索エンジンで『扇風機』『自転車』など何らかの製品の画像を検索すると、上位の大半は白背景の画像です。

 このようにして白背景を見慣れてしまうと、モノ撮りの際には白背景が『常識』になってきます。

[Link] Amazon seller central: 商品画像の要件




白背景の背景布

 便宜上『背景布』としましたが、白背景を作るために使われるアイテムは布ばかりではありません。

  • 布(織物)
  • 不織布
  • プラスチック(樹脂)

 上記はよく使われる背景の素材です。

 布はマットな感じの木綿はテーブルクロスやベッドシーツなどにも使われているのでニトリなどで安く買えます。
 折り目が付きにくいサテンやモスリンなどがあります。ポリエステルやナイロンなど合成繊維で織られた物が安価で手に入ります。

 不織布は使い捨ての背景布として多用されています。特に白色は汚れやシワが目立つので使い捨ては便利です。
 私は医療用のドレープ(覆い布)を使っていました。水色が多いのですが、比較的大きなサイズなので便利です。
 エステサロンなどで多用されている不織布ベッドシーツも背景布に使えそうなのですが、COVID-19流行後は品薄が続いています。

 更に安価で使い捨てる方法として紙があります。
 100均でも買える模造紙は大きくて白い背景になりますが、薄いので光の透過には課題があります。
 ケント紙や画用紙など、背景の質感を変えるために様々な紙を用意している人も多く居ます。

 プラスチックシートは小さい物ですと100均でも売っていますが、撮影用となるとAmazonなどで買った方が良さそうです。
 今回、これを調達してみました。




PVC背景布

 検索キーワードは色々と試しましたが『PVC 背景布』『PVC 撮影』の2つが効率よく検索できた気がします。他に『プラ』『樹脂』『光沢』『ホワイト』など試しましたが『PVC』が良かったです。

2021年7月の購入時点では2,750円

 実際に購入した商品は下図のようなものです。
 保護フィルムを剥がす前の状態です。このフィルムを剥がせば撮影に使えます。

PVC背景布
保護フィルムを剥がして使用

 真夏のロール状で巻いた物が届いたのでクセが付いてしまうのは覚悟の上、時間をかけて伸ばしています。
 シートを吊り下げた状態で放置して1か月、だいたい真っすぐになりました。

PVCで出来た撮影用の背景布です。色はホワイトです。幅1.2mですので小物撮影には十分です。少し大きくなると16:9での撮影には不向きですが、1:1など写真を切り取って使うならば比較的大きな物まで撮れます。



モノ撮り

 白背景で黒っぽい物を撮影してみました。

 撮影してみてわかった事は、白背景ではあるが白色にはならないという事でした。

 また、光沢のある背景布なので、不適切な照明が顕わになってしまいます。

 撮影後に画像を修正してみましたが、背景が白に近づくものの、対象物も白っぽくなってしまい、画像は荒くなってしまいます。

撮影後に明るさ修正済
元の画像(修正前)



ビデオライト

 Amazonでビデオライトなどの名称で売られているバッテリ式のLED照明を何機種か調達しました。

 単純にスイッチOn/Offしかないもの、色温度や強度を調整できる物など様々です。

 いずれのビデオライトもバッテリ式なので置き場所には困りません。
 ただし、光はさほど強くないので補助照明という位置付けて使っています。

 Zoom会議等で自身の顔を照らすには良い照明でした。

 動画撮影の場では、主照明があった上での補助照明として使うべきかなという感じです。




白い照明

 次に調達したのが100V・100WのLED投光器です。Amazonで5千円程でした。

 作業現場やガレージなどを照射するのに適した大型照明です。


 これだけ明るいのだから撮影にも使えるだろうと思いましたが、上手くいきませんでした。

 課題はいくつかあります。

 まず明るさですが、光が強すぎるので影も強く出ます。
 比較的狭い範囲を照射する感じなので中心が明るく、外へ行くほど暗いという特性が顕著に出やすいので撮影している画面内でも差がわかりやすくなってしまいます。

