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BCP・災害対策

宮城・福島 震度6強/東京で被災 ~今日の話題~

★今日の話題★
地震に遭いました。




 2022年3月16日(水)23時34分頃に地震が発生し、その後23時36分にも地震が発生しました。

 そのとき、東京のホテルに滞在していましたが、手元にあったAV機器類で撮影しました。

 本業はBCPコンサルタントなので、それなりの備えをしての出張でしたが、良かった事、課題と思われたことなどをまとめてみました。

発災当初の映像(1分版) ※.下方に5分版があります。



地震概要

 2022年3月16日23時34分に地震が発生しました。地震速報が出ましたが詳細がわからない状態のまま次の地震が発生しました。

 1つ目の地震(23時34分)は当初、震度5という報道もありましたが、震度6でした。

 2つ目は23時36分、非常に広範囲が揺れる地震が発生し、最大震度は6強、マグニチュード7.3、震源の深さは60kmということでした。

気象庁:地震情報 地震検知日時 2022/03/16 23:36
Yahoo!天気・災害:地震情報 2022年3月16日 23時36分ごろ
Yahoo!天気・災害:地震情報 2022年3月16日 23時34分ごろ




有働さん、すごかった

 宿泊先でパソコンをしながら、News Zeroを視聴中でした。

 菅田将暉さんのミュージックビデオの監督に14歳の近藤華さんが起用されたという話題が提供されたあと、大谷翔平さんの話題に移るところで地震が発生しました。

 以下、発災数分間の音声を文字起こししてみました。ほとんど有働さんが喋っていました。

 さすがだなと最初に思ったところは、正確に伝えるべきことはモニタを見ながらしっかり『伝える』仕事をしていたこと。
 そして危機感を伝えるべきときには、カメラ目線で、誰もが聞き取れるようなハッキリしたアナウンサーらしい言葉で、少し低めの命令を受けるように聞こえるような口調で、しっかりと『強い揺れに警戒してください』とおっしゃっていました。

 実際、その言葉どおりに2分後には震度6強の地震が発生しており、警戒した甲斐があった人がどれだけたくさん居るのかと、感心しました。


●山本紘之アナ:
 末恐ろしい14歳

 さっ、続いても若いころからの....

(山本アナが話している途中で、有働さんが左手を耳に当て、イヤホンの声を聴くような動きをして)

◆有働由美子キャスター:
 はい。緊急地震....。

(有働さんが姿勢を正し、表情を変え、低めの落ち着いた声で)

◆有働キャスター:
 はい。緊急地震速報です。

 福島沖で地震がありました。
 福島沖で緊急....地震がありました。
 福島県に緊急地震速報が出ています。福島沖で地震です。強い揺れに警戒してください。
 緊急地震速報が福島沖で出ています。

(カメラ目線ではなく、おそらくモニタを見ながら)

◆有働キャスター:
 宮城、福島中通り、浜通り、宮城県、そして福島中通り、浜通りに緊急地震速報です。

(カメラ目線で)

◆有働キャスター:
 強い揺れに警戒してください。
 強い揺れに警戒してください。

(画面は福島第一原発に切り替わって)

◆有働キャスター:
 落ち着いて行動してください。
 上から落ちて来る物などに気を付けてください。
 緊急地震速報です。宮城県、福島中通り、浜通りに出ています。
 こちら、福島第一原発の映像....

●山本アナ:
 福島第一原発の映像がいま映し出されています。
 カメラも少し横揺れ、縦揺れがみられます。
 いま現在、福島第一原発の映像が映し出されています。

◆有働キャスター:
 はい。
 現在、ここで見る限りは特に変化は見られないのですが、新しい情報が入ってきたらお伝えします。

 緊急地震速報が宮城県、そして福島県の中通り、浜通りに出ています。

 えぇ、スタジオ、東京のスタジオの上のカメラも少し揺れています。
 そして、震度が出ました。震度5弱が宮城県中部、福島県浜通り。震度5弱が宮城県中部、福島県浜通りに出ています。
 震度4が宮城県北部、宮城県南部、福島県中通りに出ています。
 午後11時34分頃、東北・関東地方で震度5弱の地震がありました。震度3、岩手県、秋田県など広い範囲に出ています。
 震度5弱が福島県浜通り、宮城県中部に出ています。

 このあとも揺れが来る恐れがあります。
 注意しながら移動してください。
 注意しながら行動してください。

 午後11時36分、福島県で....緊急地震速報が出ました。
 いま、東京のスタジオも少し揺れています。東京のスタジオも揺れています。緊急地震速報が出ています。えぇ、現在東京のスタジオも揺れています。
 落ち着いて行動してください。上から落ちて来る物などから頭を守ってください。現在、東京の汐留にあります日本テレビのスタジオも揺れています。ご覧いただいているのは現在のカメラです。東京タワーが映っていますが、屋上からのカメラが非常に大きく揺れているのがわかります。この東京のスタジオも前後、左右、前後左右に揺れています。えぇ、天井にあります照明も非常に揺れています。東京のスタジオも揺れています。現在広い範囲で揺れています。どうぞみなさん、落ち着いて行動しながら、上から落ちて来る物などから、十分に気を付けてください。移動する際にも十分に気を付けてください。もし、硬い机などがありましたら、その下に潜ってください。

