カテゴリー
ICT・AI・robo

バイク走行中にナビ音声・音楽 – case of CYGNUS X ~今日の課題~

★今日の課題★
 バイクで移動中にナビの音声や音楽を聴きたいが、スマホスピーカーからの音は聴こえず、イヤホンなどは危ない。
 安全な方法で、音が届く方法は無いか模索しました。

CYGNUS X



 ├ バイク用ナビ
 ├ 中身はGoogle Map
 ├ ドラレコはアクションカメラ
 ├ 電源はシガー12V→USB 5V
 ├ 音声ナビ
 ├ 音響装置:イヤホン
 ├ 音響装置:防水スピーカー
 ├ 音響装置:ネックスピーカー
 ├ 日本ブランドのネックスピーカー
 ├ Made in China
 ├ iiTRUST J011-C 実機
 ├ シャープの13,000円製品と酷似
 ├ 音量は足りるのか?
 ├ 信号待ちでも恥ずかしくない
 ├ 聴き取りやすくなる方法
 ├ 使用しているヘルメット
 ├ シールドを閉めて、ジッパーを上げて
 ├ 肩をすくめると近づく
 ├ 複線でも大丈夫
 ├ トンネルは厳しい
 ├ 声質による違い
 ├ 慣れると曲を飛ばすのも簡単
 ├ 充電はmicro USB
 ├ スピーカーは1.5W×2個で十分
 ├ 運転中のイヤホン等に関する法律
 ├ 交通法規に抵触しないか?
 ├ 救急車には気づけます
 ├ くどいですが『解釈』です。

 ├ 資料


実験動画(自験例)

実験動画

調達品

Bluetooth 5.0 無線通信、700mAhバッテリ内蔵、6hrバッテリ稼働、重量88g、防水規格IPX4、柔らかい素材でできたネックスピーカーです。




バイク用ナビ

 バイクで移動する際にもナビゲーションシステムがあると便利です。

 筆者のバイクにはスマートフォンをナビとして使えるための台座が用意されています。
 この台座は3Dプリンタで自作しているので、対象となるスマホ用に毎回制作しています。

 スマホは防水型のAndroid端末を、フリマアプリで調達しており、落としたり盗まれたりしても惜しくないように基本的には型遅れの廉価品を調達しています。

左のミラーにはドラレコとして使っているアクションカメラ、右のミラーにはナビとして使っているスマホ




中身はGoogle Map

 ハードはAndroidスマホですが、ソフトはGoogle Mapです。

 ゼンリンの地図が使われていた時の方が正確であったと思いますが、だいたいの移動には使えます。

 進行方向の先の道路が見えた方が良いので、縦置きで使っています。

FujitsuのF-05を使ったナビゲーション

Google Map




ドラレコはアクションカメラ

 今回はナビが話題ですが、先ほどの写真に映っていたドラレコはApemanというブランドのアクションカメラです。

 昼夜の映像比較がありますが、ドラレコとして必要そうな映像は残せています。

 ドラレコは専用防水ケースに収める必要があるので電源は接続せず、バッテリ交換式にしています。
 バッテリ1個で1時間ちょっと録画可能、充電中のデッドタイムを考えて4個のバッテリで1台のカメラを運用しています。

Apemanアクションカメラ・昼間編
Apemanアクションカメラ・夜間編




電源はシガー12V→USB 5V

 バイクの移動範囲は通勤圏内、長くても片道2時間です。だいたいが1時間圏内なので往復2時間、長いときは4時間ということになります。

 現役で使うスマホであれば充電せずとも朝から晩まで持つと思いますが、ナビ用には中古品を使っていますので電池の持ちが悪いです。

 そこで電源をとりながら使っています。
 雨天では切り離しますが、それ以外ではバイクについているシガーソケット(12V)をUSB(5V)に変換して、それを常時スマホに接続しています。

シグナスXには12Vシガーソケットが付いている




音声ナビ

 移動は通勤圏内なので、だいたいの道はわかっています。

 なので、電池消費を減らすために画面を開かずにナビを使っていることもあります。
 このときに困るのが、渋滞などで経路が変更になっていることに気づかないことです。

 Google Mapのナビは画面をオフ、すなわちロック状態にしていても動作しています。
 後述しますが音楽を聴いていても、曲がるべき交差点が近づけばナビ音声が割って入ってきます。