 重いので、スタンドへの固定時に不安があります。

 熱いので、撮影中に不意に触れるとヤケドするのではと心配になります。

 カメラとの相性なのかわかりませんが、光源とレンズが近いと黒い線が入ってしまいました。




撮影用照明

 色々と検討してきましたが、やはり撮影用照明が必要であろうという結論に至りました。

 撮影用照明を大別すると、傘のような反射板が付いたタイプと、羽根のような物が付いた薄い四角形のタイプがあります。
 価格としては傘タイプは1万円前後、フラップタイプは2万円前後といったところです。


 色々と検索していく中で見つけたのが米国LINCO社製の撮影照明を見つけ、調達しました。




Linco撮影用照明

 LINCO社は米国カリフォルニア州サンタフェスプリングスにあるスタジオ照明機器の専門企業です。

 自社サイトで直販しています。

 今回、下図にある電球が4個装着可能な撮影用照明を調達したいと思いました。

[Link] Linco


 米国Amazon.comにも多数の商品が掲載されています。

 基本的には日本への発送は行っていないようです。


 そのような中で理想的な商品を見つけました。

 電球4灯装着可能な撮影用照明が3台、モスリン背景布が3色とそのスタンドセット1組、ランプ12本、バッグがセットになった商品が日本へのシッピングにも対応していました。

 しかも219.99ドル、約24,000円です。

 これは買いだなと思いましたが、送料が123.4ドルなので13,500円くらいかかり、商品と合わせて37,500円程になります。
 これだと予算オーバーです。


 ランプ4灯タイプのLinco製品が奇跡的に日本のAmazonに掲載されていました。

 前述のセットではなく照明器具単品、ランプなどは附属しないですが5千円で買えるという事で、早速調達しました。




高演色ランプ

 前述のLinco社製の撮影用照明には電球が附属されていないので、同じくAmazonで探してみました。

 キーワードは『高演色 E26』です。

 高演色(こうえんしょく)とは、高輝度(こうきど)とは違います。
 明るさではなく色を見ているのが高演色です。

 手術室で使われる無影灯(むえいとう)には『血が血らしく見える』事が求められます。
 様々な臓器や組織を扱う手術で、色味は重要になります。
 このとき重要になるのが光源の演色性です。
 詳しくは日本の無影灯シェアトップの山田医療照明サイトをご覧ください。

 もう1つのキーワード『E26』は電球の口金のサイズです。
 昔から多用されてきた白熱電球(裸電球)の口金はE26という規格です。30年くらい前からE17のミニクリプトン電球などが増えましたが、未だに多くの場所でE26が使われています。
 今回調達のLincoの照明器具も口金がE26でした。

 色々と検索していくうちに1つの商品に当たりました。
 明るさは100W型相当で光束1500lm(ルーメン)、色温度5000K(ケルビン)の昼白色、PSE認証済、そして演色指数80Ra超という物でした。




演色性の比較

 演色性を比較する際、カラーサンプルの再現性などで説明する事もありますが、今回は手の色で表現してみました。

 自然光を当てて撮影すると、手のひらは毛細血管の影響で赤っぽく映ります。これが対象物の自然な姿だとします。

 演色性が高いとされる電球を使って撮影すると、似たように赤っぽく映りました。自然光ほど全体が赤い訳ではありませんが、悪く無いと思います。

高演色LED電球
太陽光(自然光)

 次は、本稿でお示しした投光器での撮影です。
 手は白っぽく映っています。画像は汚くないのですが、手の様子を再現できているかと言われると、違う気がします。

 最後は天井照明です。
 直管蛍光灯型のLEDですが、背景にはしっかり照明が映っています。手のひらは暗く映っています。対象物をしっかりと捉えていません。

白色LED投光器
白色LED蛍光灯(天井照明)