(ここで字幕には23時34分の地震の震度が表示)

◆有働キャスター:
 現在も東京のスタジオが揺れています。現在も東京もスタジオが揺れています。福島県はじめ東北・関東で広い範囲で緊急地震速報が出ていますが、現在も東京のスタジオ揺れています。天井も揺れていますが、こうして座っていても、横に揺れています。前後に揺れているのがわかります。
 いま映っているのは福島県の第一原発でしょうか。

(このあとも喋る人が交代していきますが深夜までつづきます)




報道は原発スクープ狙い?

 違和感があったのが福島第一原発の映像を出すところです。

 Zeroを放送する日本テレビ以外にも、フジテレビやTBSのニュースでも福島第一原発の映像が発災後10分以内には出されています。

 news23では『中継 福島第一原発』という映像を流しながら、音声では『津波注意報が出ています』と言っています。残念なのは『速報 津波注意報 発表』まで時間がかかったこと、そして何よりも『津波注意報が出されています。こちら画面の表示にあります日本列島、黄色で表示されているエリアで津波注意報が出ています』と言っているにも関わらず、私たちの画面には日本列島の絵は出ていませんでした。このアナウンスがあった時点で津波注意報が出て1分くらい経っています。『速報 津波注意報 発表』が字幕で出たのが注意報発表から約2分後、日本列島の地図が出たのが約2分半後でした。この日本列島の絵が出るまではずっと原発の映像を背景にしながら、津波注意報が出ていることを繰り返していました。

 原発は何もなくて当たり前の場所です。本来は。
 残念ながらリスクありの原発ですので何があってもおかしくないのですが、何かがあったとしても半径30km程度の方々に対しての急務です。対象の人には確実に情報伝達が必要です。その方法は防災無線や地元警察・消防などが中心ですし、テレビを使うとしても、何かが起きたことがわかってからでも遅く無いと思います。それ以前に自主避難は始まっていると思います。

 今回の地震が東北・関東の広い範囲だと有働キャスターが言っているそばから、被災エリアの数パーセントの場所ばかりを何度も映像化する必要性があったのか、疑問です。

 いま、身に迫っているのは地震による直接的な危害です。
 被災エリアには数千万人が住んでいますので、安否も気になりますが、揺れが完全に収まるまでは、頑丈な机の下に身を潜める行動を促すなど、そうした事を映像として伝える方が重要ではないかと思います。

 原発の映像を見せられて不安に思う人は多いと思いますが、何も起こっていない映像を見せられて『まだ情報がありません』と添えられても不安、爆発する映像を見せられても不安、あの映像を見て安心する人は少ないのではないかと思います。

 なお、福島第一原子力発電所のライブ映像は、福島中央テレビのYouTubeチャネルから視聴できます。この映像にはマイクの音も入っています。普通のお天気カメラとは少し様子が違います。

福島中央テレビ:福島第一原子力発電所ライブカメラ(大熊町)

【参考】福島中央テレビ:ライブカメラ 福島第一原子力発電所

【参考】東京電力:福島第一ライブカメラ




即時行動に

 地震速報を受けて、次は何をすべきか考える必要があります。

 1つ目の地震ではあまり揺れなかったので報道を見ていましたが、その最中に2つ目の揺れが来たので、とりあえず収まるまで待ちました。

 その間、ホテル内も近隣も停電は発生してません。
 電柱や建物が倒壊する様子も見られません。
 とりあえず、このエリアは平静さを維持できそうな感じでしたので、あとは津波注意報の範囲を確認していました。東京湾に面していますが、そちらへ津波が来る恐れは無さそうです。

2度目の地震から5分程の映像

 この日はもう日付が変わる頃なので外出の予定はなく、翌日も徒歩圏にある東京ビッグサイトで仕事なので、交通情報については気にしていませんでした。

 ここからは情報よりも行動に移りました。




水を確保

 まず、浴槽に湯を張りました。

 水でも良いのかもしれませんが、温めることになったときに少しでも効率が良いようにと湯にしました。

 空いたペットボトルもゴミ箱から出して水を入れました。こちらは飲用になる可能性もあったので、そのまま冷蔵庫に入れました。

 電気ケトルにも水を入れて置き、スタンバイです。

 ホテルは2泊3日の予約の1泊目でしたので、少なくともあと2日は滞在予定でした。帰宅難民になったときには、次の宿泊客も来れないと考えると延長連泊ができる可能性もあったので、避難所へ行かずにここに泊まり続けることも想定しての水確保です。