 この音声を聴く事で、曲がるべき角がわかりますし、必要に応じて画面を開くこともできます。




音響装置:イヤホン

 自動車運転の際など片耳だけイヤホンをしている人を見かけますが、そのような使途で販売されているイヤホンを試してみました。

 音が聴こえるか否かについては、聴こえなければ不良品ですので『聴こえる』というのが正解です。

 これを付けてバイクに乗れるかと言うと、それは無理です。

 まず、これを装着するとヘルメットをかぶる事ができません。この時点で絶対的な欠格事由が見つかってしまいました。

所有している片耳用イヤホン(マイク付き)のLBT-HS40




音響装置:防水スピーカー

 一応、防水スピーカーを検討してみました。

 なぜ一応かと言えば、自分が聴いている音楽などを周囲の人にも聴かれるので、それは目立ち過ぎなのでこの選択はないと思って調べています。

 ときどき10代のお兄さんが爆音を響かせていますが、粋な選曲であれば良いのですが『なぜ、それっ?』と思う事があるので、こちらが音楽を流していれば同じような目で見られる事は必至だと思います。

 調べた結果から言うと、Ankerのスピーカーが良さそうです。
 充電はたまにすれば良い程度、風呂でも使えるので、これはこれで良いなと思いました。

 バイク用では許容できませんが、別用途を考えます。

最大24時間(約500曲)の連続再生。IPX7防水対応。Bluetooth接続。168x47x56mmなので350mLのペットボトル程度の大きさ、重量は414gなので重さもその程度です。




音響装置:ネックスピーカー

 イヤホンとスピーカーの中間的な存在であるネックスピーカーを検討してみました。

 国内メーカー品ですと8千円台から、海外製品ですと2千円台からありました。

 防水・防滴で絞ると3千円以上になります。

Amazonでの検索結果




日本ブランドのネックスピーカー

 ざっと見ただけでも下記のようなブランドからネックスピーカーが出ているので、需要はそれなりにあるのだと思います。

オーディオテクニカ製。Bluetooth5.0。本体約75gの軽量設計。連続再生13時間。microSDメモリーカード対応で通信を使わない方法も使えます。

Bluetooth搭載、ワイヤレスでスマホ/タブレット/ポータブルゲームなど、様々な音楽ソースとつながる。内蔵バッテリーで約20時間のワイヤレスリスニングが可能。耳をふさぐことなく、首にかけるだけの簡単装着。本体約88gの軽量設計により、長時間の使用でも日常の様々なシーンで快適なワイヤレスリスニングを実現します。

360 Reality Audio対応で、没入感のある立体的な音場を体感 ・クリアなサウンド・迫力ある低音を再現。映画から音楽映像まで高音質で楽しめる。12時間ロングバッテリー、急速充電(10分充電60分使用 )。ハンズフリー通話。IPX4防滴性能搭載




Made in China

 今回は中国製品を調達することにしました。

 何となくですが、似たような製品が多いのに日本ブランドは高いというイメージがありました。
 2万~3万円台の製品はおそらくスピーカーの性能が違うのだと思いますが、今回の使途では音質は問わないので、とにかく音量が出れば良いかなと思って1万円未満の群から探す事にしました。

 そうなると、恐らく中国ブランドと思われるものが3千~4千円台、日本ブランドが8千円台以上となると、倍の差があるので中国ブランドを選ぶ事のしました。

 購入時点で特に製造国や販売者の国籍などは書いていないのでそれ以上は調べていませんが、購入後に外装に『Made in China』と書いてあり確認しました。

 Amazonの販売ページには以下のような解説が在りました。

 この中で重視したのは『IPX4』です。
 完全防水は望みませんが、夏は汗をかきますし、バイク移動中に雨が降って来ることもあるので何らかの防水性は期待したいところです。

 次の注目点は重さです。
 実際にはAmazonで『ネックスピーカー 防水』で出てきたリストの中から、重さを比較して選抜したところiiTRUSTのJ011-Cが選ばれました。

人間工学に基づいた心地よい装着感で、快適に動画視聴や音楽鑑賞を楽しめます。
付けるだけで音楽の世界に入り込み、スピーカー以上の臨場感。
肩に乗せるだけ イヤホンにはない解放感、周囲の生活に必要な音にも気を配りながら、音楽を楽しましょう。

