★今日の課題★
玄米を購入して家で精米することになるため、精米機を調達
コメ不足・コメ騒動
2025年はお米が足りないという話題が絶えず、小泉農林水産大臣の露出が多い年でした。
備蓄米の放出により姑息的には需給バランスが保てたようですが、本質的には生産量・出荷量と消費量のバランスが取れなければならないと思います。

コメ1袋
店頭に並ぶお米は、精米された白いお米が一般的です。
ビニル袋に包まれた状態で、5kgや10kgなどのグラム単位で販売されていると思います。
未精米のお米、すなわち玄米を買うときの単位は重さではなく容積で表現されることが多いです。米袋1つ分を『1袋』と言い、呼び方は『いったい』です。2袋なら『にたい』、3袋なら『さんたい』です。

1合は150g?180mL?
『ごはんをおいしく炊く上で大切なのは、米と水のバランス。米1合(約150グラム)に対して水200ミリリットル(200グラム)が目安です。』と農林水産省のホームページに記載がありました。
ただし、お米を炊くときに、精米の重さを計ることはなく、カップで掬うなどの方法で容量を見ていると思います。
同じく農林水産省のホームページには『1合(180mL)』という記載もあります。お米1合は180mL(180cc)と見ておいて良いようです。
一合枡(いちごうます)や一升枡(いっしょうます)という物が在ります。神事などで見かけるアレです。すり切り一杯で一合、180mLになる容器なので、当然ながらお米も一合枡で掬えば、一合分です。
【参考】枡工房枡屋:枡の大きさはどのくらい?単位は何と読む?
我が家は1日4~5合
筆者宅で炊飯器を使うときは、最低ラインが4合です。限界が5合なので、多く必要なときは5合炊くことがあります。
使っている炊飯器は2021年発売の炊飯器『おどり炊き』(Panasonic)です。5.5合まで炊くことができます。

【参考】Panasonic:ジャー炊飯器 SR-VSX1シリーズ
【参考】ビックカメラ.com:Panasonic ジャー炊飯器 SR-VSX1 おどり炊き
【参考】PR TIMES:IoT対応スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器「おどり炊き」SR-VSX1シリーズを発売(2021年4月7日)
玄米保管庫がある
筆者宅では以前から、お米を玄米で購入していました。
玄米保管が物置の中に入っています。7俵、14袋まで入る保冷庫で、1年を通して13℃程度を維持しています。この保冷庫の大きさは半畳ほどの面積、高さ1.9m、本体重量は90kgです。

外で精米して、ビニル袋やバケツに入れて、それを玄米保管庫で管理していました。
昨シーズンの米不足により、青田買いが進み、玄米の調達は秋に1回だけとなりそうなので、今シーズンは一年分の米を新米収穫の時期に購入することにしました。
玄米保管庫は、精米ではなく玄米を保管するために使われるようになります。
【参考】KOMERI.COM:丸山製作所 玄米保冷庫 玄米・野菜モード切替タイプ 7俵用(30kg×14袋) KZW-14
【参考】フクシマガリレイ:KZW-14 取扱説明書(丸山製作所)
家庭用と業務用
精米機は、家庭用と業務用の2種類に分かれます。業務用は、農家や飲食店などが持っているキロ単位の精米に使うサイズ感のものと、米販売業者が持っているような数トン規模で精米するものがあります。
精米機メーカーをリストアップしてみました。取扱商品の分類は正しいかわかりませんが、素人なのでお許しいただければと思います。
- タイワ精機(プラント・店舗・農家・コイン精米機・家庭用)
- サタケ(プラント・店舗・農家・コイン精米機)
- 山本製作所(プラント・店舗・農家)
- クボタ(プラント・店舗・農家)
- マルマス機械(店舗・農家・コイン精米機)
- 丸七製作所(プラント)
- 静岡製機(プラント)
- 井関農機(コイン精米機)
- カンリウ工業(店舗・農家)
- アイリスオーヤマ(家庭用)
- エムケー精工(家庭用)
- ツインバード(家庭用)
- タイガー(家庭用)
- 山本電気(家庭用)
- 象印(家庭用)
家庭用5合
いま使っている炊飯器が5.5合炊きなので、精米機は最低でも5合まで対応できる物に絞ります。
この時点でハンディな感じの、ジューサーみたいな機種は除外となります。

