カテゴリー
ICT・AI・robo

Mesh Wi-Fi 構築失敗 ~今日の課題~

★今日の課題★
自宅でMesh Wi-Fiを構築しようと試みて、失敗。
リカバリーは....




宅内LAN通信速度低下

 原因不明でしたが、宅内LANの通信速度が劇的に低下しました。

 通信速度を測定していくと有線LANは100Mbpsを記録しても無線LANが1~2割の速度しか出なくなっていました。

 数日後にはウェブセミナーで半日ほど講師を務める予定、通信障害はあり得ないと思い急ぎ機器の入替を検討しました。




Wi-Fi 6

 まず高速化のために、最新規格であるWi-Fi 6には対応させようと思います。

 最新機種を買うと、必然的にWi-Fi 6には対応するようですので、特別な配慮なく導入はできそうです。




どうせ入替ならMesh Wi-Fi

 今回、ONUと接続しているメインのルーターの入替が必要かなと思いましたので、一気にMesh Wi-Fiに入って行こうと思いました。

 現況では下記のとおり全てBuffulo製品でしたので、今回の入替後もBuffuloのつもりで検索を開始しました。


 最新機種で考えるとメインの電波は4800Mbpsは確保したいところなので下記5機種に絞りました。

 中でもWXR-6000AX12Sは新規格Wi-Fi6対応ルーターのフラッグシップモデルとしてメーカーが推しているので、魅力的な装置だと思いました。


 残念な事として、Mesh未対応がわかりました。

[Link] BUFFALO: Wi-Fi EasyMesh




Meshで選ぶtp-link

 Meshで行こうと決めてしまったので、Meshありきで検索を始めることになりました。

 防犯カメラのPoE対応HUBで何度も購入したtp-linkのルーターが良さそうな事がわかってきました。

 アンテナがたくさん付いたルーターにはトライバンド(AX6600)とデュアルバンド(AX5400)という機種があることがわかりました。

 これらを、バッファローのフラッグシップモデルと比較しながら検討することにしました。

 まず大きな違いは『トライバンド』です。ここをどのように評価するかが1つのポイントになります。
 Buffaloの機種はデュアルバンドですが、2.5GHz帯の速度が1147Mbps、tp-linkは574Mbpsです。トライバンドで5GHzが強化されたtp-linkか、まだまだ多い2.5GHzに強いBuffaloが良いかが注目点です。

 有線LANについてはBuffaloが10Gbpsに対応しています。
 私の所の光回線契約がそこまで速くないので、私の所では1Gbpsでも十分です。

 価格比較ですが、tp-linkのデュアルバンドがBuffaloの3分の1程の値段なので、tp-linkの装置を3台買って家の中にバラバラに置く方が、1台あたりの細かなスペック比較より良いなと思いました。

 tp-linkはMeshに対応済、Buffaloは今後予定という事なので、そこだけ見たら歴然とした差があります。

メーカーBuffalotp-linktp-link
型式WXR-6000AX12SArcher AX90
(AX6600)
Archer AX73
(AX5400)
規格Wi-Fi 6Wi-Fi 6Wi-Fi 6
Mesh Wi-Fi×
(対応予定)
Mesh方式EasyMeshOneMeshOneMesh
無線LANデュアルバンドトライバンドデュアルバンド
Wi-Fi
速度
5GHz:4803Mbps
2.4GHz:1147Mbps
5GHz:4804Mbps
5GHz:1201Mbps
2.4GHz:574Mbps
5GHz:4804Mbps
2.4GHz:574Mbps
Wi-Fi暗号化WPA3 Personal
WPA2 Personal
WPA/WPA2 Personal
WPA2/WPA3 Personal
WEP(128-bit / 64-bit)
WPA
WPA2
WPA3
WPA/WPA2-Enterprise
(802.1x)
WPA
WPA2
WPA3
WPA/WPA2-Enterprise
(802.1x)
アンテナ8本
5GHz/2.4GHz共通 4本
5GHz 4本
8本
高性能固定アンテナ×8
6本
高性能固定アンテナ× 6
有線LAN10Gbps LAN×1
1Gbps LAN×3
10Gbps INTERNET×1
2.5 Gbps WAN/LAN× 1
1 Gbps WAN/LAN ×1
1 Gbps LAN×3
ギガビットWAN× 1
ギガビットLAN× 4
IPv6IPv6IPv6IPv6
プロセッサクアッドコアCPU 2.2GHzクアッドコア CPU 1.5 GHzトリプルコア CPU 1.5 GHz
USBUSB 3.2 (Gen1)USB 3.0×1
USB 2.0×1
USB 3.0×1
消費電力100V
34.0W
12V
3.3A
12V
2.5A
寸法300×195×75311×207×174272.5×147.2×49.2
市価37,273円23,646円12,600円



tp-linkでOneMesh構想

 tp-linkの公式サイトでOneMesh対応機種を探しました。

 前項で上げたAX90やAX73もリストに挙がっていました。この2機種はルーターモードとブリッジモード(アクセスポイント)があるので、同じ機種を買っても1台だけルーターにすれば残りはアクセスポイントとして使えます。

