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ルンバの異音解消(ダスト容器のファン潤滑) -今日の課題-

★今日の課題★
Roomba(ルンバ)の異音(高音)からのリカバリー術の奏功

 ルンバから高音の異音が聴こえるようになり、メンテナンスを試みました。
 結果としてはダスト容器の中にあるファンが原因でしたが、そこに辿り着くまで試行錯誤しました。







iRobot Roomba

 掃除ロボットの代名詞的な存在『ルンバ』はご存知の方も多いと思います。

 廉価版ですと3万円台、高位品ですと10万円超えもあるルンバです。

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ゴミ捨ては人間

 掃除は部屋の隅々まで自動でしてくれ、ドックに自動で戻ってくれますが、ゴミ捨ては人間の仕事です。

 ゴミが一杯になっていれば掃除が進みません。

 この『ゴミを集める』機能に不全が生じました。


※.この記事を書いた時点ではゴミ捨て機能があるRoombaは未発売、そして私宅にもまだありませんでした(2022年追記)




お手入れ

 本体のお手入れも人間の仕事です。

 ルンバは掃除機ゆえに、ゴミと直接触れ合います。

 底面を見ると、埃や髪の毛などがたくさん付着しています。

 回転する部品も多いので、髪の毛のような物は絡まりやすいので、こまめにハサミやカッターを使って取り除いています。

 ブラシには埃が挟まって機能しなくなることがあるので、これもキレイに取り除く必要があります。


 今回の記事以外でもお手入れが必要なケースが発生していますので紹介しておきます。




圧縮空気

 その手入れの際に活躍しているのがコンプレッサーです。

 圧縮空気で埃を吹き飛ばします。手が入りづらい場所も吹き飛ばせるので、相当にキレイになります。

 ゴミ容器に付いているフィルタも、圧縮空気を使えば相当にキレイになりますので、補修部品の調達回数を減らす効果があると思います。


今回使用したエアコンプレッサーです。コンパクトなので、家の中に置いています。
タンク容量22リットル、最高圧力1.0MPaのサブタンクです。圧縮空気のIn/Outの接続口はワンタッチプラグです。出口は2つあります。本体サイズは560×240×高さ360mm




Roomba 780

異音発生

 5年以上前に調達したルンバ780ですが、我が家のメイン機ですので相当の頻度で使用しています。

 ときどき異音が出る事がありましたが、掃除をすれば直るのが通例でした。
 ところが、今回は入念に掃除をしても消音しないため精密検査することにしました。

 音はキーンと高音のモーター音に感じられました。何かが回転するのと同時に鳴っている感じです。
 非常に不快な、聞き続けたくない音でした。




複数のモーター

 ルンバには複数のモーターが付いており、異音の原因はこれらの1つであると思われました。

 大きくは走行するための車輪用のモーター、壁際のゴミを掻き出すブラシのモーター、床面のゴミを巻き込む掃除機のメインとも言えるエクストラクターのモーター、ゴミを集めておくダスト容器のモーターがあります。

 何度か試走させて音が出ている箇所を同定し、その部分をメンテナンスする事にしました。




原因絞り込み

 スイッチを入れて動き出すとき、異音はしないので車輪では無いと判断しました。

 エッジクリーニングブラシが回り始める頃に異音が始まります。
 このブラシを外して動作させても異音のレベルは変わらないです。

 音が大きいと感じたのはエクストラクターかダスト容器の辺りでしたので、まずはここに集中しました。

 エクストラクターのユニットを取り外した状態で運転させても異音が出たのでエクストラクターでは無いとわかり、原因はダスト容器であることがほぼ判明しました。




エクストラクターメンテナンス

取り外し

 ここは比較的メンテナンス頻度が高い場所だと思います。埃や糸くずが絡んで取り除いていると思いますので、さほど難しい構造にはなっていません。

 エクストラクターのブラシを外すだけでなく、エクストラクター全体を取り外す事もできます。
 隙間の埃を除去する場合には、丸ごと取り外します。


ブラシ周辺にも異音の原因

 ブラシの周辺だけでも下図のようなゴミが溜まります。

 あまりに長く放置していると、パーツのようにきれいに成形されたゴミが出てきます。

ブラシ周辺のゴミ
リング状になった埃の塊


注目のポイント

 下図の丸いセンサー部が汚れていると動かない事があります。

 この部分は掃除をしていないと埃がネチョっとした状態でこびりついてしまいますので、エクストラクターを開けた時には毎回拭き取ると良いです。

 私はアルコール消毒液などで掃除をしたこともありますが、今のところ動作しています。

1:00の位置から再生(丸いセンサーらしき部分の清掃)




