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遊戯用フレームプール (Rectangular Frame Set)

7トン

 遊戯用プールは日本の家庭でも夏季によく利用されています。

 大型のプールになると水質浄化装置を設置し、シーズン中は水を捨てることなく循環させて使い続けます。
 すなわち、水を備蓄(プール)しておくことができます。

 私たちが保有するプールでは約7トンの水を溜める事が出来ます。

Amazon:INTEX(インテックス) レクタングラフレームプール


3カ月

 私たちのプールは7トンの水を約3カ月、交換しません。
 1日数回の循環フィルタ動作、毎日の次亜塩素酸ナトリウム補充で水質を維持しています。
 飲み水のレベルではありませんが、塩素濃度は十分な値を維持し、見た目にも透き通った水が維持できています。


飲用水

 川の水を浄化でして飲用水にできるフィルタを使えば飲み水として利用できます。
 川の水よりキレイなので、フィルタの劣化も抑える事ができると思います。


衛生用水

 トイレの洗浄水としては十分すぎるくらいキレイです。
 シャワーや入浴用としても十分に使えます。温めることができないので、冬場の利用は要検討です。




プールの組み立て方

シートを敷く

ベースづくり

 プールを設置する場所を確保します。
 プールのフレームや脚が50cm程外側に出ますので、プール面積より1mは余分に確保します。

 設置場所が決まれば砂利などを掃き出し、ブルーシートを敷きます。小石やガラス片でプールの底面に傷が入らないように注意します。

 ブルーシートの上にクッション性のあるアルミシートを敷く事もお勧めしています。プールに入った時、足の感触が全く違います。


シート上に本体を準備

本体を置く

 シートを敷いた設置場所にプール本体を置きます。だいたい中央に置きます。

 このときの注意点は向きです。
 循環ポンプをどこに設置するか、排水口をどちら向きにするかで本体の向きが決まります。
 循環ポンプは長手の側面に2カ所の穴があることから確認できます。排水口は短手の側面の下方に1カ所あります。
 駐車場の場合、地面に雨水排水用の勾配があるので、下流側にプールの排水口を持ってくると片付けがしやすくなります。


フレームプールのパイプ配置

パイプを配る

 真っすぐなパイプがABCの3種類×各4本ずつあります。
 パイプは短手にA、長手にBとCを使います。
 パイプを使う場所へ配っていきます。

 新品のパイプにはABCを表示するシールが貼ってありますが、解体後はシールが剥がれてしまう可能性が高いです。マジックペンなどでABCの表示を追加しておくことをお勧めします。


フレーム構築

パイプABCを連結

 ABCのそれぞれのパイプをT字型の連結器でつないでいきます。

 パイプはプール本体のパイプループに通し、T字型連結器にパイプを差し込んで附属のピンで固定します。

 T字型連結器が一列で同じ向きになるように注意して取り付けます。


脚を起立

4つ角を立てる

 4つの角にL字型の連結器を取り付けます。
 先ほど取り付けたT字型連結器が下向きになるよう向きに気を付けてL字型連結器をピン止めします。

 4つ角にL字型連結器を取り付けたら脚を立てます。一番細いパイプが4つ角の脚です。細いパイプにはベース部分の黒いプラスチック部品を取り付けておきます。

 ここで、設置位置をほぼ確定します。


脚を起立

すべての脚を付ける

 中間の脚をすべて取り付けます。

 T字型連結器にパイプを差し込みますが、地面側にはプール本体から出ている固定シートがあるため、忘れずに取り付けます。


位置決め

位置決定

 ここで最終の位置決定をします。

 この先、水が入ると動かせません。

 水が入った時にT字型連結器に付けた脚部が見た目より外側に移動してしまうこともあるので、ブロック塀などとの位置関係をしっかりと確認します。


デッキブラシ清掃

 2年目以降の場合、プール内部をデッキブラシや雑巾で掃除しておきます。

 シーズン最後にも底面のヌメリを取るためにデッキブラシが必要になるので1本購入しておくことをお勧めします。

 水の清浄度維持には、最初が肝心です。

 ここまでの作業でおおよそ2時間です。


注水

注水

 プールに注水します。
 シャワーヘッド付のホースなどは抵抗になり水の吐出量が少なくなるので、先端のヘッド部は外すことをお勧めします。
 10Lのバケツを一杯にするのに30秒かかる水量であった場合、6トン貯留するのに5時間かかります。
 注水中のトラブルによる無駄を最小化するために、監視できるときに注水するようにしましょう。
 お勧めは朝8時頃にプール設営開始、昼前から注水すれば夕方17時頃に7〜8割の水位には達すると思います。