 リストにある『無線LAN中継器』は有線LANポートが少なかったり、電波強度が弱かったりするので、やはりWi-Fiルーターをアクセスポイントに転用する方が強固だと思いました。




買ってからわかった

 今回はトライバンドのAX90をルーターとして使用し、AX73をアクセスポイントとして2台設置する事にしました。

 そして、AX90をメインとして、AX73をOneMeshの中継器にする計画でした。


 セットアップをしていると『メッシュデバイス』という設定項目があり、宅内ネットワークで対象機器を探すも見つかりません。

 AX73の設定が悪いのかと思いルーターモードにしたり、アクセスポイントモードにしたりと色々試しましたができません。
 AX73の方からメッシュデバイスを探しに行っても見つかりません。

 この時点で、接続しているAX90、AX73にメッシュ機能があることは確認できました。


 今さらながら、tp-linkのサイトにあった説明書きの意味がわかりました。

 OneMeshにおいて『ルーター』に属する装置は1台しかつかえず、『ルーター』と称して売られている物を中継モードにしてもOneMeshには参加できないという事を言っていたのだという事が理解できました。

 したがって、買うべきは『ルーター』を1台、あとは任意の数の『無線LAN中継器』でした。




ルーターセットアップ

 OneMeshは諦める事として、各装置のセットアップをしました。

 セットアップ手順としては、ルーターの場合はまず通信事業者からの貸与機器(ONUなど)の電源を切ります。
 次にルーターの電源をオン、LANケーブルを差込みます。
 LANケーブルの他端をONUに差込み、ONUの電源を入れて起動するまで数分待ちます。

 起動を待っている間にパソコンとルーターをLANケーブルで接続します。

 パソコンのブラウザで tplinkwifi.net を開きます。

http://tplinkwifi.net

 初期設定のパスワード、タイムゾーン、AX90の場合はインターネット接続に使うポートを選びます(AX73にはありません)。

 つぎに接続方法を設定します。
 通信事業者から案内されている接続方法になりますが、光回線などでは一般的にPPPoEを選ぶ事になると思います。

 通信事業者との契約書などに記載されているユーザー名(ID)とパスワードを入力すると接続されます。

 つぎにWi-Fiの設定をします。

 デフォルトのままでも接続可能ですが、私のところではネットワーク名(SSID)は変更しています。

 利便性を考慮し、スマホテザリングの際にも同じSSIDを使っています。こうする事で、家から持ち出したパソコンやゲーム機が外出先でも簡単にスマホテザリングに接続できます。

 最後にアップデートの確認を求められるので実行します。

 これでルーターは動き出します。

 メーカーの動画も参考になります。




アクセスポイントセットアップ

 ルーターをアクセスポイントに変更する場合は tplinkwifi.net で開く設定画面で『詳細』を選び『システム』の『動作モード』を選択します。
 この『動作モード』という表示が出ずに苦労しましたが、左側の灰色のメニューバーのあたりにカーソルを持っていくとうっすらとスクロールバーが表示されるので、それを下に持っていくと表示されました。


 あとはラジオボタンを変更するだけです。

 アクセスポイントモードを選択し、『保存する』をクリックすればアクセスポイントとしての利用が始まります。




IPアドレスに注意

 BuffaloではIPアドレスが 192.168.11.***でした。3枠目が『11』がデフォルトだったと思います。

 tp-linkではデフォルトが 192.168.0.***です。3枠目が『0』です。

 動的なIPで自動設定される機種は良いのですが、プリンタや防犯カメラなどでIPアドレスを固定してしまっている場合、変更が必要になります。

 ルーター変更後は宅内ネットワークは192.168.0.***で運用されているので接続しているパソコンも『0』になっています。

 プリンタなどは本体の設定画面で変更できますが、ストレージサーバや防犯カメラなどパソコンを接続しないと設定変更できない機種の場合、少々手間が発生します。

 現在、ネットワークへの接続が確立している機器については、 tplinkwifi.net で開く設定画面の『ネットワークマップ』から『クライアント』を選ぶと一覧表示されます。

 『Unknown』と表示される機器も多いので、MACアドレスとの照合などにより何の装置か確認していく必要があります。




自分のパソコンのIPアドレス確認

 自身のパソコンのMACアドレスやIPアドレスはコマンドプロンプトの『ipconfig/all』で確認できます。

 スタートメニューを表示するWindowsマークをクリックします。ソフトウェアの一覧が表示されますが、そこから選ばずとも『cmd』とキーボード入力するとコマンドプロンプトが候補されます。

 黒い画面のコマンドプロンプトが表示されたところで 『ipconfig/all』 と入力するとズラっとネットワーク接続情報が表示されます。

 上図ではネットワークへの接続はWi-FiなのでWIreless LANの項目を見ます。
 MACアドレスは『物理アドレス』の欄に記載されています。
 IPアドレスはIPv4アドレスという所にある192.168.0.47というものになります。

  tplinkwifi.net のクライアント一覧で同じIPアドレスの装置を見つけると、このパソコンの情報と一致します。




クライアント情報はコマンドプロンプトでも

 このコマンドプロンプトというアプリを使うと、ネットワーク上で使用中のIPアドレスを一覧表示させる事もできます。

 コマンド『arp -a』(ハイフンの前にはスペース1個)と入れてEnterキーを押すとネットワーク上で使用されているIPアドレスと物理アドレスが一覧表示されます。