5合まで対応できる精米機で、メーカー公式の動画があったのは3つでした。
上記動画と近い商品を家電量販店の通販サイトからピックアップしてみました。
メーカー | 山本電気 | ツインバード | タイガー | アイリスオーヤマ | 象印 |
型番 | YE-RC17A | MR-E751 | RSF-A100 | KRCI-C5 | BR-WB10 |
公式サイト | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 | 公式 |
精米容量 | 1~5合 | 1~5合 | 1~5合 | 1~5合 | 1~10合 |
市価 | 20,710円 | 24,800円 | 26,000円 | 26,680円 | 39,540円 |
Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |
白米 | 白米 | 白米 | 白米 | 白米 | 白米 |
無洗米 | 無洗米 | - | 無洗米 | 無洗米 | - |
胚芽米 | 胚芽米 | 胚芽米 | 胚芽米 | 胚芽米 | 胚芽米 |
発売時期 | 2017年8月 | 2015年4月 | 2016年9月 | 2025年6月 | 2024年8月 |
サイズ [mm] | W200 D307 H235 | W200 D310 H250 | W227 D301 H236 | W210 D308 H226 | W210 D435 H400 |
重量 | 3.7kg | 4.0kg | 3.6kg | 3.6kg | 11.0kg |
消費電力 | 250W | 200W | 300W | 250W | 285W |
相場感としては2~3万円と見てよさそうです。象印の10合まで対応の商品は、大きいだけに高いのかなと思います。
アイリスオーヤマ
発売日比較で最新のアイリスオーヤマには、複数の機種ラインアップがあったので、比較してみました。
メーカー | アイリスオーヤマ | アイリスオーヤマ | アイリスオーヤマ |
型番 | RCI-C5 | KRCI-C5 | RCI-B5 |
公式サイト | 公式 | 公式 | 公式 |
公式通販 | 公式通販 | 公式通販 | |
精米容量 | 1~5合 | 1~5合 | 1~5合 |
市価 | 15,499円 | 26,680円 | 17,700円 |
Amazon | Amazon | Amazon | |
楽天市場 | 楽天市場 | 楽天市場 | 楽天市場 |
銘柄別精米 | 41銘柄 | 41銘柄 | 40銘柄 |
精米カゴ | 突起形状 ディンプルメッシュ構造 | 突起形状 ディンプルメッシュ構造 | 突起形状 |
白米 | 2~5.5分 | 2~5.5分 | 2~5.5分 |
無洗米 | 3.5~7分 | 3.5~7分 | 3.5~7分 |
胚芽米 | 1~2分 | 1~2分 | 1~2分 |
発売時期 | 2025年7月 | 2025年6月 | 2018年11月 |
サイズ [mm] | W210 D308 H226 | W210 D308 H226 | W210 D308 H226 |
重量 | 3.6kg | 3.6kg | 3.6kg |
消費電力 | 250W | 250W | 250W |
型番 RCI-C5 は RCI-B5 の後継機種のようで、外観はよく似ているが、中身はアップデートされているようです。
型番 RCI-C5 と KRCI-C5 の間に機能的な違いは見つからなかったのですが、K から始まる方は家電量販店で扱われ、K が付かない方は公式通販サイトやAmazonなどで取り扱われているようです。
ディンプルメッシュ構造が特徴的なようですが、広告物に🄬マークを付けているものの、J-Platpatで調べても、そのような商標登録は見当たりません。
相場が2~3万円のところ、アイリスオーヤマのRCI-C5は1万5千円台、機能としては他社製品と遜色ない感じです。
Amazonベストセラーは
Amazonのベストセラー1位は、山本電気の MB-RC52W でした。過去1カ月で1,000台以上売れているそうです。

MB-RC52Wのフライヤーによれば、料理人の道場六三郎氏が監修した精米機のようです。

Amazonでのレビューは好意的、高評価が多いです。ただし、レビューの内容が精米済の御飯と比べた感想が多く、他社製品との比較などが少ないので、どこまで信頼できる内容かは不明です。工業製品としてNGな不良品とかは無さそうです。
メーカー | 山本電気 | アイリスオーヤマ |
型番 | MB-RC52 | RCI-C5 |
公式サイト | 公式 | 公式 |
公式通販 | 公式通販 | 公式通販 |
精米容量 | 1~5合 | 1~5合 |
市価 | 15,800円 | 15,499円 |
Amazon | Amazon | Amazon |
楽天市場 | 楽天市場 | 楽天市場 |
銘柄別精米 | - | 41銘柄 |
精米速度 | 3段階 | |
白米 | 2~2.5分 | 2~5.5分 |
無洗米 | 4~7分 | 3.5~7分 |
胚芽米 | 2.5~3分 | 1~2分 |
発売時期 | 2015年9月 | 2025年7月 |
サイズ [mm] | W200 D274 H238 | W210 D308 H226 |
重量 | 3.1kg | 3.6kg |
消費電力 | 300W | 250W |
RCI-C5に決定
初めての家庭用精米機はアイリスオーヤマの RCI-C5 に決定しました。
価格が15,499円と他社製品に比べて群を抜いて安いことが理由の1つになりますが、『安かろう悪かろう』ではいけないので、機能面も比較しました。
普段使う白米への精米は5分30秒と、やや時間がかかる印象ですが、経験的に言うと、精米は時間をかけた方が美味しく仕上がると思います。熱を掛けないことが重要なので、必然的に時間がかかってしまいます。
今回の決定要素として大きかったのが発売日です。この機種は2025年7月発売、前の機種が2018年なので7年のブランク、すなわち今から7年間は新機種が出ないかもしれないということです。売れ筋の家電品であれば1年に1回のマイナーチェンジはあるかもしれませんが、精米機なので新しいコメの品種でも出ない限りは新機種は無いかなと思います。
家電を買って後悔するのは、買ってから間もなく新機種が出る事、しかも価格がほぼ同等で新発売となることなので、後悔を避けるためにもアイリスオーヤマの RCI-C5 が選択されます。
玄米の発注
昨日、いつもの農家さんから玄米の希望数を聞かれました。希望は伝えましたが、何袋譲ってもらえるかはわかりません。価格は例年より高くなると思いますが、美味しいお米なので、特に抵抗はありません。農家の生活を考えると、従来のお米は安かったかもしれません。
おわりに
今回は、自宅で玄米を保管することになることから、自宅で精米できるように精米機を検討しました。
色々な製品がある中で、山本電気とアイリスオーヤマの2機種に絞り、アイリスオーヤマの製品を買うことになりました。
炊飯する直前に精米、どれだけ美味しいのか楽しみです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