【Web会議用】
○マイク搭載でスマートフォンでの通話やオンライン会議での使用も可能です。オンライン会議で発生する不快なハウリングやエコーを抑え、音途切れのない快適な通話を実現します。
【ゲーム用】
○アプリのダウンロードする必要なく、ネックスピーカーとの接続が簡単に。
○ゲームする際に、ネックスピーカーを傾けながら、必要な音声を配ります。
【テレビ用】
○耳をふさがない形状なので長時間の映画やライブ動画視聴も快適。
※本製品をテレビーにご使用する際に、テレビーにbluetooth機能がついていない場合、bluetooth アダプタが必要です。

Bluetooth 5.0
IPX4
約6時間連続再生
88g
700mAh大容量バッテリ
充電約2時間




iiTRUST J011-C 実機

 届いた実機は茶色い専用箱に入った状態で、更にAmazonの大きめの箱に入って届きました。

 この箱を見てわかるのが『HS910』という型番です。

 ネットで調べてみると、過去に『LANNIU HS910』というものが発売されていたようで、Amazonに残っている写真を見る限りでは今回のiiTRUST J011-Cと酷似しています。

HS910-Black
J011-Black

 重さは公称値より僅かに重かったですが、88gと90gの違いに気づくほど敏感ではありません。

 ただ、見た目には2gの差を生み出すようなパーツが見当たらないので、もしかすると半導体不足で中身が変更になっているのでは、と思いました。

 この軽さは当然ながら良いことづくめですが、装着していることを忘れて、そのまま面談会場へ行ってしまったことがあります。
 相手の視線で気づきましたが、首からぶら下がっているなんてことには気づかない重さです。


 今回は黒が入荷待ちだったので白を買いました。

 汚れが目立つのでどうかなと思いましが、バイクのメットインに入れて置いたとき、白は目立って良かったです。


Bluetooth 5.0 無線通信、700mAhバッテリ内蔵、6hrバッテリ稼働、重量88g、防水規格IPX4、柔らかい素材でできたネックスピーカーです。




シャープの13,000円製品と酷似

 今回調達した製品の側面には『SOUND PARTNER』という印字があります。

 シャープのネックスピーカーには『AQUOS SOUND PARTNER』という印字が在ります。


 外観のスピーカーやボタンの位置などはiiTRUSTとSHARPの2製品の差は殆どありません。

 スピーカーを縁取るようなメタリックのパーツの形が違ったり、スイッチが違うという部分的な差はある物の、パッと見では大差がありません。

 スペックとして両製品とも質量を88gとしていますが、BluetoothのバージョンはiiTRUSTが5.0、SHARPは4.1です。

88g軽量、長時間首に掛けてもラクな軽量設計。。2.5時間の充電で14時間時間再生。スマートフォンとBluetooth接続で約17時間のハンズフリー通話が可能。




音量は足りるのか?

 非常に重要な問題です。

 自動車であれば車内空間は雑音が少なく、カーステレオの音も心地よく響き渡ります。

 バイクの場合はエンジンと運転手との距離が近く、タイヤの走行音とも距離が近く、速度が上がれば風を切る音も加わって、単身で走行していていも様々な雑音に見舞われます。
 さらに他の車やバイクの音も加わりますので、音という物に対しては弱い立場にあります。

 今回調達したネックスピーカーを付けて、バイクで走行してみました。

 使用機材はiiTRUSTのネックスピーカー(J011-C)にBluetoothでiPhone SE2を接続しました。
 ナビゲーション(Google Map)で目的地設定し音声ナビをオンの状態、そこにAmazon Prime Musicで音楽をかけてバイクを走らせています。

 停止から時速40km/hrまではまったく問題なく聴こえていました。
 時速40~60km/hrになると雑音が多いので、音量調整などが必要になりましたが、概ね聴き取ることができました。

 このときの最大音量は、だいたい75%くらいです。音量バーの4分の3まで上げておけばほとんどの音楽が聴けそうですし、ナビの『右折です』のような音声も聴き取れそうです。