 ここで空きIPアドレスを見つけることができます。




乗り遅れた機器たちの救済

 新しいルーターになり192.168.0.***での運用が始まったにも関わらず192.168.11.***のIPアドレスでネットワークに参加しようとしている機器があると、その機器へのアクセスができずどうにも困ってしまいます。

 この乗り遅れた機器にも192.168.0.***のIPアドレスを与えるためには、パソコンと直接接続して調整する必要があります。

 まず、パソコンのWi-Fiはオフにし、有線LANポートを使って対象機器とパソコンを直接接続します。

 従来のWindowsで言えば『コントロールパネル』の『ネットワークと共有センター』から、Windows10であれば『設定』の『ネットワークとインターネット』から調整に入ります。

 従来のコントロールパネルから行った場合は『アダプターの設定の変更』、Windows10の設定から行った場合は『アダプターのオプションを変更する』をクリックすると下図の画面が表示されます。


 この画面の左はWi-Fiなので無視、右の『イーサネット』を右クリックします。

 メニューが表示されるので『プロパティ』を選択します。


 イーサネットのプロパティ画面では『インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)』を選択し、『プロパティ』ボタンをクリックします。


 するとIPアドレスを決定する画面が表示されるので、自動ではなく『次のIPアドレスを使う』のラジオボタンを押して編集を有効にします。

 IPアドレス欄には適当に『192.168.11.33』などのアドレスを入れます。最後の『33』は55でも111でも構いません。

 サブネットマスクは 255.255.255.0 が自動入力されると思います。

 これでIPv4プロパティ画面の『OK』をクリック、次いでイーサネットプロパティ画面の『OK』をクリックすると、このパソコンのIPアドレスは192.168.11.***に変更されます。


 この状態になると、接続した機器の設定画面に入ることができるはずです。

 接続した機器のIPアドレスが192.168.11.99ならブラウザにそのIPアドレスを入力して設定画面を開き、新しいIPアドレスとなる 192.168.0.*** を設定します。

 この段階で自動的にはIPアドレスの重複を調べられないので、事前にコマンドプロンプトの『arp -a』 などで空きアドレスを調べておきます。

 個別設定が終わったら、パソコンのIPアドレス設定を自動に戻します。イーサネットのプロパティからIPv4のプロパティを開いて『IPアドレスを自動的に取得する』のラジオボタンを選択して『OK』します。




機器調整中に低速原因発見

 色々と片づけていて、問題を発見しました。

 防犯カメラのレコーダーに8つのポートがあり、4つはカメラが接続されているのですが、残りのポートはHUBとして使われていました。

 そのHUBとしてつながるはずの装置は1台のはずなのに3つ使われていておかしいなと思い、線をたどっていくとループしていました。

 つまり一端がレコーダーに入って他端は何らかの機器に接続しているべきところが、他端もレコーダーに入っていたので通信がループしてしまい、トラフィックを消費していました。

 この線を抜いたところで、通信速度は契約どおりの100Mbpsに回復しました。

 言い換えると、今回の装置入替はあまり意味が無かったという事になります。




Meshはできなかったが....

 Buffaloからtp-linkへの乗り換えは想像以上に労力を費やしましたが、Buffaloより安くて強固なネットワークを組めたと思います。

 狭い家に3台も4800Mbps級の装置を置いたので、家のどこにいても電波状態は良好です。

 オフィスのように広ければ電波切れの瞬間があって、次につながるという事が起こりそうですが、普通の家なので宅内を移動中に切れる事はなく、Meshで無くても大丈夫かなと思いました。

 Meshで無くて良いのですが、駐車場までWi-Fiがしっかり飛ぶように調整が必要だなと思います。
 今はドライブレコーダーのアップデートくらいしかありませんが、将来は車自体のアップデートも必要になると思いますので、Wi-Fiの電波は駐車場にまで及ぶ必要があるなと思いました。




 今回、通信速度ダウンを経験してルーター等の一斉交換を計画しました。

 Wi-Fi 6への対応はできましたが、Mesh Wi-Fiへの対応には失敗しました。装置の特性をよく理解していなかったことが原因でした。

 ただし、狭い宅内であればMeshは要らないかなと思いました。今回調達した3台の装置が5GHzであれば4800Mbps対応という事もあり、宅内での電波の奪い合いも少なそうなので、多少電波が弱くても通信に支障は無さそうです。

 BuffaloのWXR-2533DHP2というルーターは約5年間、我が家のルーターの仕事をしてきましたが、今日からアクセスポイントとして再出発する事になりました。
 過日、物置小屋にLANケーブルを敷設したので、その小屋内に設置してWi-Fiのアクセスポイントになりました。

 次はガレージのWi-Fiについて検討しなければなりませんが、今回撤去したBuffaloの装置がたくさんあるので、どれか屋外に設置しようと思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

解決

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です