 対象物の色もしっかり伝えるためには、高演色性の光源を使た方が良さそうです。

 そして、今回買った6球で2千円程の電球でも、白色LEDよりは演色性が高い事が示唆されました。

 この電球を使って、撮影をしたいと思います。




撮影セットアップ

 照明のセットアップは簡単です。

 まず、撮影用照明キットは三脚、灯具、傘の3点で構成されているので、灯具に傘を取り付けます。次に、灯具を三脚に取り付ければ形になります。


 灯具は電球が4灯設置可能です。

 私は今回、電球を1つずつ取り付けて明るさを確認、最終的には4灯必要だとわかりましたが、撮影場所の様子も見て決めると良いと思います。

 電球を取り付けて点灯させ、試写すれば作業は完了です。




実際の撮影

 同じものを似たような角度から撮影してみました。

 下の2つの画像はどちらも無修正です。

以前の撮影
今回の撮影

 下の画像はモノ撮りをしてみた結果です。

 背景は真っ白ではないのですが、無地の白であることはわかると思います。

 黒い本体はやや暗くて撮影失敗という感じがしますが、箱の方はそれなりにキレイに撮れているように思います。

 ストロボを使っていないので反射が無く、光のムラも少ないと思います。


 Adobe PhotoShopの使い方に慣れていないので若干加工が悪いですが、概ね色修正によって背景は真っ白にできそうです。




今回の調達品

 白背景での撮影で必要になり、実際に調達したのは下記の3点です。

 PVCのビニル系背景布はシワができず、明るさもあって取扱いやすい白背景でした。

 Lincoの撮影用照明は同類の中では安い方ですし、E26の汎用口金が4つも付いている点は重要なポイントでした。

 そして電球は100W型で演色性の高い物を見つけました。本当に100W型を名乗るほど明るいかと言われると微妙ですが、6本で2千円という安さもあり、今回の撮影に必要な明るさは確保できたようなので満足しています。

2021年7月の購入時点では2,750円

2021年8月の購入時点では4,980円

2021年8月の購入時点では 2,299円



 今回は白背景での撮影にフォーカスして検討しました。

 ビニル系の背景布が良かったです。

 照明は米国Linco製の器具が良かったです。

 電球はAmazonで安価な物を買いましたが、意外と良かったです。

 最後までお読み頂き、ありがとうございました。

解決
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BCP・災害対策

防災の日 関東大震災から98年 ~本日の話題~

★本日の話題★
 1923年(大正12年)9月1日11時58分に関東大震災が発生しました。今日はそれから98年になります。
 防災について改めて考える日です。

[Link] 内閣府 防災情報のページ: 1923関東大震災




人間には制御できないエネルギー

 地震を含めた自然災害は人間には制御できないほどのエネルギーが襲い掛かります。

 10年前の東日本大震災では震度7の地震だけでなく、大津波が押し寄せて甚大な被害をもたらしました。

 26年前の阪神淡路大震災は神戸という大都市を襲った直下型地震で、こちらも被害は甚大でした。

 免震・制震・耐震など建物の堅牢性を高める技術は進歩しましたが、すべての建物にそのような技術が及ぶには100年単位の時間がかかると思いますし、電柱や標識、街路樹なども補強するとなれば莫大な費用と労力がかかる事になります。




減災する

 地震も台風も無くすことはできません。

 甘んじて受け入れるしかありません。

 損害を受けなければ災害にはならないので、損害を減らす努力が災害対策の基本的な考え方になります。




損害は生命・財産

 減災を考えるとき、主な損害として挙げられるのが生命と財産です。

 人や動物などの生命や健康は尊いものですので、何物にも代えがたく、守るべき対象になります。

 家屋や思い出の品々も失い難い物です。特に家屋は生活の拠点を喪失する事になりますので、優先度が高くなります。

 事業主は社員の生命、会社の資産の両方を守らなければなりません。従業員の生命を守っても、働く場所がなくなれば困りますし、目先で言えば当月の給与が支払われないという事もあり得ます。

 減災を考えるとき、生命と財産に対する損害を考えます。




わが家の財産

 防災の日なので、わが家・わが身について考えます。

 最も身近なところでは家族が居ます。これは自らが守るべき対象です。
 ペットとして猫2匹、これも守るべき対象です。

 近所に深い付き合いの人は居ませんが、昔の『隣組』くらいの考えで行けば地域互助として困った時は助け合わなければならないと思います。
 仕事のお付き合いでは様々なエピソードもあるので、助け合わなければならないと思える相手もたくさんいますし、既に助けて貰った事もあります。

 財産の最たるものは住居です。
 次に大きな物は自家用車です。
 この2つを守る事ができなければ、その後の生活に大きな影響を及ぼす事は間違いありません。




わが家をどう守るのか?

