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『見本市会場からウェブ中継』 -今日の課題-

★今日の課題★
見本市会場からウェブ中継(Zoom)




見本市会場(大規模展示場)


インテックス大阪

 大阪市の南港にあるインテックス大阪では、COVID-19感染症流行拡大後も見本市は開催されています。

 2020年10月7日~9日までは機械要素技術展やMEDIX関西といったイベントが開催されていました。

2020年のMEDIX関西(初日)



かつての同イベント

 前年までの同イベントは3万人規模の来場者があり、受付は順番待ちの行列ができていました。

 9時台から並んでいても、10時の開場時に中に入れない、さらには10時半からのセミナーも受講できないという事もあったくらいの人混みでした。

 2020年2月、10月と同様のイベントに出展しましたが、これほどまでに人が少ない見本市はかつて無いと思います。

2018年のMEDIX関西(初日)



ウェブ中継

 人出が少ないのはコロナ禍では仕方がないことです。

 そこは甘受し、この状況下でも質を下げず、良い展示をするにはどうすべきかと考えた時、展示ブースからのウェブ中継という選択肢がありました。




展示ブースから放送


計画

 今回、展示ブースからのウェブ放送を計画した時点で、何が必要になるかのシミュレーションを始めました。

 展示ブースには電源以外は何もありません。忘れ物に気づいても近くにホームセンターや家電量販店は無く、リカバリーは難しいという前提で準備しました。

 既にZoomを使ったウェブ会議やセミナーは幾度も実施したことがありましたので、それまでに使った機材をすべてリストアップし、今回の展示ブースで実施する方法を選択しました。



持参品

 持参したのは以下の機材です。

パソコン(Mac Book Pro)
カメラ(一眼レフ・EOS 90D)
会議用マイク内蔵スピーカー(eMeet Luna)
LEDプロジェクター(BenQ GS1)

三脚(1.5m級)
ミニ三脚(卓上用)×2
EOSバッテリカプラ式電源
HDMIミニ ⇔ HDMIケーブル(カメラ用)
HDMI ⇔ HDMIケーブル(プロジェクタ用)
USB-C ⇔ USBケーブル(スピーカー用)
microUSB ⇔ USBケーブル(カメラ用)
延長コード(3口)



セットアップ・リハーサル

 会場に到着してすぐに機材のセットアップを行いました。

 パソコン、カメラ、マイクを適当な場所に置き、ケーブル類を敷設して動作確認を行いました。

 機材の故障が無いことを確認し、早速Zoomを起動させてリハーサルを実施、ネットワーク接続も難なく済ませ本番を待ちました。

 カメラ位置は着席した全員が映るように、かつ表情がなるべく伝わるように配慮しました。

ブースの様子

ウェブ放送機材の配置



本番(生配信)

 定刻5分前までにZoomを起動しホストとしてログイン、ビデオとオーディオの動作確認をして待機します。

 参加者ウィンドウを開いておき、参加者がサインインしたら許可を出していきました。

 定刻に開始、Zoomのホスト役だけでなくタイムキーパーやファシリテーター役も兼務しながら本番を進行しました。

 周囲は雑音だらけですが、eMeet Lunaのマイクでも十分な結果が得られました。
 一方でスピーカーですが、耳を傾けていないと聞こえない感じでしたが、机を囲む人々には聞こえるレベルでした。通路を通る人々には何も聞こえない感じでしたので、機密性という面では悪くはないといった感じです。

 欲を言えば、次回はeMeet Lunaをもう1台追加し、聞き取りやすくしたいと思います。

Zoom生配信の本番環境


 10名に満たない程度の人数でウェブ会議をする際に重宝しています。声が通りやすい人、声の小さい人、色々な人が混在する会議でも安定して音を伝えることができます。マイクとスピーカーが同じ装置ですのでハウリングしないので、セットアップの手間が軽減されています。



カメラは抜群に良い

 今回、ビデオライトは使いませんでした。

 さすが一眼レフカメラという感じで、ピントが合うのは当然ですが、明るさも適正化できました。

 ISO設定はオートのまま、会場の明かりだけで被写体の全員の表情がわかる程度に調整されました。

 今回は商品紹介のような事は無かったので人間だけですが、同様のイベントであれば照明は持参しなくても良いかもしれません。

 私も愛用しているキヤノンのEOS 90Dです。レンズ付きのキットで20万円超、ボディだけなら15万円前後で売っていることもあります。4K撮影など機能が充実したハイアマチュア向けの機種ですが、家庭用でも堪能できると思いますので、EOS Kissを検討中の方も、90Dを試してみると良いと思います。