循環ポンプ設置

 プールに注水している間に循環ポンプを設置します。
 循環ポンプの吸水側ポートまで水位上昇するのに4〜5時間かかるので、ゆっくり準備します。
 まずポンプに2本のホースを取り付けます。リング状のバンドをホースに通し、ポンプのポートにホースを差し込んで六角のボルトを締め付けます。工具は7mmのレンチを使います。
 次にプール本体のポートにホースをつなぎます。手順は同じですが、漏れ防止のために私たちは水道用のシールテープを使いました。

循環ポンプ水道シールテープバンドロック


配電盤

循環装置試運転

 水位が60cmくらいになると循環ポンプ用のポートから水が流れ出します。それまでに循環ポンプの設置は終わらせておきます。

 循環ポンプの吸水(給水)側から水が流入したら、循環ポンプ上面のネジを緩めて水が出て来るまでエア抜きをします。空気が混ざるような水の音がしなくなりしっとりと水が流れるようになったらネジを締めます。

 循環ポンプの電源をコンセントに差します。
 右図のタイマーを使う場合はDボタンを長押ししてロックを解除後、Dボタンを押してモードを『ON』にすると通電します。


ゴミよけ

ブルーシート(ゴミ除け)

 作業が終わったらブルーシートをかぶせておきます。

 パイプに紐で固定すると風でも飛んでいきません。

 私たちは中央にロープを渡し、ブルーシートが水面に接してしまうことを回避しています。ロープ1本で、相当の効果があります。
 それでもシート上に水が貯まってしまいます。汚れた水になるので灯油ポンプで吸い出して捨ててからシートを開けています。




プールの維持管理

次亜塩素酸ナトリウム(ピューラックス)

次亜塩素酸ナトリウム

 用水中の塩素濃度を維持することが重要です。
 私たちは毎日『次亜塩素酸ナトリウム』を補充し、塩素濃度を維持します。
 薬剤はドラッグストアやネット通販で入手できます。ハイターも次亜塩素酸ナトリウムですが界面活性剤が添加されているので泡立ってしまいます。シンプルな次亜塩素酸ナトリウムをお勧めします。
 投与量は塩素濃度計で確認しますが、私たちは毎日100mL、測定がある日だけ結果から逆算して必要量を投与しています。

東京都福祉保健局:プールの安全・衛生の管理(平成20年5月)
茨城県:保育施設における感染症予防マニュアル(第2版) , P53


残留塩素(遊離塩素)測定器残留塩素濃度

 水質は塩素で維持しています。
 厚生労働省の資料によればプールの残留塩素は0.4〜1.0mg/Lに保持することを推奨されています。
 1立方メートルの水を塩素1ppm上昇させるには16.7mLの次亜塩素酸ナトリウム(6%溶液)が必要です。6トンのプールで塩素を1ppm上昇させるには約100mLの次亜塩素酸ナトリウム溶液(6%)を投入します。

 測定方法は、まずコントロールとして真水を計測します。次にプールの水を取水し専用ボトルに入れ、試薬(粉)をボトルに入れ測定機にかけます。表示された値が残留塩素(遊離塩素)です。


循環ポンプタイマー

循環ポンプ

 循環ポンプを1日数回動作させます。
 例えば6時、10時、14時、18時、22時に90分ずつ動作させます。深夜は騒音になるので動作を避けています。
 上記の設定でOnとOff合計10個のプログラムです。


排水ポンプ

 プール内の水は循環ポンプのフィルタや塩素(次亜塩素酸ナトリウム)では除去できない物質も蓄積していきます。
 対策として濃度を薄める方法があります。
 ある程度の水を捨てて、新しい水(水道水)を補充することで水を生き返らせる方法です。

 プールの排水穴から水を捨てる相当な時間がかかり、また忘れてしまうとすべての水が無くなります。
 そこでポンプを使って排水します。私たちが利用しているポンプは1トンの水を10分程で排水できます。循環ポンプ用のタイマーを応用すれば排水し過ぎずにポンプを停止することもできます。

 プールを撤収するときにも役立ちます。

 ポンプにホースを取り付けて庭に散水することもできるので、プール排水口から地面に流してしまうより『エコ』になります。




プールの購入

INTEXフレームプール

Amazon

 ネット通販ならばAmazonで各サイズが取り揃えられています。

 私たちの保有機種は4.5m×2.2mのタイプです。水位70cmで6,930リットル。子供が遊ぶには十分な水量です。

Costco

 コストコでも何種類か取扱いがあり、周辺アクセサリも店頭販売しています。





配電ボックス

配電盤

専用配電ボックスDIY

 循環ポンプを制御するタイマーは千円台と安価でありながら14個もプログラムを登録できる良い商品があったので、それを屋外で使用するために専用ボックスを製作しました。
 構成要素は防水ボックスと露出コンセントの2点です。実際には照明灯のスイッチやタイマーを通さずに使えるコンセントも設置したため写真ではビジーな状態になっています。