 『衣食住』の重要性については知られたとおりです。
 ただし、長い生活の中での重要性であって、発災から3日間程度のフェーズでは需要が異なります。

 まず発災時に人的被害が及ばないための対策ですが、わが家は築10年未満の家ですので、地震や台風で建物が崩壊する程の事はないと思います。

 地震による家具の倒壊の恐れはあります。
 特に私のデスク周りは本棚があり、1mくらいの高さにプリンタが2台、デスク上にはディスプレイが2台あります。
 いずれも生き埋めになる程の事はありませんが、骨折くらいはあり得る状況です。改善が必要です。

 暴風雨に対しては、シャッターを閉めて対応するくらいです。

 洪水については、水で家が流されるような場所では無いと思いますが、床上/床下浸水は可能性を否定できません。
 尼崎の海まで直線距離で7.5km、武庫川まで2km、猪名川と藻川まで3kmです。大きな川の氾濫と高潮が重なれば1m程度の冠水は起こると考えています。




要塞化

 地震であれば発災直後から大きな余震がある3時間程度までは防御態勢となるので、ひたすら身を守る事になると思います。

 その後、トイレや食事が必要になります。
 台風などでは、ピークが来て周囲に被害が出始めてからが生活や衛生状態の維持で困るフェーズになります。

 わが家では避難所に行かずに『自宅避難』する方法を2007年から考えています。
 当時から自治体に対し、避難した人にだけ弁当や水などの配給をするのではなく、自宅避難者にも平等にとお願いはしていますが、なかなか良い返事がもらえていません。

 そこで、トイレと食事も自前で用意するようにしています。

 とにかく避難所に身を寄せる事は不便や不衛生を感じても、個人ではどうにもならない事を知っているので、自宅に残れる努力をします。




要塞に必要なモノ

 トイレは必要ですが、水洗トイレが必要な訳ではありません。排泄物を衛生的に処理できるシステムがあれば十分です。

 食事は必要ですが、非常食が必要な訳ではありません。普段の食事の用意ができるならば、特別な食品の備蓄は要りません。

 恐らく、籠城する戦国武将はトイレと食事は確保した上で、戦闘用具を身に付け、敵襲に備えていたと思います。
 少し前で言えば会社に行く事を考えたかもしれませんが、今は会社に行くことが目的化しないよう、自宅に居ても何ができるのかを考えるべき時代になっています。

 籠城して、まずは守るべきものを守り、次に何をするかは72時間のフェーズの中でゆっくり考えます。




トイレ

 食事は我慢できてもトイレは我慢できません。

 トイレは清潔に保たなければ簡単に衛生状態を崩壊させます。

 わが家では『ドライトイレ』で急場をしのぐ用意があります。

 子供用オムツを使って、ゴム袋の中に用を足します。便座は、いつものわが家のトイレを使います。




食事

 3日×3回で9食のカップ麺を備蓄するのは意外と大変です。平時に食べた分は補充しなければなりませんし、完全に備蓄用として物置に片づけると賞味期限を過ぎてしまいます。

 カセットコンロがあれば、平時と同じ様な調理ができますので特別な食材は要らず、家にある物をそのまま食べる事ができます。

 安全に火を使える場所があれば炊飯もできますが、災害時は危険なのでパック御飯の方が無難です。これは備蓄しておくと良いと思います。
 味噌汁くらいなら、カセットガスコンロでも調理可能です。




トイレと食事以外

 これ以外の事は、あまり深く考えなくても生き延びられます。

 欲を言えば入浴と洗濯をしたいです。

 テレビは情報源となるほか、暇つぶしにもなります。仕事に行かず、外出もできず、暇を持て余すのでTVは欲しいところです。

 情報源と娯楽という意味ではスマホが使えるとなお良いです。




 防災の日を機に、わが家の防災・減災の現況を再確認しました。できていること、対策を要することなどが顕わになりました。

 災害が来る前に、準備したいと思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

継続