ダスト容器メンテナンス

取り外し

 ダスト容器自体は普段からゴミ捨てをするために外しているので簡単に取れます。

[Link] iRobot: 取扱説明書



透明カバー

 まずは透明カバーを取り外します。

 プラスドライバーで6カ所のネジを取り外します。

 透明カバーを持ち上げれば簡単に取れます。

1:37から再生(ファンを清掃)



ファンハウジングカバー

 中央にファンがあります。

 その上に、全体を覆うハウジングカバーがあります。

 2本のネジを取り外します。



ファンカバー

 中央にファンの羽根が見えます。

 4本のネジを取り外し、ファンのカバーを取り外します。



清掃

 ファンの部分には埃が溜まっていましたが、髪の毛などの巻き付くような物はありませんでした。

 とりあえず圧縮空気で吹き飛ばしてみました。

 風車のように風を当てればクルクル回ると思いきや、抵抗感があって異音もします。原因はここにありました。



潤滑

 ファンの軸めがけてシリコンスプレーを掛けてみました。

 劇的に状況が変化しました。
 よく回ります。異音は消えました。

 これでリカバリー完了です。

シリコーンの潤滑剤です。油のような粘性がなく、時間が経ってもベトつきません。プラスチックを傷めるような溶剤も含まれません。



モーター側も点検

 ついでなのでモーター側も点検してみました。

 ダスト容器をひっくり返し、5本のネジを外すとモーターが顕わになります。

 ネジは1本だけ長さが違いますのでご注意ください。
 また、パーツにはバネが含まれます。カバーを開けるとバネが脱落しますので、注意して開けましょう。

 こちらもエアを吹きかけて完了です。

1:06から再生(モーター側も点検)




総括

異音発生源

 今回の異音発生源はファンでした。

 このファンの軸にシリコンスプレーを掛けただけで劇的に改善しました。

 こんな小さなファンが、あれほどの大きな音を出せるのかと思うほどうるさかったのですが、今は静音性を取り戻したので朝晩いつでもルンバが使えます。




主な使用物品

CRC 呉工業 シリコンスプレー

 潤滑油(5-56)ではありません。
 シリコンスプレーです。
 潤滑させたい箇所にスプレーするだけです。

 556でおなじみの呉工業のシリコンスプレーです。


オイルレスコンプレッサー

 家庭用にちょうど良いサイズ感のコンプレッサーです。
 パッと見て高そうに感じますが、ルンバのフィルターを何度も交換すると思えば、安くも見えてきます。
 圧縮空気を使うと、ルンバの動きが良くなっていると個人的には思っています。
 プール用の浮き輪やボートを膨らませる事もできます。ただし途中で止めないと圧が高いので破裂します。

 私も長年使っているオイルレスのコンプレッサーです。メンテナンスが要りません。


エア ツールセット

 圧縮空気工具の7点セットです。
 今回の掃除には欠かせないガンタイプのノズルとホースの他にタイヤの空気入れに必要な先端ノズルと圧力計などがセットに含まれます。
 高儀というメーカーは、この手のツールではお馴染みのメーカーです。

 エアの基本ツールのセットです。ホースが短いようでしたら買い足してください。


プラスドライバー

 今回の作業に使用した工具はプラスドライバーだけです。
 普通のボールグリップタイプのドライバーと、一部で細径のドライバーを使いました。

電気屋さん御用達のベッセルのボールグリップドライバーです。


ルンバメンテ用品

ルンバ700シリーズメンテナンス用消耗品セット

 純正ではなく互換品です。
 スター型のブラシはよく壊れるのでたくさんあっても良いと思います。
 他のパーツは壊れる物ではありませんが、擦り減ったり、何かが詰まったり、絡まったりしますのでときどき交換します。