 この音量で音割れなどもしていないので、ちょうど良いのではないかと思います。




信号待ちでも恥ずかしくない

 防水スピーカーを選ばなかった理由が周囲への騒音と視線でしたので、ネックスピーカーが周囲に与える影響が大きければ選択ミスということになります。

 実機が届いたので、早速実験してみました。

前提条件

 時速60km/hrでも音楽等が聴ける音量に設定し、125ccのスクーター(シグナスX)のシート上にネックスピーカーを置いて、カメラを真上と1.5m先に移動させて撮影。

方法1.エンジンオフで1.5m先で聴取

 1.5m先になれば音量は下がるが、音を聞き取ることは可能。

方法2.エンジン稼働で1.5m先で聴取

 1.5m先では何の音かわからないほどに掻き消される。

実験動画




聴き取りやすくなる方法

 隣を走るバイク等に音楽を聴かせることなく使えることがわかったので、あとは我が身がどれだけ快適に聴けるのかということになります。

 125ccなので60km/hr以上は出さないので、あとは走行車線が多い幹線道路などで周囲の車からの雑音が課題になるのかなと思いますが、速度が速いときにはあまり近くに車両は居ないと思いますので、単身のことを主に考えると良いかもしれません。

 時速40~60km/hrになると聴き取りづらいのですが、よく聴こえることもあったので、何らかのコツのようなものがあると思います。




使用しているヘルメット

 いわゆるジェットヘルと呼ばれるような形状のジェット型ヘルメットです。

 頭が大きいので、これしか入らなかったというのが実情ですが、下図の製品を使用しています。

 下方は開放、あご部の保護はなく、シールドは開閉式です。

 首に向けての位置に障壁が少ないので、音は入ってきやすいと思います。
 レーサー用のフルフェイスなど耳にもピタリとくっついてしまうと思いますが、これは多少ゆとりがあります。

シールドの交換ができるタイプです(ラチェット式ホルダーレスシールド)。フロントに開閉式エアインテークを装備しています。天井部分にメッシュ材を使用した着脱式内装です。




シールドを閉めて、ジッパーを上げて

 時速40km/hrまではまったく気づきませんでしたが、60km/hr近くになるとヘルメットのシールドが開いているのと閉まっているのでは聴こえに大きな差が生まれました。

 シールドを閉めると、ヘルメット内で音が反響するので、聴こえやすくなります。外の雑音が減る効果もあります。

 シールドを閉めるとネックスピーカーから筒状になる感じなので、もしかしてと思ってジャンパーのジッパーを上まで上げて、襟を立ててみました。
 これにも効果があったと思います。音が良く聴こえるようになった気がします。
 このときのネックスピーカーはジャンパーの内側にあるのですが、ジャンパーの外側に付けているときよりもよく聴こえていました。




肩をすくめると近づく

 当たり前の現象ですが、肩をすくめるとスピーカーが耳に近づくので、音が大きく聴こえるようになります。

 1~2時間も肩に力を入れていると疲れますが、ナビの音声が聞こえ始めたときだけ肩をすくめれば、聞き漏らすことは減りそうです。




複線でも大丈夫

 片側2車線、3車線、4車線、5車線という道路で交通量の多い時間でも音には問題ありませんでした。




トンネルは厳しい

 短いトンネルですが、通り抜けた感想としては、エンジン音がうるさくて何も聞こえないという感じでした。

 何十台分の音が反響しているので、聴こえるのはエンジン音とタイヤの摩擦音ばかりです。

 おそらく救急車などのサイレンは周波数が違うので聴こえるとは思いますが、音楽やナビはまったく聴こえません。




声質による違い

 Amazon Musicでヒット曲集などのプレイリストを使って色々な曲を聴いてみました。

 何となくですが、合成が少なく生声に定評があるような人の歌は速度にかかわらず良く聴こえていた気がします。

松任谷由実 - 中央フリーウェイ
YOASOBI - 夜に駆ける

 初日はユーミンの『中央フリーウエイ』がかかったときに、オープンカーで聴くような曲なのかなと思いましたが、バイクでもよく聴こえていました。
 ユーミンは『40周年記念アルバム 日本の恋と、ユーミンと。』というアルバムをAmazon musicで再生すると3時間19分も無操作で流せたので約2時間、聴いていました。