情報源

 今回はホテルに滞在中であったのでテレビが目の前にあり、停電しなかったので視聴可能でした。

 出張中の荷物の中にラジオを入れていたので、ラジオでも情報収集可能でした。
 ラジオはUSB電源で常用できますが、単三電池2本でも数十時間は動くので、電池も用意していました。

 ネットは検索してみましたが、あまり欲しい情報は手に入らない感じでした。
 誰かが入力している公式情報は信用できますが、入力が追い付かないのか形式的な情報ばかりでした。

 テレビやラジオも誤報は出せないので、同じ情報の繰り返しになっていましたが、やはり全国ネットの局は、地方局からの情報提供もあるので素早く多くの情報を拾っていました。




避難路の確認

 宿泊時、客室に入る前に左右を見て廊下の端を確認し、避難口誘導灯も確認しておきます。これは平時にできます。

 今回は6階だったので階段でも余裕と言う感じの高さですが、念のためエレベーターの様子も確認しておきました。
 発災直後の避難というよりは、翌朝の出発に支障がないのか確認するた目的が強いです。

 今回、エレベーター乗車時に異常は認められず、翌朝は問題なく出発できるであろうことが確認できました。




最寄駅を確認

 りんかい線の国際展示場駅が最寄駅でしたので、様子を見に行きました。

 壊滅的被害という事はまったくなく、ごく普段通り、小さな遅れはありましたが普通という様子でした。




ラジオを片手に街へ

 有明に居たので、有明駅周辺の様子を見てみました。

 国際展示場駅から東京ビッグサイト方面に歩き、有明セントラルタワーの南東側から有明駅へと向かって歩きました。

 特に何もありません。




足元

 出張に行くときでも、作業をするときでも、近年は安全靴を履いています。

 救急隊も御用達のシモンの安全靴は、つま先に鉄板が入っているだけでなく、釘を踏み抜きにくい靴底であったりとか、ウェットな路面でも滑りにくい靴底であったりと、安全面に優れています。

 今回、瓦礫などは全くありませんでしたが、釘やガラスがあっても安心して歩ける安全靴は災害時の必須アイテムだと思います。

 もしも電車やバスが不通、新幹線や飛行機は動いているとなったとき、有明から東京駅まで歩かなければなりません。

 徒歩で行くと6.4km、平時で言えば1時間半くらいの感覚ですが、大きなスーツケースを携えていれば2時間くらいかかると思います。

 もし信号がすべて真っ黒な状態であれば、もし道路に亀裂があって迂回しなければならないとすれば、どのくらいの時間で到着できるかわかりません。

 Google Mapを使うつもりで居ますが、それが使えない時に、そもそも東京駅にたどり着くことができるのか、到着したとしても新幹線のチケットはキャンセル待ちなのではないか、色々と考えるところはあります。

ルート案:有明~豊洲市場~晴海~築地~銀座~有楽町~八重洲~東京駅




水筒持参

 出張でも通勤圏内での移動でも、いつもサーモスの水筒を持ち歩いています。

 保温と保冷の両用なので、そのときどきで必要な使い方ができます。

 普段はアイスコーヒーを入れていますが、熱々の味噌汁を入れる事もできなくはないです。




菓子

 動画をよく見るとカップ麺が映っていますが、あれは自宅近くのドラッグストアで買った物をキャリーバッグへ入れて持って行った物です。全国どこでも買える物ですが、全国どこでも被災する恐れがあるので持って行きました。
 ただしカップ麺を食べるには湯が必要になるので、単に物資不足という事には対応できても、断水や停電などエネルギーインフラのダメージには対応困難です。

 普段のビジネスバッグにも入っているのが菓子類です。
 写真のとおりビスコは常備しています。食べずにカバンに入れっぱなしなので箱がボロボロですが、中身は大丈夫です。

 余談ですが、ビスコの中で最もリーズナブルなのがこの黄色い箱の『発酵バター仕立て』です。グリコの社員さんに聞いたのですが、原価が一番高いそうです。店頭価格が同じなら、黄色い箱が一番お得ということです。
 ちなみに、摂取できるカロリーには大差はありません。




さいごに

 BCPコンサルタントとして必要と思って携行していた物が役立つことが確認できました。

 ラジオと安全靴は実用性を確認できました。

 こんどから持参すべきだなと思ったのが尾西食品のオニギリです。家にはストックがあるのですが、海外出張以外では旅先に持参したことは無いです。次回から持って行くようにします。

 USBケーブルも追加しようと思いました。
 普段は各種1本ずつで順番待ちさせても滞在中には充電が終わるものでしたが、こんどからホテル到着後にすべての充電を開始して、早めに充電を終わらせられるようにした方が良いと思いました。

継続