ルンバの消耗品セット、互換品です。


ルンバ800・900シリーズメンテナンス用消耗品セット
 純正ではなく互換品です。
 スター型のブラシはよく壊れるのでたくさんあっても良いと思います。
 他のパーツは壊れる物ではありませんが、擦り減ったり、何かが詰まったり、絡まったりしますのでときどき交換します。

ルンバの消耗品セット、互換品です。


エッジブラシ
 なぜか先端が無くなってしまうことが多いパーツです。
 どこかで腕がなくなり、軸だけになっている事が多いです。
 この商品は購入した事がある物ですが、ブラシ部が軟質の素材のため住宅の壁を傷つける感じはありません。
 3個入りで500円くらい、ネジも同梱されていました。

ルンバの下についているスター型のブラシです。


バッテリ
 純正ではなく互換品です。
 Amazonには互換品が多く出品されています。
 バッテリは良し悪しがわからないので、純正品を装着していますが、互換品との価格差は4~5倍あります。
 非常に悩ましいところです。
 留守中に使わないのであれば互換品でも良いかなと思います。

純正品ではないので心配もありますが、このバッテリを数年使用していて、特に問題には遭遇していません。


ダスト容器
 今回はリカバリに成功したダスト容器です。
 Amazonで売っている事を確認してから分解し、それがたまたま上手く行ったので良かったですが、失敗していたらパーツとして買おうと思っていました。
 故障したルンバを持っている人、捨てずにパーツをばら売りすれば少しは新しいルンバの資金になると思います。

ゴミが溜まる部分のパーツです。


エンハンスドクリーニングヘッド
 掃除をするメインの部分です。
 これもモジュールとして交換可能です。
 過去に、モジュール内にあるセンサーらしき部分が異常になり掃除ができなくなったことがありましたが、その時は掃除をして直りました。
 直らなかったら調達しようと思っていました。

メインのブラシの異常時にはここのユニット交換です。


タイヤモジュール
 タイヤモジュールもAmazonで売っています。
 走行不能となったとき、交換する部品です。
 ルンバが自走できなければ、役に立ちません。

タイヤです。意外と削れてしまっていることがあります。




 今日の解決策は『分解清掃』でした。

 ルンバはエアコンプレッサーで付き1~2掃除するようになってから調子が良いので、細かな埃を飛ばすのがメンテの秘訣のようです。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。




他の課題と解決策

「ルンバの異音解消(ダスト容器のファン潤滑) -今日の課題-」への6件の返信

ルンバ ダストボックスのメンテナンス出来ました。
別件ですがサイドブラシモーターの分解ですがクリーニング後もうごきません。+6Vかけたら単体ではうごきますが本体にセットすると動きません。
別のユニットを付けると本体は動きます。何かアドバイス願います。

 コメントありがとうございます。
 ルンバのエラー監視までわからないのでお役に立てる情報がありません。
 保有しているルンバ間での移植をすると復帰できる事がこれまでありましたが、原因不明です。
 たぶんですが、掛けた電圧に対して電流が流れ過ぎると制御系で停止命令すると思いますので、モーターに無用な負荷が掛かって電流過多になっているのではないでしょうか。
 経験的なところですが、手でブラシを回してみて重く感じた時はNGでしたが、根元の部分などを歯石取りの器具で髪の毛1本もキレイに取り除いて、シリコンスプレーをして復帰した事があります。
https://amzn.to/3y5m1T3
 あくまで経験的な事なので、確約はできませんが、対症療法としてやってみた経験です。

コメントありがとうございました。
ジャンク品対応にてモーター部のみ交換してみました
正常に稼働できました。
モーターの不良でしたね。

 詳細なご報告ありがとうございます。
 パーツやユニットを交換するだけで延命できるルンバは、上手く使えばリーズナブルですね。
 参考になりました。

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