 YOASOBIの曲はどれも聴き取りやすくて良かったです。『群青』からスタートして『怪物』『もう少しだけ』『夜に駆ける』など様々なテンポやトーンの曲も聴き続けられました。

Amazon music




慣れると曲を飛ばすのも簡単

 ネックスピーカーにはリモコン操作できるキーがいくつかついています。

 右側には曲送りと戻しのボタンが上面に、側面には再生/停止ボタンが付いています。
 上面の先端側のボタンが送りボタンなので曲は次へと進み、中枢側のボタンが戻りボタンなので逆の動きをします。

 プレイリストは自作すれば好きな曲ばかりにできますが、それでも気分によって飛ばしたい曲も出てくると思いますので、リモコン操作に慣れておくと良いと思います。


 左側には音量ボタンが上面に、側面には電源ボタンがあります。電源ボタンを見ずに操作することは少ないと思いますが、音量ボタンは曲によって調整することもあるので、覚えておくと良いかなと思います。




充電はmicro USB

 この製品の充電はmicro USBケーブルで行います。Android端末などで普通に使われている物を共用できます。

 充電時間は約2時間ということですが、空になるまで電池を消耗した場合なので、これまで長くても1時間くらいで充電は終わっています。

 充電方法はネックスピーカーの電源をオフにして、USBケーブルを接続すると赤いランプが点灯するので、それが消えるまで放置するだけです。




スピーカーは1.5W×2個で十分

 購入前に調べた限りでは、1.5Wのスピーカーでも音量は十分に出るような感じでしたので、ある程度の期待をして調達しましたが、期待どおりでした。

 首の所で音が鳴っているので耳までの距離は近いため、このくらいの出力で十分だったようです。

 音の質については追及すべきではないと思いますので、そこをこだわりたかったらイヤホンになると思います。




運転中のイヤホン等に関する法律

 道路交通法にはアルコールやパーキングなどのカタカナは出てきますが『イヤホン』『スピーカー』などは出てきません。

 最も関係しそうなのが70条の『安全運転の義務』だと思います。あとは現場警察官の解釈で違反とすることが判断される71条の『運転者の遵守事項』も適用される可能性があります。

(安全運転の義務)
第七十条
車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
(罰則 第百十七条の二第六号、第百十七条の二の二第十一号チ、第百十九条第一項第九号、同条第二項)

道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)

(運転者の遵守事項)
第七十一条
車両等の運転者は、次に掲げる事項を守らなければならない。
(中略)
六 前各号に掲げるもののほか、道路又は交通の状況により、公安委員会が道路における危険を防止し、その他交通の安全を図るため必要と認めて定めた事項
(罰則 第一号、第四号から第五号まで、第五号の三、第五号の四及び第六号については第百二十条第一項第九号 第二号、第二号の三及び第三号については第百十九条第一項第九号の二 第五号の五については第百十七条の四第一号の二、第百十八条第一項第三号の二)

道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)


 走行機会が多い大阪府には以下の条例があります。

(運転者の遵守事項)
第13条
法第71条第6号の規定により車両等の運転者が遵守しなければならない事項は、次に掲げるとおりとする。
(中略)
(5) 警音器、緊急自動車のサイレン、警察官の指示等安全な運転に必要な交通に関する音又は声を聞くことができないような音量で、カーオーディオ、ヘッドホンステレオ等を使用して音楽等を聴きながら車両を運転しないこと。

大阪府道路交通規則(昭和35年12月20日 公安委員会規則第9号)

 同じく走行機会の多い兵庫県には以下の条例があります。

(運転者の遵守事項)
第9条
法第 71 条第6号に規定する車両等の運転者が遵守しなければならない事項は、次の各号に掲げるものとする。
(中略)
(12) 安全な運転に必要な音声を聞き取ることが不可能又は著しく困難な程度の音量で、音楽等を聴取しないこと。

兵庫県道路交通法施行細則(昭和35年12月19日 公安委員会規則第11号)

 他の都道府県はページ末でお示ししますが、それぞれに文章は違います。

 揚げ足をとる必要はないのですが『高音でカーラジオ等を聴き』という条文があるのですが、『高音』の本来の意味は『高い音』であってトーンが高いことを指します。高音を"soprano"と訳すこともできます。
 小さな音でソプラノを聴いたら交通違反かというと、そんなことはないと思いますが『法律だ』と言われれば、間違いではないです。