 今回、EOS 90DはAmazon Basicsのカメラバッグに入れて運びました。

 一眼レフ用のLサイズであれば、短いレンズを付けたままピッタリと嵌ります。

 125ccスクーター(シグナスX)のメットイン収納にちょうど入りましたので、雨にも濡れず、一定の振動対策もできて良かったです。

 一眼レフ用のカメラバッグです。外側は黒、内側はオレンジを買いましたが内側が灰色のタイプもあります。カメラボディを中央に入れて、レンズを両サイドに1本ずつ入れてしっくりくる感じです。今回はウェブ放送ということでレンズの代わりにミニ三脚と電源アダプタを入れて行きました。



通信回線トラブル

 今回最大のトラブルは通信回線でした。

 Zoom配信の真っ最中に通信速度の問題がZoom画面に表示され、やがてWi-Fiが切断しました。

 原因の1つはアクセスポイントの混雑です。
 ポケットWi-Fiのような物を使っていましたが、Zoom配信中に別のパソコンが同じWi-Fiに相乗りしたため、その直後から通信に課題が生じ、最終的に切断に至りました。

 対策としては、Wi-Fiを共有しないことです。
 可能であればUSBテザリングなどの方法で有線で接続してしまいWi-Fi電波を飛ばさないことで無用な接続を断つことができます。

 もう1つ疑わしい問題に会場付近の公衆回線の問題があります。
 会場には出展社関係だけでも数千人、来場者も数千人居り、近隣にはホテルや商業施設、マンション、オフィスなどがありますのでエリア人口は一時的に1万人に達していてもおかしくない状況です。
 20年前なら夕立の降る金曜の渋谷駅などは輻輳状態となり携帯電話がつながりにくい事もありましたが、令和時代にそのような事は無いとは思いますが、会場では個人のスマホ以外にも多くの通信機器が使われており、ネット中継しているブースもたくさんあったので、可能性は否定できません。

 この問題への対策は個人レベルでは不可能なので、通信各社が分析して移動基地局を設営するとか、イベント主催者が光回線を敷設するなどの大掛かりな対策が必要になります。

 ちなみに、今回使用した回線はソフトバンクです。知人に用意してもらいました。
 次回は私が常用しているmineoでも試してみたいと思います。



機材運搬への注意

 今回、機材の運搬に関するトラブルはありませんでしたが、注意が必要だなと感じました。

 初日は快晴の中で移動でしたが、2日目と3日目は台風の影響で大雨、その中で機材の運搬を行いました。

 昨秋の幕張メッセでのイベントでも大雨に遭い、帰宅困難者が出るほどでしたので、特別の配慮が必要だと実感しました。

 電子機器は個別にチャック袋に入れて耐衝撃バッグに入れるなどの対応が必要であり、バッグにも対策が必要だと考えます。

 耐衝撃についてはカメラバッグや緩衝材などを用い、パソコンはビジネスバッグで持参していたのでさほど問題は感じませんでしたが、水に対する備えは手薄でした。

 特にパソコンとカメラ以外はキャリーバッグに入れて引き回していたので、水たまりの通過など配慮が必要です。

 今回の荷物、分かりづらいですが右側の椅子に置いてあるのがカメラバッグ、左側の床に置いてありeMeet Lunaの青い箱が乗っているのがキャリーバッグです。
 このキャリーバッグ、前にポケットが別置されているのでノートパソコンを入れたり、細かいケーブル類を収納するのに便利です。ACEというこの手の商品で有名なブランドの商品なのですが気に入っている点は車輪の音が静かなことです。


 機内持込ができ、前に大型ポケットが付いている、セミハードなキャリーバッグを探すとACE(プロテカ)に行きあたります。車輪の音の静かさ、抜群です。




 今回、出先である見本市会場の出展ブースからのウェブ放送は成功しました。

 次回は大阪でのセミナーか、幕張でのブース出展時に同様のことをする予定ですので、今回発見した課題については対策を講じておきたいと思います。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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