電気工事士免状

 この作業を実施するには電気工事士免状(経済産業省)が必要です。漏電で人が死ぬこともありますので素人作業はやめましょう。

作業1.材料準備

 最初に材料を準備します。Amazonかホームセンターで揃います。

ウォルボックス

 器材を収納する防水のボックス。

 プラスチック製のため加工がしやすく、下面は電線管用のノックアウト(穴開け)もできる。
 全体をエレガントに仕上げるならば電線管で配管配線することをお勧めします。

 外観の色や形が少し違ったタイプがあります。サイズは用途に合わせて変更してください。
 ブランドは例示した未来工業がスタンダードです。

露出コンセント

 ボックス内に取り付けるに適したコンセントです。

 カバーを外すとネジがあり、そのネジ部にVVFケーブルを取り付けるか、圧着端子を使って撚り線を取り付けて使用します。

 恐らくパナソニックがトップブランドだと思います。

 入数が多くなると単価は半額くらいです。

VVFケーブル1.6mm×2芯

 電源配線に使用します。電気工事士の国家試験でもお馴染みの電線です。

 電源の取出しがどうなるかによって端末処理が変わりますが、配線はVVFを使用するのが安全でしょう。
 VVFケーブルは屋外露出配線にも対応しています。屋側部に直接配線できます。

 電線管で配線される場合は、VVFケーブルの外装(灰色部分)を剥ぎ取ってIVケーブル状態にすれば管内の取り回しもしやすくなります。

ワンタッチコネクタ

 VVFケーブル同士を接続するコネクタです。

 電線被覆を剥いて、銅線部分を12mmほど露出して本コネクタに差し込みます。

 昔から使われている圧着スリーブでも接続可ですが圧着ペンチの用意が必要です。
 コネクタは差し込むだけなので専用工具不要です。

 接続本数により穴数の異なる商品を使います。1種類だけ買って無難に過ごすには3穴をお勧めします。


作業2.露出コンセント位置決定

 ウォルボックスを寝かせた状態で作業できるうちに露出コンセントの位置決めをします。
 使用するタイマーを露出コンセントに差込み、その状態でウォルボックス内の取付位置を探ります。
 ボックス内にタイマーが収まること、循環ポンプの電源プラグがタイマー側面のコンセントに差し込めることを確認します。
 位置を決めたら印をするか、升目の位置を覚えておきます。


作業3.VVFケーブル接続

 露出コンセントの正面カバーを外します。
 露出コンセント台座側の裏面を見て、VVFケーブルが通る部分を切り欠きます。ドライバーで通線部分を小突くと適当に割れます。
 VVFケーブルの灰色被覆を7〜8cm程剥き、続いて銅線被覆を12〜15mm程度剥いて銅線を露出します。
 白線をN側、黒線を他方に合わせて露出コンセントの裏側から配線し、銅線取付ネジの根本付近から表側に銅線を出します。露出している銅線部分をペンチでリング状に巻いて端子状に加工します。
 白線をN側端子になるようにネジ固定します。


作業4.露出コンセント固定

 VVFケーブルを取り付けた露出コンセントをウォルボックス内でネジ固定します。
 25mm程度の木ネジを使うと固定しやすいです。


作業5.ウォルボックス固定

 ウォルボックスを壁面に固定します。
 循環ポンプはプールの長手中央に位置しますので、ウォルボックスはなるべくその近くに設けると延長コードを使わずに安全に使用できます。
 壁が木製や家屋外壁であれば木ビスの38〜50mm程度の長さの物で固定できます。
 ブロック塀などであればコンクリートドリルとアンカを使用します。道具がない場合は角材を調達し、角材(材木)にウォルボックスを固定して角材を安定した場所に設置する方法をとります。角材は地面に突き刺す方法でも固定できます。


作業6.電源供給

 VVFケーブルを配線して電源を調達します。
 屋外の給湯器付近には防水コンセントが設置されている場合があります。門灯などはスイッチを介した電源になるので循環ポンプ用には適さない場合が多いです。
 防水コンセントは正面ネジを取り外してみるとVVFケーブルが差し込まれています。配線が1本であれば防水コンセントの送り配線用ポートにVVFケーブルを差し込むことで電源供給できます。配線が2本あり送り配線ポートが埋まっている場合はワンタッチコネクタを使って配線を分けます。
 電源供給が終わったら配線を固定して完了です。 


作業7.確認とセットアップ

 新設した露出コンセントに電気製品を差し込んで電源供給されていることを確認します。
 コンセントにタイマーを取り付け、循環ポンプをタイマーに差し込みます。
 任意のプログラムを入力して作業を完了します。




アクセサリ・オプション

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