 前述のとおり、音量は『量』なので大きいか小さいかで表現すると思います。
 『高い声で歌ってください』『低い声で話してください』と言われて、どう解釈するでしょうか。
 『赤ちゃんが寝ているので小さな声で話してください』『赤ちゃんが寝ているので低い声で話してください』というのは、どちらが『静かに』という意味に近いでしょうか。
 法律用語に詳しくないのでわかりませんが、おそらく音量を指して『高』を使っている都道府県がありますので、この解釈については『高音量』ではなく『大音量』と読み替えておく方が一般市民的な感じかもしれません。

 この大音量の定義については、大阪府の条例が参考になるかなと思います。

警音器、緊急自動車のサイレン、警察官の指示等安全な運転に必要な交通に関する音又は声を聞くことができないような音量

大阪府道路交通規則(昭和35年12月20日 公安委員会規則第9号)

 上記の通り、救急車やパトカーのサイレン、踏切の音、車両からの警告音、警察官の笛の音などが聴こえるレベルは必要になると思います。




交通法規に抵触しないか?

 国の法律では『他人に危害を及ぼさないような速度と方法』『道路における危険を防止』『交通の安全を図る』などの文言で規定しているので、その範疇は広く、解釈は時代とともに変化すると思います。

 都道府県条例は具体性が増してきますので、走行する地域によって適用も異なると思います。
 大阪府の例では『安全な運転に必要な交通に関する音又は声を聞くことができないような音量』という部分が重要になると思います。
 兵庫県の例もほぼ同じ内容で『安全な運転に必要な音声を聞き取ることが不可能又は著しく困難な程度の音量』という部分が重要になると思います。

 運転に必要な周囲の音を聴く事ができるか否かが重要になります。

 すなわち、使用するデバイスの問題ではないという事になります。

 自動車に大きなスピーカーを積んで、車内で大音量で盛り上がっているときに、パトカーに停止を求められても『気づかなかった』と言えば済む問題ではなく、気づかなかった時点で条例違反ということになるようです。

 逆に言えば、周囲の音がしっかり聴こえるのであれば、ネックスピーカーを使うこと自体に問題がある訳では無さそうです。

 もし、ネックスピーカーを付けているというだけで警察官に呼び止められたときは、このあたりの法律の『解釈』についてしっかりと話し合った方が良いのかなと思いました。




救急車には気づけます

 イヤホンと違って耳の穴を塞いで没入するタイプと違いますので、周囲の音は耳に入ります。

 実際に救急車に遭遇する機会が幾度もありましたが、どちら側から来ているかもわかります。

 安全な走行を阻害するような音にはならないと思いますが、危険だと思った人は使うべきではないと思います。

 何となくわかってきたのは、聴きなれた音楽を流しておいて、聴きなれない音を聴いたときに音楽を止めるのが良いのではないかと思います。

 音楽を流している場合、停止させるには本体右側面にある一時停止ボタンを押す必要があります。この位置は覚えて置いた方が良いと思います。
 これを押してもナビの音声は停まらないのですが、ナビは断続的にメッセージが流れる訳ではないですし、サイレンの音などとは周波数も異なるので聴きとれるのでないかと思います。




くどいですが『解釈』です。

 道路交通法にしても都道府県条例にしても、現場警察官の『解釈』によっては違反となる可能性もあるので、ネックスピーカーが絶対的に許可されるものではないことに留意すべきです。

 何よりも優先しなければならないのは『安全』です。

 危険だと思わなくても、安全ではないかもしれないと思ったことは止めていくべきだと思っています。

 聴きなれない曲は周囲の異変との区別ができないので、デスクワーク中に聞きなれてからにしようと思います。
 周囲から『古っ』と思われても、十分に聴きなれた曲を流すように心がけようと思います。
 実験結果からすれば、信号待ちでも隣のバイクの運転手に音楽は届かないと思うので、好きな音楽を聴いておいたらよいかなと思います。




おわりに

 今回はナビの音声や、移動中に音楽を聴きたいと考えて、ネックスピーカーに行きつきました。

 3千円台のネックスピーカーを調達し、いくつかの実験を経てから実用に移りました。

 今回の実験はバイクの後部座席、運転手ではない人の感想ですので法令に抵触はしないはずですが、運転手がネックスピーカーを付けて走行してはいけないという法律があれば、それは守らなければなりません。

 安全を阻害するようであれば使用を中止すべきですが、耳を塞ぐことのないスピーカーなので、いまのところカーステレオと同じかなと思って使っています。

 125ccのバイクでは60km/hrまでしか出せないので高速走行でどうなるかはわかりませんが、一般道では使えそうであることがわかりました。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

解決

Bluetooth 5.0 無線通信、700mAhバッテリ内蔵、6hrバッテリ稼働、重量88g、防水規格IPX4、柔らかい素材でできたネックスピーカーです。




資料

(運転者の遵守事項)
第12条
法第71条第6号の規定により車両等の運転者は、次に掲げる事項を守らなければならない。
(中略)
⑺ 高音でカーラジオ等を聴き、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽を聴くなど安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で、車両を運転しないこと。 ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令を受信する場合にイヤホン又はヘッドホンを使用するときは、この限りでない。

北海道道路交通法施行規則(昭和47年11月20日 北海道公安委員会規則第11号)

(運転者の遵守事項)
第8条
法第71条第6号の規定により、車両又は路面電車(以下「車両等」という。)の運転者が遵守しなければならない事項は、次に掲げるとおりとする。
(中略)
(5) 高音でカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令を受信する場合にイヤホーン等を使用するときは、この限りでない。

東京都道路交通規則(昭和46年11月30日 公安委員会規則第9号)

(運転者の遵守事項)
第11条
法第71条第6号の規定により公安委員会が定める運転者の遵守事項は、次に掲げるとおりとする。
(中略)
(5) 大音量で、又はイヤホン若しくはヘッドホンを使用して音楽等を聴く等安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態で自動車、原動機付自転車又は自転車を運転しないこと。

神奈川県道路交通法施行細則(昭和44年2月18日 公安委員会規則第1号)

(運転者の遵守事項)
第12条
法第71条第6号の規定により車両又は路面電車(以下「車両等」という。)の運転者が遵守しなければならない事項は、次に掲げるとおりとする。
(中略)
(13) 大きな音量でカーラジオ等を聞き、又はイヤホン、ヘッドホン等を使用しているため、安全な運転に必要な交通に関する音又は声を聞くことができないような状態で車両等を運転しないこと。ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令等を受信する場合は、この限りでない。

京都府道路交通規則(昭和35年12月15日 京都府公安委員会規則第13号)

(運転者の遵守事項)
第13条
法第71条第6号の規定により車両等の運転者が遵守しなければならない事項は、次に掲げるとおりとする。
(中略)
(5) 警音器、緊急自動車のサイレン、警察官の指示等安全な運転に必要な交通に関する音又は声を聞くことができないような音量で、カーオーディオ、ヘッドホンステレオ等を使用して音楽等を聴きながら車両を運転しないこと。

大阪府道路交通規則(昭和35年12月20日 公安委員会規則第9号)

(運転者の遵守事項)
第9条
法第 71 条第6号に規定する車両等の運転者が遵守しなければならない事項は、次の各号に掲げるものとする。
(中略)
(12) 安全な運転に必要な音声を聞き取ることが不可能又は著しく困難な程度の音量で、音楽等を聴取しないこと。

兵庫県道路交通法施行細則(昭和35年12月19日 公安委員会規則第11号)

(運転者の遵守事項)
第12条
法第 71 条第6号に規定する車両等の運転者の遵守事項は、次に掲げるものとする。
(中略)
(13)高音量でカーラジオ、カーステレオ等を聞き、ヘッドホン又はイヤホンを使用して音楽等を聞くなど、安全な運転に必要な交通に関する音声が聞こえないような状態で車両を運転しないこと。ただし、難聴者が補聴器を使用するとき又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令を受信するためイヤホン等を使用するときは、この限りでない。

沖縄県道路交通法施行規則(昭和47年5月15日 沖縄県公安委員会規則10)




Bluetooth 5.0 無線通信、700mAhバッテリ内蔵、6hrバッテリ稼働、重量88g、防水規格IPX4、柔らかい素材でできたネックスピーカーです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です